黒猫のワルツ

採る事を辞めるという選択肢が無い

 

皆様こんにちは

 

 

すっかり会社のトイレが恐ろしくなり

喉が渇いても飲み物を飲む事を我慢し

お昼休みに自宅に戻った時しかトイレに入れなくなったLUKAでございます

 

 

膀胱炎になったらお前ら

(スリッパに履き替えないエンガチョな連中)全員許さねぇからな!!!

 

毎日お前らの上靴の中にコバエ1匹ずつ入れておいてやる!

 

 

 

さて

先日こんなコメントを頂きました

 

「採れたてのキノコってそんなに美味しいの?」

 

 

美味しいんですよぉぉ・・・!!!

 

 

と言っても

落葉(らくよう)キノコ以外はどうなのかよう知らないのですが

まぁでも香りはどんなキノコも

採れたてが一番強いんじゃないんでしょうか?

 

実家でシイタケを生やしているんだけれど

それもやっぱり採れたてが一番瑞々しくて

香りも強くて美味しい

 

シイタケはグリルで焼いて醤油をかけて食べるのが最高よね!

 

 

ここでは落葉キノコについて語りますね

 

落葉キノコは

鮮度で相当食感が変わるキノコである

 

そもそも生えている時から

日数が経過したり

温度が高かったりすると『溶ける』んですよね

 

キノコはどれでもそうなのかなぁ?

溶けて地面と一体化してこその菌だからそういうもんなのか?

 

溶けるとどうなるかっちゅーと

 

当然食感が悪くなる

 

 

この季節になると

落葉キノコを売るお店もちらほら見かけるんですが

店頭に置いて時間が経過しているんで

やっぱりちょっと溶けている様子が見受けられる

 

 

長期保存ってなると

塩漬けか冷凍かになるんですが

これまたそういう事をやっちゃうと

解凍した時には歯ごたえが悪くなっちゃう

 

 

採れたての落葉キノコはシャキシャキしてるんだ・・・!

 

醤油で煮ようと何をしようとそれは変わらない

 

 

お味噌汁にすると

肉厚な身がふわっと口の中に広がって

その中に残るシャキシャキ感が溜まらない

 

つるっとした表面はなめこに良く似ているんだけれど

食感は全く別物だし

それより何より出汁が凄い・・・!

 

落葉キノコのお味噌汁を作って

キノコを全部食べ切った後の残り汁を

白飯にぶっかけて食べる猫まんまは最高!!!

 

 

とまぁ

ここまで落葉キノコの美味さを語った私ではあるのですが

 

 

正直

 

 

ちょっと飽きている

 

 

あれだけアホみてぇに山に入って採っておいて

こんな事言うのも何なんだけど

ちょっとね・・!

供給に需要が追い付いていない状態!

 

それは両親も同様

 

 

そもそもどうしてこんなにも私が

落葉キノコを採るようになったかっちゅーと

 

最初は本当にただの

「遠慮せずに食べられるようにしてあげたい」だったんですよ

 

 

私が子供の頃

家はあまり裕福ではなくて

生活保護を受けようと思えば受けられる

というレベルだった

 

そんな中で

車を所持していたのは父一人

 

父も母ももちろん共働き

 

そんな中

落葉キノコを採りに行けるのは

・両親がどちらも休みの日

・父が乗り気になった時

・落葉キノコが採れる数週間の間だけ

という厳しい条件が全て揃った時だけだった

 

 

そして更に言えば

私ままだ幼く

今のようにアホみてぇな速度で山を歩き回りながら

ばかすか落葉キノコを採れるような状態でもなかった

 

結果

『採取量が圧倒的に少なかった』

 

一年の間に1度か2度だけ

よく見知った他の人たちがよう入る山に

父・母・私の3人で入り

当時まともに収穫が期待出来るのは母のみ

 

 

なので下手したら

先日写真を載せた

 

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これ×3くらいの量しか採れていなかったんですよ

 

 

最高のタイミングで行く事も出来ず

質も圧倒的に悪かった

 

今だったら採っていない

または捨てているような

触ったら形が崩れて溶けるような物や

虫食いが酷くて食べられる所だけどうにか切り取る

みたいな物ばかり

 

 

それでもご馳走だったんですよ・・・!

