黒猫のワルツ

薄情さが露呈した瞬間であった

 

皆様こんにちは

 

 

自分の目で見て

自分の耳で聞いて

自分の肌で感じた物しか信じない

 

それが私だLUKAでございます!!!

 

 

私がこういう人だという事は

もう読者の皆様は嫌って程知っている事だと思う

 

どうしてこういう考え方に至ったかっちゅーと

恐らく何度も何度も

「あれ?聞いてた話と違うぞ?」

という結果を目の当たりにして

『鵜呑みにした自分を恥じたから』でしょう

 

子供の頃はもうちょっと単純で

人から聞いた話を信じるくらいの気持ちがあった

・・・ような・・・気がする・・・

 

 

ただまぁ思うんですけど

 

私が幼少期の頃って結構な嘘つきでしたからね!

 

母から怒られそうな出来事が発生した時に

どうやって嘘をついたら怒られないか

みたいな事を頭の中でグルグルグルッ!と考えて

ホラ吹いてた

 

そんな自分を毎日鏡で見ていたら

他人の言う事なんて信じられる訳がない

 

自分の言ってる事だってホラまみれなのに

他人が真実を語る保証なんてどこにあるの!?

 

 

だからもしかしたら幼少期から

他人の言う事を素直に信じる可愛いタイプじゃなかったかも!

 

てへ!

 

 

そんな私なので

何度も何度も記事に書いているけれど

子供の頃から幽霊の類は一切信じた事がなかった

 

大人になってから怖くなくなった

とかじゃない

 

普通に子供の頃から

心霊番組なんかを見てはキャッキャして

その後ぐっすり寝られる子だった

 

 

普通だったら夜怖くて寝られないとか

一人でトイレに行けないとかありそうなもんだけれど

そういうのは一切なし

 

 

子供の頃から苦手だったのは

ピエロ(いまだに人間の狂気を感じてなんか嫌)と

人形かなぁ

 

人形は子供の頃

何となくこう・・・

襲ってきそうな気がしてた

 

動いてるのなんて見た事無いけど

何となくそういう事が起きるような恐怖心を持っていた

 

その割には親戚からもらった

身体を倒すと目を閉じる人形のまぶたに

落書きしたりベンジンでこすって透明にしてみたり

結構な事してた気もするけど

 

そういう事するからより一層不気味になっただけなんじゃ・・・

 

 

他に見た事も無いくせに信じている事は

宇宙人の存在は今でも信じてる!

って事だろうか

 

宇宙人!

居て欲しいじゃん!!?

 

要するに希望的観測だね!

 

居て欲しいから居るって信じてる!

ロマン~!

 

 

そんなこんなで

幽霊の類は一切信じていない私に

自称幽霊が見える20歳の女の子が

もう何度目かの心霊体験を話してくれていた時の事

 

 

20歳「って事があったの!

    廊下の先の角からこっち見てたの!」

 

私「私も見たいなぁー」

 

 

ちなみに

私が言っている「私も見たいなぁー」は

いつだって本心である

 

決して『自称幽霊が見える人』をバカにしている訳でもないし

これまで一度だってバカにした事も無い

 

今まで一度も自分が見た事が無いものって

誰だって一度は見てみたくなるものでしょう・・・!?

 

それも世の中には常に一定数の

『自称幽霊が見える人』が存在している訳ですよ!

 

見えないから信じられない私としては

「だったら俺にも見せろよ!」

ってなる訳ですわ

 

 

私の目に見えている世界とあなたの目に見えている世界が

本当に全く同じものだと証明出来るものなんて何も無い!!

 

だからあなたの目に見えている世界を見てみたいの!

 

 

ただ

幽霊だの妖怪だのなんだのってのは

心理的な戦略だったって考えもある訳じゃないですか

 

恐怖心を与えて人の心を掌握する為のものだ

みたいな

宗教もそうだよね

 

だからもうほんと

幽霊の類は何が真実なんだか分からない

 

 

私「どうして私には見えないんでしょーね

  あんなに色々な心霊スポットにも行って

  カメラでバシャバシャいっぱい写真も撮ったのに・・・

  一緒に居た人が後になって

  「あの日家に連れて帰っちゃった」とか

  「実は後半凄く調子が悪かった・・・」

  なんて言ってる中

  私だけ何も感じず何も見えなかったっていうのは

  切ないもんですよほんと」

 

20歳「・・・・・・・・・・・・

    あ、じゃあ見る?」

 

私「・・・・・・・・え?」

 

20歳「動画でも良いなら見せられるの一個だけあるけど・・・

    いやーでもあれも・・・あたしスッピンだしなぁ・・・」

 

私「・・・え!!!!!?」

 

 

動画がある!!?

 

なんという衝撃事実!

 

 

20歳の女の子曰く

家族の中で幽霊が見えるのは20歳の女の子と

彼女のお父さんの2人だけ

 

 

そして

 

彼女の誕生日パーティーをしていて

お父さんがスマホで動画を撮影したものに

ばっちり幽霊が写り込んでいるというのだ

 

 

えぇ!?

そんなの心霊番組とかでしか見た事無い!

 

しかもそれを見る度に私は

こんなんCGじゃねーの?

と思っていた

 

だって!

 

自分の目で見た事無いし!

