黒猫のワルツ

電話に怯える私たち ~その2~

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

 さて

本日は昨日の記事の続き!

 

 

どうにかこうにか作業員さんの了承を得て

翌日10:15きっかりに訪問して貰える事になり

 

20歳の女の子が

「受けたの自分だし最初に質問されたの自分だから・・・!」

と根性を見せて

自分で電話をかけた

 

 

しかし

 

 

何故か私が答えた

「請求書はいつ届くのか」

「支払いはいつ行えばいいのか」

「銀行口座は」

「誰が来るのか」

等々の質問を再びされ

 

15分以上電話で捕まった

 

 

20歳「やっと切れた・・・・・・・!」

 

私「なんか・・・同じ質問されてた?」

 

20歳「そう!!!

    ルカさんが答えてたやつまた最初っから質問されたの!

    なんなのこれ!!!?」

 

 

しかしまぁ

とりあえずこれでもう電話がかかってくる事は無かろう

 

 

何度もかかってくる電話に怯える一日だったけれど

明日修理が終わってしまえばもう二度と怯える必要も無いさ・・・

 

 

 

そして

 

 

翌日

 

 

トゥルルルル!

 

 

ナンバーディスプレイを見た私たちに衝撃が走った

 

 

私「!!!!!!!!?(バッ!)」

 

20歳「!!!!!!!!!?(バッ!)」

 

 

ナンバーディスプレイを見たその次の瞬間には

PCの時計の表示に視線を向けた私たち

 

 

10:15!!!!!

 

 

私「やべぇ10時15分だぞ!?」

 

20歳「まさかまだ行ってないの!!!?」

 

 

この時間にこの電話番号から電話がかかってくる

って事は当然そういう事なんでしょう・・・!

 

 

くっ・・・!

 

 

20歳の女の子には辛い思いをさせられねぇ!

 

そう思った私は

シュバッと受話器に手を伸ばした

 

 

私「おで」

男性「ちょっとすいませんけどねぇお宅昨日うちに10:15に来て頂けるって言ってたのにまだ誰も来ないんですよどうなってんですかね一体あ私〇〇っていう者なんですけど分からない訳ないですよね話ちゃんと伝わってるんですかねぇどうなってるのか今すぐ答えて頂けますか」

 

 

電話に出ている私の横で

かなり焦った様子でスマホを操作し

作業員に連絡を取ろうとする20歳の女の子

 

 

私「まだご訪問しておりませんでしたか!?

  大変申し訳ございま」

男性「それはいいんだけど10:15ですよね今違いますか何時何分に来るんですか」

 

私「至急訪問予定の担当者に連絡をと」

男性「そんなの当たり前でしょう30秒待ちますからすぐ連絡ください」

 

 

プツッ

 

ツーーーー

 

ツーーーー

 

ツーーーー

 

 

私「おぉなんと寛大な!

  30秒の猶予を頂いたぞ!!!(爆笑)」

 

20歳「ちょ・・・30秒!?30秒って!出ない出ない出ない電話に出ないなんでなんで!!?(錯乱)」

 

私「あの人うつってるじゃん・・・

  落ち着きなよ・・・」

 

20歳「逆にルカさんなんでそんな落ち着いてるの!?」

 

 

あの人と同じく焦った所で

何も状況は変わらないからだよ・・・

 

今は出来うる限り最大限の事をやっている真っ最中なのだから

これ以上はどうもならん・・・

 

 

20歳「あっ!もしもし!?今どこ!?

    〇〇10:15から電話きたんだけど!」

 

 

江頭2:50みたいじゃん

 

 

20歳「はぁぁぁ!!!?なんでそんな所に居るの!?

    やばいって!絶対今またすぐ電話くるから!」

 

私「どこに居るの!?」

 

20歳「はぁぁぁぁあああ!!!?

    ちょマジ何やってんのあんたぁ!?

    お、お腹痛くて自宅帰ってトイレに居るって!!!」

 

私「・・・・・・・・・・・

  家どこ」

 

20歳「この人△△町!」

 

 

全力で頑張って10:30か・・・

 

終わったな・・・

 

 

その次の瞬間

 

 

トゥルルルル!

 

 

私「はい(諦めた)」

男性「ちょっとどうなったんですかもう30秒経ったのにまだ連絡」

私「もぉおおおし訳ございません!!!!!」

 

 

こうなったら

 

お前よりも速く!

