黒猫のワルツ

鈍器じゃん

 

皆様こんにちは

 

 

実家へ行った際に

「私の肩の筋肉やばくない!?」

と服を脱ぎ捨てて両親に見せた結果

 

 

父に

 

「お前・・・背中にも筋肉の線入ってるぞ・・・」

 

と引かれたLUKAでございます

 

 

母はね!

普段の私の動きから私の腕の力が尋常じゃないって事が分かっていたらしいから

引く事もなかったんだけれど

 

「あぁ~~~~

 そうだろうと思ってたけど・・・

 凄いわぁ・・・」

 

と妙に感心されてたのがなんとも言えない

 

 

そんなここ何か月も筋トレなんてしていないのに

勝手に筋肉が育っていく私なのですが

 

 

先日

 

母のゲームを探している途中で

 

『女性向けゲーム』というものに当たりました

 

 

もうさ

選んでる余裕なんて無いので

何かしらのランキング的な物を見つけては

上位から順番に片っ端から自分のPCにダウンロードして

軽~~~くプレイしてみて

良さそうなものだけ母のPCにダウンロードしている

 

だから特にジャンルとか気にしていなかった

 

とりあえず高評価の物なんだから

はずれは少ないだろ!

って気持ちでダウンロード!

 

 

結果

最も母が好まないタイプの

女性向けゲームに当たったっていうね・・・

 

 

最初はこれ

私全く気付いていなかったんですよ

 

ただやたらとお金を稼ぐ事を要求されるタイプのRPGだと思っていた

 

 

なんだけどね

 

会話シーンが多いうえに

会話の中で選択を迫られるんですよ

 

 

例えば

 

「これについて君はどう思う?」

 

みたいな事を聞かれて

3つくらいある選択肢の中から選んで返答する

 

 

すると

 

 

聞いてきたやつが失望する

 

 

 

いやーーー腹立つんですわ・・・!

 

そもそも私はこれを

『ただのRPG』だと思ってプレイしているので

やたらと選択を迫ってくるのも煩わしいし

返答次第で

「もっと有意義な時間を過ごせると思ってたんだけどね・・・フッ!」

みたいな事言われなきゃならねぇんだよ!

ってイライラした

 

うるせぇな!!!?

お前が質問したから思った通りに答えたんじゃねぇか!

最初っからお前にとっての正解の返答があるなら

「僕がこう質問したら君はこう答えろ」って言えばいいじゃねぇか!

 

 

でさ

RPGとしてはそれなりに面白かったんですよ

 

会話の部分だけ90%くらいの確率でイライラしたけど

お金を稼いで装備を整えて敵と戦って~

という部分や

ゲームバランス的なものは非常に面白かった

 

 

なーんだってこんなに周りの奴らは

やたらと上から目線だったり

キザっぽかったり

喧嘩腰だったり

ほぼ接点の無いただのおっさんだったり

特徴的なのかなぁー!!?

 

そして全員が全員

会話をする度に私の返答に失望する

 

 

なんだよ!!!

 

言いたい事があるならはっきり言えよ!

 

お前ら訳分かんねぇよ!!!

 

 

 

・・・これが

女性向けゲーム

いわゆる

「異性との会話を上手に進めていくゲーム」

だと気付いたのは

 

一度クリアした後だった

 

 

遅い

 

 

エンディングとしてはね

 

えーっと

 

誰とも何の進展もなく

ただ『あんたは冒険者になりました』

みたいなエンディングだったんですよ

 

だけどそのクリア後に

「クリア時の好感度」みたいな表示が出て

 

そこでようやく気付いた

 

 

ハッ・・・!

 

だからあんなにも会話が多くて

私の返答に対してがっかりしまくっていたのか・・・!!?

 

 

そして

私が「女性だ」と思っていたキャラクターさえも

「男性」だった事が発覚

 

なるほどね!!!?

 

主人公以外全員男だったのか!!!

 

 

でさ

 

クリア後に「そういう事なら母には勧められねぇな」と思って

アンインストールしようと思ったんだけど

 

ふつふつと怒りが込み上げてきた

 

 

だって

 

私は常にその時最善と思える選択肢を選んで来たのに

 

 

 

90%くらいの確率で失望されていたから・・・!!!

 

 

 

おかしくね!?

 

これは男性を喜ばせる返答を選ぶゲームだよね!?

 

つまり私という人間は

男性を喜ばせる返答を選べない女だって事!?

 

 

納得いかないですね!!!

 

 

私だってやれば出来るはず・・・!

 

 

という訳で

もう一度だけやってみる事にした

 

納得いかないっす

 

若い頃はそれなりに遊んで来た私が

こんなにも失望されるのが納得いかないっす

 

 

RPGだと思い込んでいたから

まーた会話かよ面倒くせぇなぁ!

