黒猫のワルツ

さすがに可哀相になる

 

皆様こんにちは

今度は右足を2か所蚊に刺されたLUKAでございます

 

 

くあぁぁぁーーーー!

今年の私の血は大安売りかよー!!!

 

 

でね

 

あれだけたくさん買っても

ブユに刺された箇所には一切効果が無かった薬たちなんですが

蚊に刺された所には恐ろしいほど効いてます

 

フルコートという軟膏に関しては

「刺された!痒い!」→塗る→翌日にはもう痒くない

ってくらいのスピード感

 

 

やっぱりブユが強烈過ぎるんだよなぁ・・・

 

ともあれ

蚊に刺されて辛い!という方は是非お試しあれ!!!

 

 

 

さて

先日実家の母から

こんなご依頼があった

 

 

「家のお風呂

 追い焚き出来なくて爺さんが辛いって言ってるから

 あんたの会社で見て貰えない?」

 

 

ぶっちゃけ

 

ちょっと嫌だった

 

 

なんでかっちゅーと

家庭に仕事を持ち込むのは大いに結構な私だけれど

仕事に家庭を持ち込むのは大嫌いだからである

 

まぁ家庭って言っても私独り身なんですけど!!!

 

 

だってさーだってさー!!!

知り合いや家族が勤めている会社への依頼って

「気軽に頼めて便利!」かもしれないけれど

何かあった時に面倒じゃないですか

 

出来る限り自分の家族と会社の人間を接触させたくない

 

別に家族を見られるのが恥ずかしいとか

実家に来られるのが恥ずかしいとかそういう事じゃなくて

将来の事を考えると面倒な事も起きえるから嫌

 

 

あんまりにも嫌だったんで

「設置した会社が分かるならそこへ」

とか

「ボイラーの不調ならボイラーの会社へ」

とかあれこれ提案してみたんだけれど

 

母としては

「これ以外にも今後依頼するかもしれないから

 足がかりとして依頼したい」

っちゅー事だった

 

 

え?

 

それって私が万が一退職してからも依頼するって事?

それって両者共に気まずくね?

 

なんなら何かを修理して貰っているそのさなかに

私が『一身上の都合』というとってもいわくありげな理由で

退職するパターンとかもあるんだよね?

 

いやーなんだかなぁー

 

 

ってな訳で

 

ちょっとこっそりじっちゃんに

「私の実家なんですけど・・・」と相談してみた

 

最終的には絶対どうやっても皆にバレるんだけど

出来るだけ静かに事を進めようとした結果

直接じっちゃんに相談する方法しか無かった

 

なんかもー社長とかまともさんとかに先に話通したら

ぎゃーぎゃー騒ぎそうだし!

 

 

すると

 

 

じっちゃん「お、いーよ

      今から行く?」

 

 

すっごい軽いノリで引き受けてくれた

 

 

普段こういう依頼は面倒臭がるくせに

ほんっとすんなり!

 

ただ「今から」は困るんだよなぁーーーー・・・!

 

うちの母無職のくせにほぼ家に居ないから・・・!!!

 

 

じっちゃんに相談した翌日

じっちゃんは私の実家へ足を運び

あっという間に実家の風呂の問題点を発見し

その場でチャチャっと修理を行い

 

 

「ただでいいよ!」

と言ったらしい

 

 

会社へ戻ってきたじっちゃん

 

 

じっちゃん「行ってきたよ

      簡単だったからすぐ直った

      お母さん俺と同じ歳だってな!

      えっらい若く見えたわ~」

 

私「へぇ!」

 

じっちゃん「でさぁ

      こんくらいただで良いよって言ったんだけど

      まいったねぇ

      「それじゃ困る」って言い張ってさ・・・

      2千円だけ出張費って事で貰ってきちゃったよ・・・

      これでも安いとか言われてさぁ・・・」

 

私「え!?それだけですか!!?

  いやいやちゃんともっと技術料も取ってくださいよ!」

 

じっちゃん「いやいやいやいや!

      ほんっとすぐ直るようなのだったから!

