黒猫のワルツ

仕事中にこんな事してて怒らない・・・?

 

皆さんこんにちは

絵を描く事が大好きなLUKAでございます

 

 

そう!

 

私は絵を描く事が大好き!

 

文章を書く事も大好き!

 

ホワイトボードにホワイトボードマーカーで字を書く時だけ

驚きの美しい字を書ける!

 

美術をやっていたお陰か

色の組み合わせなんかがちょっと得意!

 

レジンやガラスであれこれ作るの楽しい!

 

電気製品の分解&組み立て夢中でやっちゃう!

簡単な修理ならお手の物!

 

 

・・・とまぁ

『普段口に出した事が無い』

人よりもほんのちょっとだけ得意な事を挙げてみた

 

 

そう

 

普段こういうのって口に出す事が無い

 

ブログの中では声を大にして

これらを言うけれど

あっいや

ホワイトボード云々とかは言った事なかったか

 

 

まぁブログの中では

ありのままの自分の全てをさらけ出しているので

そういう事もどんどん文章にしていく

 

 

昔は三度の飯より絵を描くのが好きだったよ!

 

今はブログがあるから絵を描く暇が無いだけだよ!

 

 

でも

 

リアルの世界というか何というか

現実での私は

これらを口にする事は一切無い

 

 

何なら

「そういうの出来る?」と聞かれたら

「いやーあんまり得意ではないですねー」

とか言っちゃう

 

 

でへー!

 

知らんぷりー!

 

 

何でこれらを口にしないのかっちゅーと

 

私はこれらを

私の武器にしたくはないんですよね

 

これらの物事でお金を稼ぎたいとか

これらの物事を自分の職業にしたくはない

 

あくまでも趣味の域でとどめておきたい

という気持ちが非常に強いし

 

そもそも

絵や文章

その他諸々に関しても

「私が一番!」と思っていないから口に出せない

っていうのがある

 

凄い人は本当に凄いから!

 

そういう人たちを目の当たりにしてきた私としては

私のそれらは才能と呼ぶには遠く及ばない

『好きこそものの上手なれ』の範疇でしかない

 

だから胸を張って「得意です!」とか「好きです!」って言えないのね

 

 

なので

履歴書を書く時でもそうなんだけれど

これらにはマジで一切触れない

 

面接の時にも口にしないし

趣味を聞かれて答えるとしたら

『映画鑑賞』

これである

 

嘘ではないからね!!?

 

映画に関しては邦画じゃない限りは

どんな質問を飛ばされてもある程度答えられるくらいには詳しいし

観た事が無い映画のタイトルだって暗記している

 

 

でも

絵や文章については

何か聞かれても適当に濁してかわす

 

 

 

なんだけど不思議な事に

 

今まで働いてきた

どこの職場でも

私はこれらをやらされる状況に陥っている

 

 

まぁーーーこれが不思議なんですわ・・・!

 

 

寿司屋に居た時は

 

高校生のアルバイト時代に

間違って消してしまったホワイトボードに

文字を書かされたのが発端

 

一度書かされた結果

それが私の担当業務になった

 

ほぼ毎日シフトが入っているので

夜の閉店後に翌日のお勧め商品を書かされる

 

そして絵を描かされるようになったのは

店長からの突然の「イカ描いて」

 

イカ・・・!?

イカなんか描いた事ねぇよ・・・!

はぁぁあ!?イカぁ・・・!?

 

 

そこで私が想像したのは

水墨画のようなタッチのイカ

 

それを想像しながらリアルなイカをホワイトボードに描き上げた結果

 

一押し商品の絵も描かされるようになり

ホワイトボードマーカーの色が増えた

 

黒しか無かったのに

赤やら青やらも買ってきてくれちゃった・・・

 

 

くっそ・・・!

 

こんな事やるつもりじゃなかったのに

どうしてこうなったんだ・・・!

 

 

でも昔っからなんでか

私に画材的な物を買い与えてくれる

&絵を描く時間を与えてくれる人は大好きだ・・・!