 

お前よりも強くだ!!!!!

 

 

男性「いや」

私「大変申し訳ございませんお客様!!!現在もう一人の者が担当者と連絡を取っているのですが前の作業の時間が押しておりどんなに急いでも10:30頃になるかと思われます!!!」

男性「はぁそれ」

私「たいっへん申し訳ございません!!!!!!!!!」

男性「・・・・・・・・・」

私「担当者にはこちらから時間厳守を言って聞かせますが昨日お伝えした通り修理の内容によっては時間が押す場合もございます!どうぞご理解くださいませ!!!」

 

男性「・・・・・・・・・まぁ」

私「10:30には必ず!必ずご訪問させて頂きます!!!もし10:30が不可という事でしたらまた別の日に改めてご訪問させて頂くかキャンセルして頂いても構いませんがいかがいたしましょうか!!!?」

 

男性「はい・・・いえ・・・じゃあ10時さんじゅ」

私「はいありがとうございます!!!!!ではその旨担当者にお伝えいたします!どうぞよろしくお願いいたします!!!それでは失礼いたします!」

 

 

ふぅ・・・

 

やってやったぜ・・・

 

 

20歳「ルカさんが10時半って言ってくれたから!

    絶対10時半に行って!!!?

    絶対だから!!!

    じゃないとその場で包丁振り回されるかもしんないよ!?」

 

 

20歳の女の子もまた

作業員の男性と戦っている

 

どうやら結局作業に行く事になったのは

まだ若い20代前半の男の子になっていたらしい

 

何も無いといいね・・・

 

 

 

これでもう本当に終わりだろう・・・

 

 

 

トゥルルルル!

 

 

私「はぁ!!!?」

 

20歳「ちょっ・・・」

 

 

時計を見ると

10:30!!!!!

 

おい・・・ちょっと待てよ・・・一体どういう・・・

 

 

私「はい」

男性「あ今お宅の作業員さん来て状況見て貰ってますから以上報告でした」

 

私「えっ・・・あっはい

  ご丁寧にどうも・・・ありがとうござい・・・ます・・・???????」

 

 

ブチッ

 

 

ツーーー

 

ツーーー

 

ツーーー

 

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

20歳「えっ・・・な・・・なに?」

 

私「お宅の作業員さん今到着して見てくれてますって報告を・・・

  ホウレンソウ完璧過ぎかよ・・・」

 

20歳「・・・・・・・・・えっ」

 

 

いや

でも作業員が到着したのだ

もうこれで本当に最後さ

 

いやー本当に変わった人だったなぁ

 

世の中にはいろんな人が居るも

 

 

トゥルルルル!

 

 

私「はい(絶望しながら即座に受話器を取った)」

男性「今作業終わったんですけどこれ結局請求書は何月何日何時頃届けて貰えるんですかね支払いはどこの銀行口座にお支払いすればいいんでしょうか」

 

私「・・・・・・・・・・・・・」

 

 

イカれてる・・・!!!!!!

 

 

こうして

20歳の女の子と合わせると

3回目になる請求と支払いの説明をして

 

10分で電話を切った私

 

 

20歳「この人絶対独身だと思う」

 

私「多分眼鏡かけてて細くて背は割と小さいはず

  眼鏡上げる時こうやって手のここでこうやってクイッてやる」

 

20歳「後さぁ部屋の中絶対物少ないよね

    余計な物とか全然ないの

    テレビとソファ

    寝室にはパイプベッドとデスクと椅子と本棚

    後ねぇ壁かけ時計至る所にあってさぁ!

    ベッドの上にある時計だけ10分時間進んでる!」

 

私「同じガラと同じサイズのYシャツがクローゼットにずらーーっと並んでて

  靴下とか下着も全部同じガラ!!!」

 

20歳「絶対そう!!!」

 

私「腕時計見る時

  腕こうやってビッて真っ直ぐ伸ばして

  シャキーン!て肘曲げて時間見る」

 

20歳「間違いない!!!!!」

 

 

ひとしきり笑った私たち

 

 

そして呟いた

 

 

私「普通にホラーだったよな・・・」

 

20歳「一生この電話番号忘れない・・・」

 

 

世界中の皆さん

 

 

どうか

 

 

どうか心にゆとりをーーーーーーー!!!