黒猫のワルツ

軟禁以外に手はない

 

皆さんこんにちは

LUKAでございます

 

 

突然ですが

皆さんは『残業』好きですか?

 

 

私は『意味の無い残業は嫌い』

 

生産性の無い残業なんてどう考えたって無駄だし

やる事が無いならさっさと帰りたい

会社にとっても自分にとっても良い事なんて一つも無い!

 

 

「そんなの誰だってそうでしょう!?」

 

という声が上がる気がするし

私自身も以前はそう思っていた

 

 

だけど

 

世の中には

無駄に残業をする人たちが数多く存在している

 

 

以前勤めていた会社には

そりゃーもうたくさんのそういう人たちが居た

 

日中だらだら仕事をしていて

そのまま残業に持ち込んで

やっぱりだらだら仕事をする

 

 

あれには一体何の意味があるのだろうか・・・?

 

残業代が欲しくてやっているんだろう

なんて言う人が居るけれど

残業代欲しさにそこまでするなんて

私からすると信じられない・・・

 

残業代 < 私生活 だろ・・・!!!?

 

 

一刻も早く会社から出たいじゃん!!!?

 

朝一から全力でぶっ飛ばして仕事して

定時前に終わるような事があったら早退したいくらいだっつーの!

 

 

もちろん

 

 

そういう人に限って定時前に終わるなんて事はありえないんだけど・・・

 

 

『朝一からずっとぶっ飛ばしても残業になるくらい仕事量が多い人』

『大した量でもない仕事をだらだらやって

 (または無駄な作業をやって)残業をする人』

 

これの割合は以前の会社だと

 

圧倒的に後者の方が多かった

 

 

もちろん

仕事の優先順位を決めて動く事が苦手な人も居て

そういう人も当然残業になっていた

 

どうして忙しい時期に

わざわざ今やらなくても良い事やるんだろうね・・・

ドMなのかな・・・?

 

 

こうなってくると会社としては

「残業するな!」って言いたくなるじゃないですか

 

無駄な残業をしている人たちを見て

「残業するな!」って言う

 

すると

無駄な残業をしている人たちは口を揃えて

「残業するなとか無理~」

と大騒ぎをし始める

 

その大騒ぎで日中の時間を浪費して

残業をするのだ

 

 

あの人たちは『残業』というものが大好物だから

「残業するな」すらもネタにして残業しちゃう!

 

ある意味凄い才能である

 

 

そんな人たちのせいで巻き込まれた

やむにやまれぬ残業を余儀なくされている人たちも

更なるスピードアップを迫られた訳なんだけれど

 

誰もが全員

仕事量は同じでシステムも同じ中

残業を減らそうとするもんだから

 

当然のように自分の仕事を誰かに振る

という暴挙を始める訳ですよ

 

 

まるで地獄

 

 

仕事の押し付け合いをする大人たちの何と醜悪な事よ・・・!

 

 

私はよくこういう事に巻き込まれて

その度に必死にマクロを組んでは

自分の仕事の負担を減らそうとやっていた訳なんだけれど

 

まぁー残業なんて心底大嫌いだった

 

 

意味のある残業だったから受け入れていたし

文句を言った事も無かった

 

誰かがやらねばならぬ状況下で

転がりに転がって私の所に回ってきてしまったのなら

私の所で受け入れましょう精神

 

文句ばっか言ってても始まらないしな!

 

 

 

そんな具合で

転がってきた仕事を大人しく受け入れる人たちも一定数は存在していた

 

上からは「残業するな!」と怒られるけれど

それも含めて全部受け入れる

 

 

私だって言ってみたかった

 

「残業も休日出勤もしたくねぇ!!!

 毎日仕事帰りに山へ行きたいし

 休みの日には海へ行きてぇんだよ!!!」

 

 

でも

言えないのが社会ってもんじゃないですか・・・?

 

これを言いたくて言いたくて仕方ないけれど

グッと堪えている人たちは多いと思う

 

誰かが「残業したくない!」と言っているのを見て

(こっちはお前のその分の仕事が回ってきて残業なんだよ・・・)

と内心思いながらも堪えている人たちは多いはず

 

本来であれば

その『残業しなければ処理しきれない仕事』を処理する為に

人手を増やすとか画期的なシステムを導入するとか

そういった工夫を会社が率先して取り入れていかなければならないんだけれど

それがままならなかったら

今居る人たちと今あるシステムでどうにかこうにかやらねばならない

 

工夫だけじゃどうにもならんほどの仕事があるなら

それはもう・・・残業&休日出勤だよね・・・

 

 

仕事があるなら残業も致し方なし!!!

 

 

 

そして

定時で帰れるようになった今の会社である

 

 

びっくりするほど皆定時で帰る

 

17時になったらあっという間に会社内が真っ暗になるし

誰の勤怠管理をやっていても

月に15時間以上の残業になっている人なんて一人も存在しない

 

 

信じられねぇ・・・

こんなホワイトな会社がこの世に存在していたなんて・・・!

 

私が今まで見てきた世界は一体何だったんだ・・・!?