 

 

店長好きーーー!!!

 

 

 

そしてガラス工房

 

ここでは入社初日に

「こいつをどこに配置するか」を見定める為に

ざっといくつかのガラス作品作りの体験を行わされる

 

そこで見事な蝶々の細かい柄が入った灰皿を作り出した私は

その日からサンドブラストの工房を任される事が決定した上に

 

店内に貼られているポップを全部作り直す事を指示され

 

仕事の合間合間でポップを作り続け

ようやくそれが終わったと思ったら

 

店の看板的な物まで作らされ

 

店の近隣の地図作りまでやらされた

(建物は全て手書き)

 

 

おっかしいなぁ・・・!

 

こんなはずじゃなかったんだけど・・・!!!

 

 

でも社長も店長も

私にいつだって画材を大量に買ってきてくれて

「好きなの好きなだけ使って良いよ!」と言ってくれる・・・

 

 

くっそぉぉぉ・・・!

腑に落ちねぇけど好きだぁぁああ!!!

 

 

 

今度はちゃんとした仕事がしたい!

 

私にとって絵を描く事やその他諸々は

あくまでも『遊び』の認識が強くて

会社で絵を描いている最中の罪悪感と後ろめたさが凄い・・・!

 

 

絶対に絵を描くなんて事態に陥らないようにしなくちゃ!

 

 

 

そして事務職に就いた私は

何年もの間絵を描かされない

求めていた『ただの事務員』になっていた

 

あれは・・・そう・・・

部署を異動して

現場管理を行う部署に配属されてからの事だった

 

 

きっかけは

部署内の男性から依頼された

「現場に飾るポップ作ってよ!」

 

またかぁー

 

手抜きをして酷い物を作るという事も頭をよぎった

 

だけど

それはちょっと出来ない・・・!

 

後ろめたさをめちゃくちゃ感じながら

本気でポップを作る

 

 

結果

 

「現場のマスコットキャラクターとかあったら楽しいね!

 ちょっとなんか描いてよ!」

という無茶ブリをされ

 

誰もが皆PCをカタカタカタカタやっている会社の中で

絵を描くなんてとてもじゃないけれど

罪悪感が凄まじ過ぎて出来る気がしないので

自宅のPCを使ってマスコットキャラクター案を2つ作り

提出した

 

 

そこから

怒涛のポップ作成依頼が入るようになった

 

 

こんなはずじゃねぇんだよ・・・!!!

 

 

どうして!?

 

「マスコットキャラクター描いて」とかそういうセリフって

誰にでも言うセリフじゃなくね!?

 

少なくとも私は

誰かにそんな無茶苦茶な依頼をした事が無い

 

 

だって

 

絵って誰でも彼でも描けるもんじゃないじゃん・・・?

 

 

描かせた結果

想像を絶する酷い物が出来る可能性だってある訳だし

いや・・・まぁ・・・

自分がそういうのが苦手だと自覚している人は

「無理です」って断るんだとは思うけれど

 

こう・・・

ポップに向いた絵を描けるかどうか

っていうのにもかなり大きな差があるじゃないですか

 

絵を描くのが得意だったとしても

ポップ向きじゃないイラストを描く人も居る

 

 

そういう人に「キャラクター作って!」とか言っちゃったら

後々大変じゃない?

 

イメージしてたのと全然違うの出来てきた!

だけどせっかく描いてくれたから使うしかない・・・

 

みたいになるのも嫌じゃない!!!?

 

 

それを考えると

相手が断る断らないは別として

「描いて」ってセリフ自体を誰かに安易に告げる

って事自体がちょっと理解出来ない

 

 

事務員として入社したはずなのに

どうしてこうなったんだろう・・・

 

ただの無料素材を使って作ったポップから

どうして「マスコットキャラクター作成」を依頼される事になったんだ・・・?

 

 

皆は私の何が見えているのだろうか・・・

 

 

 

そ・し・て!!!

