私の顔でそのセリフは想像したら面白い

皆様こんにちは

さぁ！

可愛い猫たちが居る実家からブログの更新だぞ！

のＬＵＫＡでございます

私がブログを書いている横には

モカァァーーーー！

そしてひっそりミルク！

こりゃーやる気出るわぁ！

さぁ今日は何を書こうかな！

って言っても

もう昨日から決まってたんですけど！

・・・そして

記事を書こうとすると

モカが小さい声で

「んにゃ」

「んにゃ」

と言ってぐりぐりしてきて進まない

何という幸せ・・・

さて

昨日の記事でも

社長の異常な行動について書いたんだけれど

やっぱりどこかおかしい所があるんじゃないかと思われる

先日から２日連続

朝から晩まで酷く社長に絡まれていた現場王

現場王は私同様転職組で

私は入社してからの１年間

この現場王と色々な話をしてきた

現場王はどんな人かっちゅーと

社長同様５０代

とにかく仕事が出来る！

頭の回転が速い！

部下を鼓舞するのが上手い！

ネガティブな発言をする事無く話題が豊富！

話すのも得意なら聞くのも得意！

イケメンではないけれど声が最高に渋い！

声が良い！

とにかく声が良い！！！

そう！声が良い！！！！！（要するに私好みの声）

そして

カリスマ性がある

私が働いている会社で

唯一のカリスマ持ちでしょう！

よそでも早々お目にかかれないくらいのカリスマ性を持っている

でもって

性格は恐らく私と・・・非常に似ている

やっぱ何事も効率重視だよね！

仕事の事を話す時は結論と要求を簡潔に！

仕事以外の話はオチをつけなきゃ！

嫌な事も色々あるけどそういうのは全部さっさと忘れる！

こういった部分がとても似通っているせいか

現場王と私は恐らく社内で最も気を許して会話が出来ているし

お互いに「この人と一緒に仕事してぇなぁ」と思っている部分が強い

ただ問題は

こういった人が居ると

社内は混乱する

現場王は会長の大のお気に入り

それもそのはず

現場王は現場の作業員さんたちからも絶大な支持を受けており

現場王に「これお願い！」と仕事を丸投げすれば

後は現場王が最速で手配を整えて処理をしてくれる

そしてより一層高まる部下からの支持！

・・・まぁ

社長と合わないわな！

社長は会長から全ての権限を奪い取り

自分が全ての従業員を掌握し

全ての従業員から憧れる社長になるのが夢である

そこに現場王が居るもんだから

もはやそれは叶わない夢と言っても過言ではない

愚痴っぽくてすぐ陰で悪口言うし（最近言わなくなったけれど）

なんの資格も持たないくせにうんちくだけは一丁前で

部下のミスをネチネチ「普通そんな事やらないでしょ！？」と責めるのが大好きで

なんならそれをよそでも喋っちゃう社長

VS

これまで現場で培ってきた知識とノウハウを活かし

時には自分も現場の最前線で仲間たちと一緒に汗を流し

人を貶す事が一切なく「お前なら出来る！」「いつもありがとう！」と

声をかけてくれる現場王

・・・・・・無理である

同じ土俵にすら上がっていない感じ

だから社長はね

現場王だけを何とかコントロールして

自分は引っ込んだ方が良いと思うんですよ

いくら万能な現場王に見えても

「社長」にはなれない

何故なら

この会社は親族経営だから！！！

社長が会長の血を引いている以上

どんな人間であろうとそれを覆す事は出来ないのだ！

だから

適材適所ってやつですよね

会長はその辺よう分かっていた

余計な口出しをせず

「ちゃんと仕事さえやってくれればいいよ

　必要な資格があるならお金出すから

　各々の判断でその辺申請してくれよ」

そんな会長の元だから

部下たちはすくすく伸びやかに仕事が出来ていたし

資格保有者も多かった

そうやってこの会社は上手くやってきていた

だけど

社長はそうじゃない

自分が一番になりたい！！！

皆現場王の言う事ばかり聞くな！

社長は俺なんだぞ！！？

資格は俺が許可した奴にしか取らせん！

なんでなんでもかんでも現場王が決めるんだ！

会社の金は俺の金だぞ！！！

俺の言う事が聞けないやつをどうして俺が評価すると思うんだ！

俺に逆らったやつはみんな減給だ！

その結果

社長と現場王の差が更に大きく開く事になり

多くの資格保有者たちが退職していった

なんだろ・・・

器の差が露呈した感じかな・・・

だけど社長はこれまで

あまり現場王に言及する事は無かった

反論されたら

返せないから

その上現場王の下には

ほぼ全ての従業員がついている

勝ち目がない事を分かっているから

現場王の事が気に入らないけれどきつく言えない

なのにこの２日間

一体どうした事か

