黒猫のワルツ

カモにしちゃうぞ~!

 

皆様こんにちは

 

 

ガラケーからアイフォンに買い替えたものの

結局ほとんど

電話とARKにしか使ってねぇな

と気付いてしまったLUKAでございます

 

 

いやー色々試しに使ってみたんだけれど

結局最終的にはこれだけなんだよなぁー!

 

仕事で知らない場所へ行く時は

ナビを有効活用しているんだけれど

かなり道を覚えてきたので前よりは出番も少ない

 

 

ただ

 

突然とんでもねぇ遠方まで車を走らせる事が稀にあるんですよ

 

そういう時はナビが必須になるし

ナビを使っている最中に充電が切れたらどうしよう!?

 

という不安も生じる

 

 

充電が途中で切れようものなら

目的地に辿り着けない可能性も多いにあるのだ

 

不安!

 

 

という訳で先日

電気屋さんへ行って充電器を購入しようとした私

 

 

なんだけど

 

まぁーーーー訳分かんねぇわ!!!

 

 

充電器のコーナーどんだけ広いのよ!

 

タイプCとかなんだとかかんだとか

何がどう違うのか全然分からねぇ!

 

「自宅に居る時に充電しておくことが可能で

 持ち運べて外でスマホに充電が出来る充電器」

 

こういう説明が書かれた物はありませんか!!?

 

 

電気屋さんに入って5分

 

とりあえず充電器のコーナーと思われる場所を

順番にざっと見て回った私

 

 

 

どうやら・・・

 

私と同じように

探し物を見つけられない女性が一人居るようだ

 

 

女性は代わる代わる異なるコードを手に取っては

「わかんないわぁ・・・」

「何が違うの・・・」

「はぁ・・・」

とぶつぶつ言っている

 

私がここに来た時には既にそこに居たので

5分以上はここでこうしていたのだろう

 

 

ただ

 

私は

 

すぐにその場から立ち去って店員さんを探した

 

 

私「すみませーーん

  探している物があるんですけど今よろしいですか?」

 

店員「はい!」

 

私「私が持っているのはアイフォンSEというやつなんですが

  これを外でも充電出来るようにしたいんです

  自宅で充電しておく事で持ち運べる充電器はありますか?」

 

店員「こちらですー!」

 

 

よし!

伝わった!

 

急ぎ足で移動する店員さんの後ろを

同様に急ぎ足でついていく私

 

 

店員「ポータブル充電器ですよね?」

 

私「すみません

  正式名称は分からないです」

 

店員「例えば・・・家で充電したものを持って歩いて

   出先でそれを使って充電

   って事ですよね?」

 

私「はい」

 

店員「それでしたらこれと・・・

   自宅で使っている充電用のコードを持ち歩かないのであれば

   これとは別にコードも必要になります」

 

私「コードも欲しいです」

 

店員「それはこちらです!」

 

 

店員さんと会話をしながら

必要とされている物を次々発見していく私

 

 

その少し離れた位置では

先程の女性がまだ困っている様子だった

 

こちらをチラッと見たけれど

あの女性は何故店員さんに声をかけて教えて貰わないのだろうか・・・

 

 

 

これまでにも何度か

こういう光景を目にした事があった

 

「考えても分からないのなら

 店員さんに聞けばいいのに」

 

だけど恐らく

それが出来ない人も居るんでしょうね・・・!

 

 

私も幼い頃はこれが出来なかった

 

だけど

母にかなり何度も注意された記憶がある

 

「分からない事があったら大きい声ではっきりと分からない

 って言うの!

 教えて欲しい事があったら分からないから教えて下さい

 って言うの!

 聞くは一時の恥!

 聞かぬは一生の恥!

 はい!あそこに居る店員さんに大きい声で

 すみません!って声かけてきなさい!」

 

みたいな事を何度もやらされた

 

おかげで私は

よほど忙しそうな店員さんじゃない限り

こうして声をかけて

正しい情報を教えて貰う事が出来る人間に育った

 

いや・・・

「多分これ!」

みたいな感じで物を買ってもさ

失敗する事って多々あるんですよね

 

ネットで調べてから買いに行ったけれど

実はこれも必要でした!

とか

 

だけど店員さんに聞けば

大概の場合は一発でお買い物完了出来ちゃう

 

だったら聞いた方が早いし効率良いよね!

 

 

問題があるとしたら

自分が求めている事を相手に上手に伝えられるかどうか

ってところくらいだろうか

 

 

・自分が持っている物

・自分が何をしたいか

・自分が何も分からないという事

 

を伝える事さえ出来たら

これも簡単に解決出来るんだけれど

中途半端に知っている知識まで伝えようとするから

余計訳が分からなくなっちゃったりするもんだ

 

何か分かっている事があったとしても

それらの情報は不要だから

 

分からん!

で良いと思うんだけどなぁー

 

 

あの女性は

一体何が原因で店員さんに声をかけられないのだろうか

 

ただ単に自分一人で解決したいだけなのだろうか・・・

 

 

 

スムーズに必要な物を理解する事が出来て

色を選んでいる最中

 

ふと思った

 

 

私は

人とコミュニケーションを取る事に対して

臆する事もなければ

かなり会話をするのも上手な方なのかもしれない

 

母の教えのおかげもあるけれど

寿司屋で長く働いたのが

私をこんな風に育ててくれたに違いない

 

多分寿司屋で働いていなかったら

私はもっと喋るのが苦手で臆病で

人見知りな私のままだったに違いない

 

 

カウンターだよな・・・!