 

私にとっては年に一度か二度だけ食べられる

落葉キノコの味噌汁が

とてつもないご馳走だった

 

 

だから

大人になった私としては

 

あのご馳走を皆にたらふく食べさせてあげたい!

だったんですよね

 

しかし母も母で

私がどんなに必死にたくさん採ってきても

「もったいない」

という言葉を漏らす

 

かつてご馳走だった落葉キノコが

『貴重品』という認識がいつまで経っても消えてくれない

 

 

そうか・・・

これだけあってもまだ遠慮無く食べる量じゃないのか・・・

だったらもっともっと採らなければ・・・!!!

 

 

 

結果

 

年々私の本気度が増して

今のような状況に陥った訳なんだけれど

 

今度は私たちの意識にこんな変化が起きた

 

 

『こんなにあると食べる気も失せる』

 

 

いやーーー贅沢な悩みですわ・・・!

 

 

人間ってダメですよね!

贅沢を知ると本当にダメ!

 

子供の頃はあんなにも食べたくて食べたくて

塩漬けにされた落葉キノコを見ては

「これは一体いつ食卓に出るのだろう・・・」

と思っていたというのに

 

今となっては

実家の業務用フリーザーの中にぎっしり詰め込まれているキノコを見て

「どうすんだよこれ・・・」

と思うようになってしまった

 

 

 

先日

 

 

母「ちょっともう入らないって!!!」

 

私「・・・・・・・・・」

 

母「もっと食べないとフリーザーに入らないから!

  必死に食べて!

  あたしこの間「そろそろ食べないと入り切らない」と思って

  凄い頑張って食べたんだから!」

 

 

「凄い頑張って食べた」だもんね・・・

 

かつてのご馳走は

気張らないと口に運べないくらいの食材に変化してしまった・・・

 

 

それだけじゃない

 

以前までは

「皆に遠慮無く食べて欲しい」という気持ちで採っていたのに

いまや私は

「誰にも収穫量で負けたくねぇ!」という気持ちで採るようになってしまった

 

 

いや・・・!

でもね!?

私の足や腰に万が一何かが起きたら

もうこれだけの収穫量は望めない訳なんですよ!

 

それを考えると

多めにストックを抱えておくのは悪い事じゃないし

むしろそう考えると「足りない」まである!!!

 

事実

歳を取って採れなくなった人や

その家族たちが

「落葉キノコ食べたいけれど高くて買えない!」

なんて言ってるのはよく聞く話である

 

私が採っている物より圧倒的に質が悪い物でも

6~7個くらいで800円とかしちゃうからね・・・!

 

そりゃー採れるだけ採っておきたくもなるわ・・・!!!

 

 

母「もうこれ以上採ってどうするの!?」

 

 

そんな事言いながら

あんただって夢中で採ってるじゃねぇか・・・!

 

あんたも結局

「食べるのも好きだけど採る方が好き」みたいなもんだろ!?

 

 

母「いやーどうしよ・・・

  本当に入らないわ・・・」

 

私「この肉食べちゃったら?」

 

母「・・・これ出すか・・・

  もう要らないわ・・・」

 

 

フリーザーの中身が

どんどん落葉キノコに浸食されていく

 

後ちょっとで

230Lはあろうかというフリーザーの

半分が落葉キノコで埋まりそう・・・

 

 

母「もうこれ限界だから!

  本当にこれ以上は無理だから!」

 

私「Hさん(兄)たちにあげなよ・・・」

 

母「だとしてももう入らないから!!!

  これ以上採ったらダメ!」

 

私「・・・・・・・・・・・・」

 

 

この日

帰宅した私は

 

 

パソコンを立ち上げ

 

 

 

業務用フリーザーを検索した

 

 

 

 

入らないならフリーザーを買えば良いんじゃないかしら!!!?