 

 

でもこの瞬間

私は同時にある可能性も考えた

 

いや

20歳の女の子が人に見せる為に

動画を加工した可能性だって捨てきれないぞ・・・?

 

 

20歳「・・・ごめん

    あたしそれスッピンで写ってるから

    人に見せた事なくて気付かなかった・・・

    保存したつもりで保存してなかったみたい

    期限切れてた・・・えーっと・・・

    ちょっと待っててね」

 

 

???

 

20歳の女の子が

スマホを操作して耳に当てた

 

 

20歳「もしもしおかーさん?

    あのさー去年のあたしの誕生日のさー

    幽霊映ったやつLINEで送ってー?

    うんーあの後見てなかったから気付かなかったけど

    保存してなかったー

    ルカさん見たいって言うから~

    (実は『おかーさん』とは一度会った事がある

     もちろん『私と同年代』)

    ・・・違う違う!そっちじゃないって!

    いや・・・そっちのがはっきり写ってるけどダメ!

    それあたしの顔がやばいから!!!

    見せていーのが誕生日のだけなの!」

 

 

どうやら

お母さんが持っている動画のデータを

LINEで送って貰える事になったらしい

 

 

こ・・・これは・・・

「加工した幽霊動画」だったら

ありえないやり取りだ・・・

 

 

5分ほどで20歳の女の子のお母さんから動画が送られてきて

 

それを見た私は

 

 

めちゃくちゃ興奮した

 

 

凄いのよ!

 

 

20歳の女の子の誕生日パーティー

本当に誕生日パーティーなの!!!!!!!!

 

 

テーブルの真ん中にローソクが立った大きなケーキと

その周りには豪華な料理!

そして次々に家族から渡されるプレゼント!!!!!

 

 

・・・え?

 

そこじゃない?

 

 

いや

もちろん動画内に意図せず写り込んでしまったものに

 

より一層私

 

興奮しました

 

 

まるで煙の塊のような結構大きめの球体が

画面の左手前から右上奥に向かって3つ程

ビュビュンッと抜けていった僅か数秒後

 

 

白いモヤのような細長い影が

20歳の女の子の後ろに映っている暗い空間に浮かび上がって消えた

 

 

私「えぇぇマジで言ってんの!!!?

  ほんとにガチの心霊動画やん!!!

  こんなんなるん!!!?

  こんなんテレビ局に売れるんちゃいますの!?

  なんで!!!?

  やばいやつやんこれ!?(思わずタメ口)」

 

20歳「お父さんとかあたしが撮ると

    写真も動画もこういう感じになっちゃうから

    いつもは妹かおかーさんが撮るんだよねぇ

    売らないし人に見せないよーあたしスッピンだしー!」

 

 

いやいや!

こんなん君の顔なんか見ないって!

皆意図せず写り込んだものと

誕生日パーティーの豪華さにしか目ぇいかんって!

 

 

私「え!?これってお父さんは動画撮ってて気付かんの!?

  がっつりばっちり写り込んでるやん!?

  うわっ!ってならんの!?」

 

20歳「お父さん気付いてる気付いてる!

    気付いてるけど動画撮り終わるまでは

    とりあえず黙ってた感じ

    いっつも撮り終わった後とかに

    「またなんか写っちゃったー」

    みたいな感じで言って皆で見直すの

    っていうかなんか居たら

    別に写真とか動画撮ってなくても

    お父さんもあたしも気付くからねぇ~」

 

 

すげぇ家族だな!

 

やっべぇ超楽しそうなんだけど!!!

 

 

家族以外にも家族居る感じじゃん!

わざわざ心霊スポットになんか行かなくても

自宅で幽霊撮り放題なんて最高かよ!

観光地になるんじゃねぇの!?

 

 

もうね

本当に見事なまでにはっきり

煙の塊みたいなのが写ってた

 

20歳の女の子曰く

最初に画面の左から右にビュビュンッと飛んで行ったのは

オーブと呼ばれるもので

 

彼女の背後に映っていた細長くて

ガチで人間っぽい形だったものは

多分恐らく祖母って事らしい

 

 

何それー!!!

 

いやまだ私の自分の目で直接は見られてないから

半信半疑みたいな感じだけど

こんなの撮れたらめっちゃ楽しいじゃん!?

 

私もしかして人生損してない!!?

 

 

私「えぇぇぇーーーーこんなはっきり写るんー!?

  なんでぇ!?

  なんで私が撮っても写ってくれんし

  会いに行っても出てきてくれへんのぉおお!?」

 

20歳「前にルカさんと話した後

    お父さんとそれについて考えたさ」

 

私「何がいけないと思います!?」

 

20歳「・・・・・・・・・

    やっぱさ・・・幽霊だって心があると思うの」

 

 

 

死んでんのに?

 

 

20歳「「おらおら出てこいやぁ!」って人よりは

    同情してくれたり悲しんでくれたり

    そういう心がある人に憑きたいんじゃないかな・・・」

 

私「・・・・・・・・・・・ブフッ!」

 

 

吹いたわ

 

 

確かにな・・・!!!?

 

 

幽霊ちゃんごめんねぇぇぇ!?

可哀相だねぇ!辛いんだねぇ!

 

 

だから私の前に出ておいでぇぇえ!!!!?