 

 

 

もちろん私も定時で帰るし

17時になっても帰らない人たちが居ると

社長が大きな声で皆に向かって

「17時だぞー帰れよー!」

と声を掛けている

 

働き方改革に一生懸命に取り組んでいる会社である

 

 

しかし先日

同じ現場で作業をしている他の会社の人が事故を起こした

 

それがあって

私が働いている会社も

速やかに安全対策について話し合いをしなければならなくなった

 

その会議開始時刻は

 

 

17時!!!

 

 

17時までは通常通りに作業を行わなければならないから

作業員さん達が帰社してから話し合いを行う事になったのだ

 

 

まぁ・・・これは仕方ないよね?

 

現場での作業切り上げて話し合いするぞー!

なんてなったら

今度は工期が間に合わなくなる可能性だってある

 

この残業は致し方なし!!!

 

 

と思っていたんだけれど

 

 

16時55分に

 

 

びっくりする事件が起きた

 

 

男性1「はぁ!!!?

    何時から話し合いだって!?

    もっかい言ってみろや!」

 

監督「えっ・・・だから17時から・・・」

 

男性2「はぁぁあ!?

    無理っす!俺かえっから!」

 

男性1「なんで17時からよ!!!

    ふざけんなよ!!?」

 

 

えぇぇぇえーーーーー!!!?

 

そんなバカな・・・!!!

 

 

文句を言っている人たちは

いつもきっちり17時で退社しており

月の残業時間が0時間!

 

事故が起きたから仕方なく

ほんっとイレギュラーな残業の指示

 

だけどこれは必要不可欠だし・・・

 

数か月に一度の1~2時間の残業なんて

別によくね・・・!!!?

 

 

私「・・・・・・・・・(唖然)」

 

 

もしや何かの冗談なんじゃなかろうか?

そんな気持ちも芽生えながら

その様子を見守る私

 

きっとこれは何かの冗談よ・・・

 

 

監督「でもうちも見直さなきゃならない所あるし・・・

   〇〇会社と同じ事が起きないとは言い切れない・・・」

 

男性1「んな事やってられっかよ!

    いつも通りやってりゃいいんだろ!!!?」

 

監督「いや・・・だから・・・

   いつも通りだと問題があるから・・・」

 

男性3「帰りまーす(玄関に向かって歩き出す)」

 

監督「えっ!?いやちょっと・・・!」

 

男性2「はー疲れた

    ちょっとお前傘持ってるー?(玄関に向かって歩き出す)」

 

男性1「17時からなんかにすっからだろ!!?

    残りてぇ奴らだけでやってな!!!」

 

監督「いやいや!ちょっと!?」

 

男性1「ったくふざけやがって・・・

    帰ってビール飲みてぇんだよ!(玄関に向かって歩き出す)」

 

 

えぇーーーーー!!!

 

男性1

一番文句言ってたから

文句言うだけ言って仕方なく残るのかと思ったのに

文句言うだけ言って帰って行くパターン!!!?

 

 

すげぇぇぇ・・・!!!

 

 

誰もが皆

言いたくても言えずに堪えている言葉を

これほどまでにはっきりと口に出す人たちを

私は生まれて初めて見たかもしれない・・・!!!

 

『帰ってビールを飲みたいから残業拒否』とか

どんだけ自分の欲求に素直だよ・・・!

 

いっそ羨ましいまであるわ・・・!!!

 

 

しかもこの3名

 

年齢は40~50代

 

若いからどうだとかこうだとか

そういう問題ではない

 

 

その後も

「これから話し合いするよ!」

と言っているのに続々帰って行く作業員さん達

 

 

な・・・なんだこれは・・・

 

これは・・・良いのか・・・・・・?

 

 

ホワイトな会社がホワイトであり続ける為には

ここまでせねばならぬのか・・・?

 

 

 

そして

ポツンと残った数名の男性たち

 

その数なんと

 

4名

 

 

20人くらい居るのに

たったの4人しか残らなかった

 

 

その様子を見て

 

 

思わず笑いがこみ上げる

 

 

私「・・・・・・・・ぐふっ」

 

監督「・・・・・・・・えっ?」

 

私「あっ・・・いやすみません・・・

  あの・・・

  あのくらいの年代の方々があんなにもはっきりと

  「残業したくない!」とごねて結局本当に帰って行く

  なんて光景生まれて初めて見たものでつい・・・

  凄いなと思って・・・ははっ」

 

監督「たまにこういう重要な話し合いがあって残業指示しても

   いっつもあぁなんだよ・・・!

   残業代も出すのにどうして・・・!

   でも聞いてくれる!?

   16時とかから始めるじゃん!?

   だとしても開始10分で貧乏ゆすり始めたり

   持ってるペンかんかんやり始めたり

   でっかい溜息ついて時計見たりして凄いんだよ!!?

   ねぇルカさん!どうすればいいと思う!!?」

 

私「・・・・・・・・・・・・・」

 

 

どう・・・すれば・・・・・・?

 

どうってそんなの・・・・・・

 

 

 

拘束椅子に張り付けて会議室の隅っこに置いておく

 

 

っていうのはどうですかね!!!!?