と思って適当にポチポチしていたのが敗因だと思うんだよね!

 

多分こういうのって

誰でも彼でも良い顔すりゃいいってもんじゃない

 

誰か一人にターゲットを絞ってやろう・・・!

 

 

とりあえず・・・そうだな・・・

なんか一番序盤から主人公と接触が多かった奴が

一番簡単にどうにか出来そうな気がするぞ・・・?

 

 

という訳で

ターゲットを一人に絞って

 

今度は『女性向けゲーム』という認識でプレイ!

 

 

これがまぁー大変だ

 

最初はRPGだと思っていたので

エストのクリアだけを目標にやっていた

だから非常に楽だった

 

だけど今度は

それと同時進行で男性を口説かなきゃならない

 

そんな暇ねぇよ!!!

 

 

 

何度も何度も途中で失敗し

挫折し

失望されまくり

 

「こりゃもうどうやっても無理だ」

となる度に最初からやり直した

 

 

分からねぇ・・・!

 

私にはこのゲームの中の異性が求めている答えが分からねぇ!!!

 

 

だってね!?

 

一緒に買い物してて

「わぁ可愛いお土産が売ってるわぁー」

ってシーンでね

 

選択肢が出るんですよ

 

・値段が高そう

・お揃いで買おう!

・必要ないわ

 

 

この選択肢だったらさ

「お揃いで買おう!」が喜ばれそうじゃないですか!?

 

これこそ一緒に買い物をしている異性が求めている答えでしょ!?

 

 

選ぶと

 

「そういうのが好きなんですか・・・?

 フッ・・・」

 

みたいな事を言われる

 

 

なんでだよ・・・!!!

あとその笑い方イライラするからやめろ!!!

 

 

そしてどうして

「必要ないわ」

って答えたら

 

「そうですね!必要ないですね!」

って嬉しそうにするんだよ・・・!?

 

絶対このゲームの中の男どもは歪んでるぞ・・・!!!

 

つーかこのゲーム作ったやつ

男の性質を知らないだろ!

 

えっ・・・

それともむしろ私が知らないだけ・・・?

 

交際している相手に

「ルカちゃんが本当に俺の事を好きなのかどうか分からない・・・」

って言われる事が多かったのはそういう事なの・・・?

 

 

 

そんなこんなで

「もうこんなゲーム無理や

 やめちまおう」

と思っていたんだけれど

 

ターゲットの男性からデートに誘われ

2人きりで行った浜辺で

衝撃的なイベントが発生した

 

 

「君にプレゼントがあるんだ・・・

 きっと君にぴったりだと思って・・・」

 

 

白い陶器に活けられた花を貰った

 

 

 

それまで

もういやになってきていてただポチポチマウスを高速クリックしていたのに

思わず二度見した

 

PCに顔を近付けてテキストをもう一度読み直す

 

 

白い陶器に活けられた花を貰った

 

 

浜辺で!!!!!!?

 

 

デートの最中に!!!!!!?

 

 

お前ずっとそれその状態で手に持って歩いてたの!!!!!!!!!?

 

 

なにしとんのマジで!!!!!!!

 

 

おかしいおかしい!

なんかもう全部おかしいから!!!

 

花活けてあるって事は当然水も入ってますよねぇ!?

 

 

こんなん笑うだろ!

 

声出して涙流しながら笑ったわ!!!!!

 

 

主人公も「わぁ!素敵・・・!」じゃねぇんだよ!

どこがだよ!

デートに誘いに来た時点で

何故か花を生けた陶器の壺を持っている男にも「はぁ?」ってなるし

浜辺で突然それをよこしてくる男にも「わぁ・・・」だろ!

 

こここそ選択肢出せよ!

 

・うわぁぁぁ・・・

・あなた大分おかしいですよ

・何が起きているか分からないんですがご説明いただけますか?

 

こういう選択肢が必要なシーンだろ!!?

 

 

この後主人公が

受け取ったそれを両手で持って

二の腕の筋肉をぶるぶるさせながら帰る所も

想像すると笑えますよね

 

新しい筋トレかな

 

なんだろうこのゲーム

本当に女性向けゲームなんだろうか

 

 

イベントを終えて

ゲーム内の自宅に戻ると

窓際の棚の上には貰った壺と花が飾られていた

 

こ・・・これか・・・!!!

 

想像以上にでけぇ・・・!

 

 

 

という訳で

このイベントがあまりにも面白かったので

こういう爆笑シーンが他にもあるのではないかと期待し

結局そのキャラクターとのエンディングを見るまで

必死に頑張ってクリアしました

 

 

もう二度とやらないけれど

 

 

ある意味最高に面白いゲームだったぜ・・・!!!