      だから良いって言ったんだけどなぁ・・・

      いやぁ参った・・・」

 

 

じっちゃんの「参った」というセリフと

その表情を見て

 

察した

 

 

多分母も相当な頑固者だから

一切引き下がらなかったのだろう

 

いやまぁ良いんだけど

 

ほんとこういうのは社員の家族だろうが何だろうが

きっちりやって貰いたい気持ちがあるから

私としては2千円でも安いくらいだ

 

 

 

そして迎えた昼休み

 

休憩で家に帰宅しようと会社の玄関を開けた瞬間

 

 

 

私の目の前に

 

 

 

母が立っていた

 

 

私「・・・・・・・・ぇあ!!!?」

 

母「あっ」

 

私「んんん!!!?」

 

母「ちょっとこれ

  お茶買ってきた!」

 

 

母の手には

ペットボトルのお茶が入った箱が・・・!

 

 

私「なんっ・・・?」

 

母「安くして貰って申し訳ないからお礼言いに来た

  ちょっとこれほれ!持って!」

 

私「!!!!?」

 

 

重たい箱を突き出され

思わず受け取る私

 

 

えっ

 

お礼!?

 

 

母「ちょっとお礼だけ言って帰るから!」

 

私「えぁ・・・あ・・・じゃあ・・・どうぞ?」

 

 

まだ混乱状態の私

 

なんで?

 

なんで私の休憩とこんなにびったり合うの?

恐ろしいんだけど・・・!

 

 

仕方なく会社の事務所のドアを開けると

なんともまぁー最悪な事に

 

すぐ目の前に

会長夫人と社長が立っていた

 

 

社長「お?お客さん?」

 

私「あっ・・・あーーーー・・・・・・・・・

  母です・・・・・・・・・」

 

母「どうも娘がお世話になっておりますー」

 

社長「えっ!?お母さん!?なんで!?」

 

 

そりゃ「なんで!?」ってなるわな!

 

だってじっちゃんに修理の依頼した事すら

誰にも言ってなかったんだから!!!

 

 

私「実はかくかくしかじかで・・・」

 

社長「あーーーそういう事!?

   どーもどーも!

   ルカさんにはいつも一生懸命頑張って貰ってて!」

 

母「本当ですか?

  ちゃんと頑張ってます?」

 

 

いや

 

すまん

 

頑張るほど仕事ねぇから頑張ってるとは言えねぇわ

 

 

 

しかし母の行動力の凄まじさよ・・・

フットワーク軽過ぎだろ・・・!

 

こんなに動かれると私としては

『私が母の年齢になった時果たして私は同様に動けるのだろうか』

という不安が芽生えてくるから勘弁して頂きたい・・・

 

 

パパっと挨拶を済ませた母は

パパっと帰る事になった

 

帰るというか

 

まぁ・・・ね

 

これから遊びに行くらしい

 

 

母「あんたの駐車場遠いんだっけ?

  送って行こうか?」

 

私「やった」

 

 

会社のすぐ横の来客用駐車場に停めてあった

母の車の助手席に乗り込む私

 

 

母「さっきのが社長かい」

 

私「そう」

 

母「彼女だかなんだかがやきもち焼くの

  あの人かい」

 

私「そう」

 

母「・・・・・・・・・・

  それはあんた怒った方が良いと思うけど!!!」

 

私「えっ」

 

母「いくらあんたが独身でも

  あんな人とどうこうなんてありえないって!

  失礼だって言ってやったほうがいいよ!!?」

 

 

そ・・・

 

そうでしょーーー!!!?

 

 

まさに

「お前の男お前が思ってるほど良い男じゃねぇよ!?」

でしょーーー!!!?

 

 

母「いくらなんでもあれは酷いわ!

  あんたもバカにされたもんだね!

  あんなのとどうこうって疑われなきゃなんないの!?

  選ぶ権利あるわ!って言ってやんな!

  どんなに寂しくてもあれは無いわ!!」

 

私「・・・・・・・・・・」

 

 

あの・・・

 

 

母「まさかあんな酷いと思ってなかったわ!

  失礼しちゃうね!!!

  ふざけんなって言って怒ってやれ!」

 

私「・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

あの・・・母?

 

 

私は別に

 

 

そこまで言った事無いからねぇぇええ!!!!?