 

今の会社である

 

 

もーほんっと隠してた!

 

事務員として働きたかったんだもん!

 

会議資料やら何やらの文書の見直しやら修正は

何故か依頼されてやるようになったけれど

 

絵の方は一切バレていなかった

 

張り紙やなんかを作り直す時だって

細心の注意を払って

センス的な物が一切出ないような

白黒メインの単調なものを作るようにしていたし

 

「合いそうな色を選ぶ」みたいな事に関しては

「いやぁそういうの自信なくて~センス無いんですよ~」

と言って

いつだってまともさんに相談していた

 

 

 

絵とか色とか全然分からないんですよ!!!

 

美術!?

あっそういうの駄目なんです!

センス無くてねぇ!

 

脳筋なんで文系はちょっと!!!

 

 

なのに

 

先日唐突に突き付けられた言葉がこれだ

 

 

まとも「ねぇこの玄関とこにさ

    手書きでも良いから可愛い感じで

    ここ目立たせる文章書いて

    可愛い女の子の絵でも描いて看板みたいなの作ってよ」

 

 

・・・・・・・・・はぁ!!!!!!?

 

 

びっくりした

 

ほんと

どこからそういう発想が生まれたのか

全く理解出来なかった

 

 

私はこの会社では

絵を描く事や文章を書く事や

文字を可愛く書く事をしたくはなかった

 

事務員の仕事はこう・・・

もっと別の所にあると思うんですよ・・・!

 

絵を描くのが仕事です

って人は別として

事務員の私が勤務時間内に絵を描くとかふざけてるでしょう・・・!?

 

※私は絵を描く事を『楽しい遊び』としか思っていないから

 とても『仕事』としてお給料を貰える物ではないと認識してしまっている

 

 

私「お・・・女の子の絵・・・ですか・・・!?」

 

まとも「そう

    なんか適当でも良いから描いて~」

 

 

適当!!!?

 

適当に可愛い女の子の絵・・・!?

 

 

私が幼稚園児の頃に描いてた感じのタッチで良いですか・・・!?

 

 

マジで悩んだ

 

自分の席へ戻って事務仕事をしながら

どうしたもんかと考えた

 

 

20歳の女の子だってそこには居たのに

何故私だったんだろうか

 

絵を描く事が好きだという事は

ただの一度だって匂わせた事が無いのに

何故唐突に白羽の矢が立ったのだ・・・???

 

普通言わないよね・・・!?

 

言うの!?

 

いきなり絵が上手か下手かも分からない相手に

「絵描いてよ!」って言う!!!?

 

そもそも「看板みたいなのを作る」って事自体

普通の人には出来ないやつじゃね・・・?

誰でも彼でも出来るものじゃないと思うんだけど・・・

 

 

考えられるとしたら

 

 

実は今の会社の社長が

 

 

ガラス工房の社長とめちゃくちゃ友達らしいのだ

 

 

そしてまともさんも

そのガラス工房の社長夫婦と親しいらしい

 

 

ガラス工房の社長から何か聞いたとしか思えねぇ・・・!

 

 

じゃなきゃこんな事態は起きえないんだよ・・・!

 

くっそぉ・・・!!!

 

 

その日は「絵を描いて」と言われた事を

まるで忘れてしまったかのように過ごしていた私

 

 

しかし

 

翌朝

 

 

まともさんが大きな袋を抱えて私の所へ来た

 

 

まとも「色々買って来たんだ~

    ちょっとこの中にあるの好きに使って良いから

    可愛いの作って~」

 

私「えっ・・・!!」

 

 

袋の中を覗き込むと

 

そこには色とりどりの画用紙やらペン

プラスチックで出来たボードやら

色鉛筆やら可愛い画鋲やら可愛いテープ

木工ボンドやらカッター板がぎっしりと入っていたのだ

 

 

私「ふえあぁぁぁぁーーーー!!!」

 

まとも「使えそう?」

 

 

使えるなんてもんじゃないよー!