 

 

回転寿司屋でカウンターに立たされるようになった当初は

私はほとんど棒立ち状態だった

 

「おすすめして来い!」

と店長から握りたてのお寿司を受け取っても

 

カウンターの中をうろうろおろおろと歩き回りながら

「ま・・・まぐろですよー

 まぐろーーー・・・

 まぐろ・・・・・・」

みたいな事をちょっと頑張って大きめの声を出して言っているだけ

 

 

まぐろは私だった

 

 

でも

店長は凄まじかった

 

店長がカウンターに入ると

一気にお客さんの回転率がアップするし

客単価が跳ね上がる

 

悔しかったんですよねぇそれがぁぁぁあ!!!

 

 

何が違うって全部違っていて

店長から

「お前やる気あるのか!?」

と怒鳴られるのも当然だった

 

 

私は半年ほどで

 

「握りたてのまぐろ!

 まぐろの赤身ですよー!

 口の中で風味が広がる握りたてのまぐろはいかがですかぁ~!?

 まぐろ!どうですか~?

 本日のまぐろは〇〇産!

 口の中でとろける中とろもございまーーっす!

 ご注文よろしいですかぁー?

 サビ抜きも出来ますよー!」

 

とカウンターの中をくるくる回って

まるでパフォーマンスのようにおすすめ出来るまでに成長した

 

 

そこから

どんどんカウンターに入れられる頻度も上がり

私自身にも喋る事に対する自信がついていった

 

 

たかがまぐろのお勧めでもこの差である

 

喋り方と表情と振る舞いで

相手からの印象や相手の選択や判断も変わる

という事を思い知ったのもその時だった

 

 

相手の表情や目の動きや仕草を読み取って

相手に合わせた対応と話しかけ方をするのも

あの寿司屋のカウンターで学んだ

 

 

全ては

 

 

あの店長にパフォーマンスと喋りで勝ち

客単価をがっつり上げて自分のお給料も上げる為に!!!!!!!

 

 

 

あの時あの寿司屋で働いて本当に良かったな・・・

 

 

 

そんな事を思いながら

黒色で統一した充電器一式を手に持った私

 

 

うぅーーん・・・この人にはこうかな!

 

 

私「あの~大丈夫ですか~??」

 

女性「!!!」

 

私「先ほどからお困りのようだったから・・・

  って言っても私も全然分からないんですけど!」

 

女性「いやぁ本当に分からなくて・・・!

   どれが自分のに合うやつなのかも分からないで

   ずーっとさっきから見てるんだけども・・・!」

 

私「ですよねぇ~

  こんなにたくさんあると訳が分からないですよねぇ

  私も全然分からないので

  私ではお力になれそうにないですが

  もしよろしければ店員さんお呼びしてきましょうか?」

 

女性「・・・・・・いやぁぁ

   でも上手く説明出来る気がしなくて・・・」

 

私「私も一緒に居ますよー

  だめで元々で聞いてみませんか??

  さっき対応してくれた店員さん

  すごくわかりやすく説明してくれてよかったですよ!」

 

女性「じゃあ・・・」

 

私「待っててくださいね!

  すぐ呼んできますから!」

 

 

よし

 

店員さーーーーん!!!

 

ここに迷える子羊がいまーーーっす!

 

 

呼んできた店員さんを連れていくと

突然無口になってしまった女性

 

あっ

こういう感じ!?

 

 

私「今って充電器を探していたんですかー?」

 

女性「あっ!はい!そう・・・えっとそう充電器・・・」

 

私「持っているスマホはなんていうやつですか??」

 

女性「アクオスの・・・なんて言ったっけ・・・」

 

 

スマホを取り出して

ケースから出して見せてくれた女性

 

 

私「って事らしいのですが」

 

店員「それでしたらこちらですねー!」

 

女性「あっ・・・はい・・・」

 

 

こりゃー究極の人見知りだ・・・!

 

少し離れた位置から話しかけて

嫌がらない範囲を見極めながら話してあげないと逃げちゃうタイプ!

 

女性が分からなそうな雰囲気を見せたら

代わりに

「これってこのまま普通のコンセントに差して充電出来るんですかー?」

「変換なんとかって必要なんですよね?」

などという質問を店員さんにしつつ

女性が求めている物をかき集めていく

 

 

数分後

 

無事に充電器を買えた私と

ついでに他の物も購入した女性は

並んでレジに立っていた

 

 

私「お互い目的の物が見つかってよかったですねぇ~

  色々分かりやすく説明してくれて良い店員さんでしたし!」

 

女性「いやー助かりました~

   本当に分からないから

   もう帰っちゃおうかと思ってたんですよ・・・」

 

 

 

 

そこまで店員さんに声かけられないの・・・!!!!!?

 

 

女性「お姉さんは接客業か何かをしてらっしゃるんですか?」

 

私「いえ事務員(?)を!」

 

女性「あっそうなんですかぁ・・・?

   喋るのがお上手なのでてっきり接客業でもなさってるのかと・・・

   あぁそうですかぁ・・・へぇ・・・!

   私は人に説明するのがどうにも・・・

   普段私こんな風に初めての方と喋ったりなんてしないんですよ!

   あのほら!私が分からないのも代わりに聞いてくださってたでしょう?

   いやーだからてっきり近い職業なのかなぁと・・・

   あっごめんなさいね!

   充電器だけのはずだったのにこっちの線も買っちゃって!

   長い時間付き合わせてしまって・・・!

   20分くらいかかっちゃったかも・・・!

   あぁでも買えてよかったぁ

   (さっきまでとは打って変わってめちゃくちゃ饒舌)」

 

私「あはは~・・・・・・・・・」

 

 

度が過ぎるせいで

 

 

 

母からは

 

 

「乗せるのが上手すぎてつい買いたくなる

 あんたは詐欺師みたいだ!」

 

 

って言われるんだけどな!!!!!