黒猫のワルツ

嘘じゃないから騙される

 

皆様こんにちは

 

子供の頃は

息をするように嘘をつくタイプだったLUKAでございます

 

 

嘘をつく相手はもちろん・・・

 

 

母!!!

 

 

もうね

母に怒られずに済む為なら

どんな嘘だってついた

 

そりゃーもう用意周到に

まるで嘘が真実であるかのように見えるよう

試行錯誤して下準備をして嘘に挑んでいた

 

 

要するに

 

私が嘘をつくのは

 

 

私が何か悪さをして

母に怒られるに違いねぇ!

って時だったって事ですね!

 

可愛いなぁー子供の頃の私!!!

 

 

ただ

歳を重ねるごとに

「嘘をつく意味」が無くなっていき

「嘘をつく必要性」も失った私は

すっかり嘘のつき方を忘れてしまった

 

 

ただ

 

私は『元嘘つき』として

これだけは言える

 

 

他人の嘘にも騙されないぞ・・・!

 

 

人それぞれだけれど

人が嘘をつく時って何かしらの合図みたいなものがある気がしている

 

嘘をつき慣れている人でもそれは同じ

 

普段から会話をする時に

その人の眼球の動きや手の動き

そういった全ての動作にばかり目を向けていると

嘘を見抜きやすくなる気がする

 

 

私の場合

そういう所ばっか見てるから

顔を覚えられないってのもある気がするけど

 

 

 

しかし最近私は

騙されまくりで困っている

 

いや実際には

勝手に私が騙されているだけで

相手は私を騙そうとなんてしていないのだけれど・・・!

 

 

これは

今の会社に入社してからまだ僅か2か月ほどの時の事

 

 

20歳の女の子が

その場に居ない人のデスクの引き出しを盛大に開けた

 

 

ガラッ!

 

 

そして

引き出しの中を勝手に漁り始める

 

バサバサバサバサッ!

 

 

私「・・・・・・・・・・

  勝手に開けて良いんですか・・・?」

 

20歳「え?良いよ?

    だって居ないんだもん」

 

私「・・・そういうものなんですか?」

 

20歳「誰の席でもその人が居なかったら開けて探して

    皆戻って来るの17時過ぎじゃん

    会社に顔出さない人も居るし

    じゃあどーすんのってなるじゃん」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

 

そう・・・か・・・

 

何というか

これまで私の中の常識というか何というかでは

例えその時その場にそのデスクに割り当てられた人が居なくても

勝手に引き出しを開けるのはあまり良い事ではない

と認識していた

 

共有で使用する物がそこに入っていて

「居ない時は勝手に開けて持って行って」

とか

「ちょっと探して欲しい物あるから私の引き出し開けて!」

とか

そういった事情で許可を貰っているのなら別だけれど・・・

 

 

だけど

この会社の場合

9割の人たちが作業で外に出ているし

一部の人たちはその日出社するかどうかが曖昧だったりもする

 

そういう会社だから

これが許されているのかもしれない・・・

 

 

20歳「毎回探す事になるから勝手に開けて探して」

 

私「はい・・・分かりました!」

 

 

なるほど!!!

 

 

それから1か月後

 

20歳の女の子から言われた通りに

該当者のデスクの引き出しを勝手に開けた私

 

 

ガラッ!!!

 

 

まとも「えぇ!!!?」

 

私「えっ」

 

まとも「人のデスク勝手に開ける!!!?」

 

 

そ・・・

 

そうなるよなぁ!!!!!?

 

ごめんなさいごめんなさい!!!

閉めます!!!

 

 

20歳「・・・・・・・・・・・」

 

 

ちょっ・・・えっ・・・あの・・・?

 

 

混乱する私

 

まともさんの言っている事は至ってまともであり

至極真っ当である

 

しかし

20歳の女の子は今までこうやって

勝手に人のデスクの引き出しを開けていたのに何も注意されず

何故私だけが注意されるのだろう・・・!?

 

 

20分後

 

まともさんが席を外した時の事

 

 

20歳「えっなんでさっきまともさん居る所で開けたの?」

 

私「えっ・・・・?」

 

20歳「あの人居る時はやっちゃダメ

    って前に居た人言ってたよ~

    見てない所でやんないとー」

 

 

そ・・・そういう事!!!!?

 

えぇぇぇ!!!!?

 

ごめん私そんな器用な事出来ねぇわ!!!

 

めっちゃ後ろめたいやつじゃんそれ!!!

 

 

・・・って言うか

なんつー事をやらせるんだよ私に・・・!

それならそうと先に言えよ・・・!!!

 

 

 

そしてまたある日の事

 

 

20歳「この書類はまともさんに渡すんだけど」

 

私「はい」

 

20歳「デスクの上いつもぐちゃぐちゃで

    デスクに置いたら後になって「無い」って騒ぐから

    まともさんの後ろのケースに入れるの」

 

私「・・・はい」

 

20歳「このケースの上から2段目の引き出しに入れて」

 

私「勝手に入れて良いんですか」

 

20歳「今までだってずっとそうだったんだから

    良いに決まってんじゃん」

 

 

まだ入社したての私は

20歳の女の子に教えられた事を実行する事しか出来ない

 

 

ただ

 

もうその時はすでに

『引き出し勝手に開けて怒られる事件』が起きた後・・・!

 

私はもう把握したぞ!

 

これも多分

『まともさんが居ない時限定』のやり方だろう!