 

何これ超わくわくしちゃうんですけどーーーー!!!

 

 

私「えっえっ!これ使って良いんですか!?」

 

まとも「もっと色々欲しかったらまた買って来るー

    とりあえずこれで出来そう?」

 

 

ここまでして貰ったら・・・

 

出来ないなんて言える訳ねぇじゃん!!!

 

 

 

そんな訳で

 

会社の玄関にドーーーーン!とめちゃくちゃ目立つ

 

まともさんをベースに描いた女の子のキャラクターが付いた

素敵なボードを作成した私

 

作成にかかった時間

 

 

何と

 

 

6時間

 

 

6時間もの間

依頼された物を貼り付ける場所をメジャーで測ったり

プラスチックのボードを切ったり貼ったり

ドリルで穴を開けてそこにネジを通して固定したり

飾りをボンドで張り付けてコーティングしたり

 

とにもかくにも工作をやっていた

 

 

何しに会社来てるんだろう

 

 

今日私

めっちゃ遊んでる!!!

 

遊びに会社来ちゃってる!

 

休憩なんか要らないってくらい楽しいぃぃーーー!

 

 

私「出来たので確認して頂いてよろしいですか?」

 

まとも「うん?うん~・・・

    ・・・・・・・・は!?

    うわすっご!やばー!えぇっ!?」

 

私「良さそうですかね・・・?

  これ一応まともさんなんですけど!」

 

まとも「あたしこんな可愛いか!!?

    えぇ軽い気持ちでお願いしたんだけど

    こんな凄い事になると思わなかった・・・!

    えっ得意なの!?

    そういう会社に依頼したみたいになってんだけど!

    はぁぁぁーーー!?」

 

 

えっ

 

得意っていうか

こういうのをやらせるべき相手だと認識していたから

頼んだんじゃなかったの・・・?

 

 

私「えっ・・・

  あの・・・

  嫌いじゃないです・・・けど

  それを見抜いた上で言ったんじゃなかったんですか・・・?」

 

まとも「いや・・・なんとなく・・・

    出来るんじゃないかなーっててきとーに・・・!」

 

私「てきとーーー!!!?

  てきとーであんなに色々買ってきてくださったんですか!?

  無駄になるかも知れなかったのに!?」

 

まとも「変だったら外して捨てればいっか

    って思ってたー!あはははっ!」

 

 

ひっど・・・

 

 

まとも「あっ!ちょっとしゃちょーーー!!!

    早く!早く来て!!!

    ルカさんやばい!」

 

社長「あん?何よ・・・

   ・・・・・・・・はっ!?

   うわっ!やばっ!!!

   えっどういう事!?

   これルカさんが作ったの!!?」

 

まとも「やばいよねー!

    ちょっとびっくりしちゃったんだけど・・・!

    聞いて!これもこれも100円均一で買ったやつなの!

    こういう形にくりぬいて使うと思わなかった!」

 

20歳「えっ何これ!!!

    なんかやってると思ってたけど!えっ!

    こんなの普通に作れるの!?

    なんで!?」

 

私「・・・・・・・・・・・・」

 

 

どうせバレてるなら本気でやったるわ!

みたいな気持ちでやったのに

 

誰一人として気付いてもいなかったパターン・・・!!!

 

じゃあなんで頼んだんだよ・・・!

マジかよ・・・!!!

 

 

社長「ちょっとじゃあさ!!!

   うちの会社のマスコットキャラクター作ってよ!

   男の子と女の子2人セットみたいな感じで!」

 

まとも「えっじゃあ待って・・・

    ちょっとあっちにも作って貰いたい物ある・・・」

 

私「・・・・・・あははは・・・」

 

 

く・・・・・・・・・

 

 

くそぉおおおおおおおおおおおおー!

 

 

画材を買い与えられると本気でやっちゃうこの性格が憎いぃぃーーー!

 

 

 

でも

 

 

色々買ってきてくれたまともさん

 

 

 

めっちゃ好きぃぃーーーーーーーーーー!!!