現場王相手にあぁだこうだと因縁をつけては

現場王をぐったりとさせていた

その日何度目かに

社長の部屋から出てきた時の事

現場王「・・・・・・・・・・（仕事にならねぇよ～）」

私「・・・・・・・・・・・（お疲れ様ですな・・・）」

私と現場王は

時折目で会話をする

お互いやたらと目力の強い私たちだからこそ

通用する会話なのかもしれない

私たちは

口もよう物を言うけれど

それ以上に目も物を言う

彼の様子から察するに

どうやら社長との会話は全く建設的ではなく

ほとんど意味を成さないもののようだ

現場王「（一体どうして昨日からこんなにも絡まれるんだろう？）」

私「（何なんでしょうねぇ）」

お互いに小首を傾げながら目での会話を終え

数時間後

社長「ルカさんちょっと！」

私「はーい」

社長に呼ばれて社長室に入った私

何故かドアを閉められる

なんとなく気持ちが悪い

社長「いやー本当に現場王には困ったもんで

　　　もうちょっとやる気出してもらわないと困るし

　　　俺の指示に従って貰いたいんだけど」

私「はぁ」

社長「どうやったらあいつを変えられるんだろうなぁ！」

私「・・・・・・・・・・・」

人の生き方を変えさせようなんておこがましい・・・

社長「俺は現場王が居ると正直な話考え方も違うし邪魔だから

　　　辞めるなら辞めてもらっていいんだけど」

私「・・・・・・・・・・・・・・」

彼を失ったらこの会社は本当に

資格所有者がほぼ全く居なくなって

なんの仕事も受けられなくなって倒産ですけどね

社長「でもそんな現場王の事が

　　　ルカさんは大好きだって言ってたからさぁ

　　　仕方なく昨日から色々話してるんだよ」

私「・・・・・・・・・・？」

・・・・・・・・・・・・え？

そんな現場王の事が

ルカさんは大好きだって言ってたから・・・？

えっ何？

聞き間違い？

なんの話？

私「えっ？

　　誰が何ですって？」

社長「一昨日ルカさん

　　　現場王の事大好きだって言ってたじゃない！

　　　あれ俺ショックだったんだよ・・・！」

はぁ・・・？？？

その場に立ったまま

しばらく考え込む私

一昨日・・・・

一昨日・・・・・・・？

そう言えば一昨日現場王の話題になったな・・・

どういう内容だっけ・・・

あれは確か・・・

社長「現場王は現場でも人気あってさぁ

　　　俺と違って皆から好かれるのよ」

私「はぁ」

社長「俺がどんなに一生懸命やってても

　　　なんでか結局現場王の手柄みたいになってさぁ！」

私「・・・・・・・・・・」

社長「それに現場王は

　　　女性のお客さんからも人気あるんだよ

　　　女性のルカさんから見ても現場王は魅力的なの？」

私「あぁまぁ

　　なんとなく分からないでもないですかねぇ」

『あぁまぁなんとなく分からないでもないですかねぇ』

これか！！！！！！？

私「え

　　私大好きなんて一言も発してないですよね？」

社長「好きって言ったでしょ！？」

私「いえ

　　「女性のルカさんから見ても現場王は魅力的か」

　　という質問に対し

　　「分からないでもない」と返答しましたね」

社長「そうだっけ？」

私「そうですね

　　完全に捏造ですね

　　やめて下さい」

社長「・・・そっか！

　　　好きって言ってないか！

　　　えっでも仲良いよね？

　　　好きって事じゃないの？」

私「・・・あの

　　社内で一緒に働いている人たちに対して好きも嫌いも無いですよね

　　さっきから一体なんの話をされているんですか？」

社長「・・・そっか！

　　　そうなんだぁ！

　　　いや！それならいいんだ！

　　　そっかそっか！俺の勘違いかぁ！」

・・・・・・えっ

ちょっと待って・・・？

まさか昨日からアホみてぇに長い時間

現場王が社長に拘束されて拷問のような時間を過ごす羽目になったのって

私が一昨日した

「分からないでもない」

が原因だったって事・・・！？

げ・・・現場王すまん！！！

なんか知らんけど

「分からないでもない」が捏造されて

「大好き！」ってなった結果

ひでぇ事故が起きてたっぽいわ！！！

・・・言わんでもいいか

そうだな

人間知らない方が幸せな事ってあるもんな

そんな下らん事が原因だったと知れば

さすがの現場王だって今以上に社長に失望するに違いねぇ・・・

静かに自分の席に戻り

昨日からさっきまで完全に躁鬱の鬱状態みたいだった社長が

躁状態に陥って歌う鼻歌を聞きながら思った

っていうか私

「現場王大好き！」

とか言うような人間だと思われてるんだ・・・！！！？

３７年間生きてきて「大好き」なんて言葉

食べ物を評価する時以外口にした事ねぇんだけどなぁ！！！？