 

 

まともさんが居ない時を見計らって

まともさんの席の後ろにあるケースの中に

チェックを終えた書類を入れる私

 

 

それから2か月後の事

 

 

まとも「前から思ってたんだけど

    あたしのケースに勝手にこの書類入ってんだよね」

 

私「ビクッ!!!」

 

20歳「・・・・・・・・・・・・」

 

まとも「これ誰入れたか分かる?」

 

私「・・・私が入れました!(正直者)」

 

まとも「勝手に入れないであたしに渡して」

 

私「は・・・い・・・!

  すみませんでした!」

 

 

ち・・・ちくしょぉおおおお!!!

 

なんでなんだよ・・・!

 

 

1時間後

 

 

20歳「今まであんな事言ってきた事無いのに

    なんなんだろー」

 

私「・・・・・・・・・・」

 

 

まぁ普通に考えて

本人の居ない間に勝手に書類ぶち込んでおく

なんてありえないよね・・・

 

普通なら「おかしいぞ・・・?」と気付くんだけれど

何故か20歳の女の子には騙されっぱなし

 

これには多分理由があって

 

 

そもそも

 

 

20歳の女の子は実際にそれをやっていたし

それを『悪い事』とか『あまりよろしくない事』だと

認識せずに言っているからなんでしょうね

 

本人は嘘をついている訳ではないし

私を騙そうとしている訳でもない

 

 

なおかつ私としても

『ここはそういうルールだ

 当たり前じゃないか』

みたいな事をそれっぽい理由をつけて言われると

「そうなのか・・・」と納得してしまう節がある

 

以前の会社で

『常識なんてものは人や環境によって大きく差が出る』

という事を身に沁みて感じていたせいもあるかもしれない

 

 

何度も何度もこういった事が起きた

 

 

そして5度目の事件の後

私は思った

 

 

もう20歳の女の子の言う事は一個も信じない・・・!!!!!

 

 

私は私が思う常識を信じよう・・・!

 

 

 

そんなある日の事

 

 

まとも「事務の車最近〇〇君使ってるじゃん?

    あの子使うと超たばこ臭いんだよねぇー」

 

私「・・・・・・・・・」

 

 

そうなんですよね・・・

 

何なら灰が床に落ちていたり

吸い殻が入った空き缶がそのまま置かれていたりして

その度私が証拠隠滅をして・・・

 

 

えっ!!!?

 

まともさん

〇〇君があの車でたばこ吸ってるの知ってるの!!?

 

 

私の認識では

『会社の車は全て禁煙』という事になっている

 

なので私はもちろん吸っていない

 

私が管理している事務の車には

私しか本来乗らない事になっていたが

最近若い設計の仕事をしている男の子が使用するようになり

たばこを吸った痕跡(残骸)が見つかるようになった

 

 

・・・私も愛煙家だ

誰かにそれを見られて疑われたら堪ったもんじゃない

 

私は『ダメですよ』と言われている事はやらないし

基本的に『ダメだろうな』と思われるような事もやらない

 

私は吸ってません!!!

 

 

もちろん

「〇〇君がたばこ吸ってますー!」とチクれば

全て解決出来る問題なんだけれど

彼を売るような真似もしたくない

 

なので

誰にも気付かれないようにそっと

たばこを吸った痕跡を隠してあげていたのだ

 

 

だけどまさか・・・

 

まともさんが気付いていたとは・・・!!!

 

 

まとも「一体どういう吸い方したら

    あんなにたばこ臭くなるんだろ!」

 

20歳「窓開けないで吸ってんじゃないすかー?」

 

まとも「・・・・・・・・・・・」

 

 

最近20歳の女の子とあまり会話をしなくなったまともさんは

そのままそこからスッと離れた

 

 

えっ・・・

って言うか

 

会社の車って・・・

 

 

私「会社の車・・・禁煙だと思ってた・・・(ぼそっ)」

 

 

思わず漏れた心の声

 

そしてすかさずそれに反応した20歳の女の子

 

 

20歳「え?違うよ?」

 

 

え!?

 

 

20歳「禁煙じゃないよ?

    だってそうしたら現場の人たち

    休憩の時にたばこ吸えないじゃん」

 

 

た・・・確かに!!!

 

いや・・・しかし・・・しかしだよ・・・?

分煙がどうたらとかやたらうるさくなったこのご時世

『会社の車が禁煙じゃない』

なんて会社の方が珍しくないか?

 

会社の名前が入った車の中で喫煙って

今の時代あまりよろしくない気が・・・

 

 

20歳「ルカさん乗ってて気付かなかったの?」

 

私「えっ?」

 

20歳「たばこ臭いなーって」

 

 

いやそら・・・

 

だって

 

吸い殻入った空き缶とかそのまま放置されてる

って事もあるから

もちろん臭いに決まってるよね・・・!

 

 

って事を

 

口にしようかどうか考えて

 

10秒ほど沈黙していた

 

「私も普段たばこ吸うから気付かなかった」

とか言った方が良いんだろうか・・・

 

それともありのままを話すべきなのか・・・

車が禁煙じゃないのなら

別に言っても問題はないのだけれど・・・・・・・

 

 

すると

 

 

まとも「って言うか禁煙だから!車!!!

    全部!!!」

    

私「!!!!!!!」

 

20歳「あ、そうなんだー?

    へぇー知らなかったー」

 

 

あ・・・

 

 

あっぶねぇぇぇぇぇえええ!!!

 

 

またうっかり信じて

うっかり〇〇君を売る所だったぁぁぁぁあ!!!

 

 

1時間後

 

 

20歳「この間車借りた時吸っちゃった~

    禁煙だったんだぁーあれー」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

 

悪気が無いって恐ろしい・・・・・・!!!