黒猫のワルツ

引退の日はきっと近い

 

皆様こんにちは

 

私が住んでいる地域も大雪に見舞われ

雪かきで若干腰を痛めたLUKAでございま・・・いてぇぇぇ!

 

どんなに筋力があっても

老化による関節の類の弱体化には勝てねぇっすわ・・・

 

 

さて

昨日の記事で

じっちゃんの車が炎上した

という事を書いた私なのですが

 

最近じっちゃんがちょっとやべぇ

 

 

車に鍵を差しっぱなしで車から降り

外から鍵をかけちゃって車に乗れなくなっちゃった!

助けに来て!

 

という電話が私の元に入るのはよくある事で

 

・・・そうだな・・・

 

2か月に1度くらいのペースで

じっちゃんの居る場所へスペアキーを届けに行っているんだけれど

 

「じっちゃんさんがさっき修理に来てくれたんだけど

 鞄置いたまま帰っちゃったわよ」

 

なんてお客さんからの電話も多いし

 

それを伝える為にじっちゃんに電話をかけたら

じっちゃんのデスクの上で電話が鳴るっていうね!!!

 

 

電話も置き忘れて出て行ってるんかーーーい!

 

 

こうやってお客さんが親切に電話をくれる場合は良いんだけれど

そのまま鞄をすっかり無くしちゃって

免許証の再発行をしなきゃならない事態に陥った事も

私が入社してから2度ほどあった

 

 

 

じっちゃんの年齢は母と同じなので

齢70歳

 

私の父や母もなかなかどうして物忘れが激しいけれど

さすがにじっちゃんほどではない

 

 

多分なんだけれど

加齢に伴う物忘れだけが原因ではなく

やらなきゃならない事が多いのが原因の多くを占めている気がする

 

もちろん

まともさんや20歳の女の子は

「なんであんなに何でもかんでも忘れるんだろ!」

と本気で怒る訳なんだけれど・・・

 

なんだろ・・・

 

明日は我が身だと思うんですよね・・・

 

 

いずれ私もこうなるのだろう

と思うと

とてもじっちゃんを責めるような発言なんて出来やしない

 

 

いつか私も若い人たち

「あの人何回言っても忘れる!」

とか

「あの人またこれ忘れて行ってる!

 頭おかしいんじゃないの!」

とか言われるようになるんだろうなぁ・・・

 

切ない・・・

 

 

 

じっちゃんが車を炎上させる一週間ほど前の事

 

あるお客さんから電話がかかってきた

 

 

客1「昨日じっちゃんさんが修理に来てくれたんですけどね?」

 

私「はい!」

 

客1「じっちゃんさん・・・

   工具箱うちに置きっぱなしだけど大丈夫なのかしら?」

 

私「えっ工具箱!?」

 

 

工具箱置き忘れて帰ったの!!!?

 

えっ・・・?

でもこのお客さんって確か

昨日の午前中とかに行ってたような気がするんだけど

 

午後からどうしていたんだろう・・・?

 

 

慌ててじっちゃんに電話をかけてその旨を伝えると

 

 

じっちゃん「なんぼ車ん中探してもねぇから

      おかしいなぁーと思ってたんだよ

      うちにあった予備のやつ使ってたわ~」

 

 

いやいや!

 

絶対にさ

自分が行った場所のどこかにあるはずなんだから

まずそこ確認してみない!?

 

なんで!?

なんで予備の使っちゃうの!?

いやいいけど!

いいけど本命のは本命のでちゃんと探してあげようよ!!?

 

 

じっちゃん「ほかにもなんか忘れてる

      って言ってなかった?」

 

私「えっ?

  いえ・・・?

  工具箱しか聞いていませんが・・・」

 

じっちゃん「あ、そー

      まぁ分かったわサンキュー」

 

 

えっ・・・?

 

もしや他にも何か見当たらない物が・・・?

 

 

さらにその翌日

 

 

お客2「あのねぇ何日か前にじっちゃんさんに来てもらってね」

 

私「はい」

 

お客2「うちの廊下に脚立置いたまま帰ったもんだから

    いつ取りに来るんだろうかと思ってずっと待ってんだけど

    もしかして忘れてっただけなんじゃねぇかねぇ」

 

 

脚立!!!!!!

 

これまた随分とまぁ大物をお忘れになった事!

 

 

私「という訳で今度は脚立を忘れてるらしいです・・・」

 

じっちゃん「あーそーーー!!?

      いやー脚立なぁ!

      なんっか見当たらねぇから

      誰か俺の脚立持ってったなと思ってたわ!」

 

 

ちゃうわ!!!!!!

 

お前が自分で置いて行ったんや!!!

人のせいにすな!!!

 

 

 

じっちゃんが車を炎上させる前日の事

 

 

じっちゃん「ルカさんわりぃ」

 

私「はい!」

 

じっちゃん「ヤクルトの人来たら

      俺毎週頼んでるやつお金払っておいてくんない」

 

私「いいですよー」

 

じっちゃん「・・・俺いつもいくら払ってたっけなぁ」

 

私「970円とかじゃなかったでした?」

 

じっちゃん「970円か・・・970円・・・」

 

 

私のデスクの後ろにあるテーブルの上で

財布から小銭をじゃらじゃらと出し

 

結局

 

 

じっちゃん「細かいのなかったから千円で払っておいて」

 

私「はーい」

 

 

千円札を受け取った私

 

 

10分後

 

 

席を立ってふと後ろのテーブルを見ると

 

 

そこには広げっぱなしになったじっちゃんの財布と

ぶちまけられた小銭がそのまま乗っているではないか!!!

 

 

じっちゃぁああーーーーん!!!?

 

さすがにこれは無いよねぇ!?

 

嘘でしょ!?

 

 

私「えっ・・・ちょっ・・・」

 

20歳「・・・・・・・・・?

    えっそれ誰の」

 

私「じっちゃん・・・」

 

20歳「嘘でしょ!!!?

    こんな状態で忘れていくとかある!?」

 

 

多分もう

「ルカさんにヤクルトのお金を渡さなきゃ

 そして早く現場へ行かなきゃ

 ヤクルト現場ヤクルト現場ヤクルト現場さぁ行こう!」

って事しか頭になかったんだろうな・・・!

 

でもじっちゃん

 

これじゃお昼ご飯買って食べられないんじゃないの・・・!?

 

 

私「お金ないと困るかもしれないから電話してみないと・・・!」

 

 

慌てて受話器を手に持ち

じっちゃんの番号を呼び出してコールした

 

 

その瞬間

 

 

 

じっちゃんのデスクの上から着信音が鳴り響いた

 

 

 

だと思ってたけどな!!!!!!?