皆私の肩に感謝しな！

皆様こんにちは

育てていた（？）豆苗がついに枯れたＬＵＫＡでございます

そりゃーそうだよなぁー！

むしろこれだけ水やりを忘れていて

よく今まで生きてたもんだよ！

さて

そんなずぼらな私が勤めている会社は

作業員さんの制服がとってもダサい！

えっと

あの

昭和の工場

みたいな感じの作業着なんですよ・・・

汚れる作業だしそれで良いのかもしれないんだけれど

とにかくダセェ

いまだにこんな作業服売ってるんだなー

と思っちゃうくらいダセェ

で

この制服なんだけれど

基本的には会社からは一人につき１組だけ配布される

２組以上欲しい人は自腹で買ってね！

というなかなかハードなスタイル

そこで作業員さんたちは

こうした

「どうせ自腹で買うくらいなら

　こんなダセェの買わねぇよ！」

という訳で

作業員さんのほとんどが自分好みの作業着を着ており

社長はこれにいつも不満なご様子

社長「会社の制服があるのに着ないなんて！」

そうは言いましても・・・

自腹となるとちょっと

このだささは問題になるかと・・・

私「今って２組目以降自腹ですよね？」

社長「じゃないと大事に着ないからね！」

私「自腹ってなるとやはり・・・

　　ある程度素敵な制服の方が・・・よいのでは・・・？」

社長「素敵！？素敵って何！？

　　　仕事するのにそんな必要ある！？」

いやまぁそれはそうなんだけど・・・

私「最近工事現場とかで働いている方々を見ると

　　今時なかっこいい作業着びしっと揃えて着てたりして

　　あれはなかなかかっこいいですよねぇ！」

社長「・・・・・・・・・・そういうもの？」

私「そういうものですよ！」

結果

社長が作業服を一新する事を決意した

本当に単純な人だなぁ・・・

しかし

社長が選んだ新しい作業着がこれまたダサい！

社長「このカタログのこれ良いと思ってさー

　　　でも皆に見せたら不満そうなんだよー」

私「・・・・・・・・・」

こ・・・これはまた・・・凄まじくダサい！！！

センスの問題なのかなぁ！？

なんでこんなに昭和の工場感あるんだろー！

カタログをペラペラとめくってみると

そこにはたくさんのかっこいい作業着がずらり！

・・・なのに

この中からようこんなダサいの見つけて

「これだ！」

ってなったなこの人・・・

いや

もう放っておこう・・・

センスの悪さは私にはどうする事も出来ねぇ・・・

そう思って放っておいたが

いつまで経っても制服が変わらない

４月から一新する！

って言ってたはずなのに一体いつになったら・・・？

現場王「あれねぇ

　　　　あまりにも酷くて皆嫌だって言って

　　　　今すっかり話止まってる」

私「あーーーー・・・

　　作業着はせめてもうちょっとかっこいいのが良いですよねぇ

　　カタログの最初の何ページかに載ってたやつ

　　かっこよくなかったですか？」

現場王「あれねぇ！

　　　　あれはよかった！

　　　　でも絶対あんなの社長は良いって言いませんからね・・・」

私「ですよねぇ・・・」

一体どうするつもりなんだろう・・・

せっかく一新したって結局ダサかったら

誰も着ようとしないと思うんだけど・・・

その翌日

社長と現場に行った私は

社長からこんな提案をされた

社長「ルカさんにも作業着買ってあげたいなぁ！」

えっ

あのダセェやつ！？

嫌なんだけど！

あんなの絶対着たくないんだけど！

私「あぁ・・・・・・・」

社長「女性が作業着着てるのってかっこいいじゃない！？

　　　ルカさんも似合うと思うんだよね！」

あんなダサいのが私に似合うって！？

心外だなぁ！！！？

社長「本当は全員の揃えたい所だったけど

　　　ルカさんもこうやって現場に来る事多くなったし

　　　早めに用意したいよねぇ

　　　じゃないと服が汚れちゃうし」

私「・・・・・・・・・・・・（いやだなぁ）」

社長「作業着

　　　好きなの選ぶ？」

私「・・・・・・・・え！？」

社長「ルカさんにも好みがあるだろうし」

私「良いんですか！？」

社長「うわぁ嬉しそうだねぇ

　　　良いよ良いよ！

　　　ルカさんがそれで喜んでくれるなら！」

マジか！

それなら作業着欲しいかも！

私「カタログの最初の方のページに載ってた

　　ポケットがたくさんある

　　黒とかモスグリーンとかこげ茶の作業着がかっこいいと思ったんですけど！」

社長「えっ

　　　い、今時な感じの？」

私「あれかっこいいですよね！

　　襟を立てて着る事も出来るみたいだし

　　膝の所が曲げ伸ばししやすい作りなんですよ！」

そう

山で着たら最高っぽいやつ！！！

いやだって作業着でしょ？

私が山で遊ぶ時に着やすそうなもの選べば

間違いないと思うんですよ・・・

なんか最近現場で

高い所から飛び降りたりよじ登ったりもしてるし

多分近いよね・・・

社長「あれメンズしかないけど・・・」

え？

私山遊びの時の服

大概メンズですが？？？

私「私・・・肩が異常にがっしりしてるんで・・・

　　メンズじゃないとむしろ合わない・・・」

社長「ちょっと待って・・・

　　　帰ったらカタログ見てサイズ確認してみよう・・・」

う・・・うん

嫌な予感しかしないけど良いですよ・・・

会社へ戻ってカタログを開いた私

私「Ｓサイズで肩４３センチ

　　Ｍサイズで肩４５センチですね」

社長「それは大きいんじゃない！？

　　　Ｓでも大きいでしょ！？」

私「ちょっとメジャーで計ってみましょうか

　　・・・なんとなく嫌な予感がしますが

　　私の肩幅は多分・・・」

メジャーを持って肩にあて

もう片方の肩までメジャーを引っ張る

私「よし！ここ！」

メジャーを指先でおさえて目線の先へ持ってきた私

私「・・・・・・・・・あっ

　　うん」

社長「大きかったでしょう！？」

私の肩がな！！！？

私「４６センチ・・・」

社長「えっ」

そうかぁあ！！！

そうだったのかぁ！！！

そりゃー昔っから

肩パット入ってもいねぇのに

「肩パット抜いたら？」とか言われる訳だわな！

私「ちょ・・・ちょっといいです？

　　見たくないけど女性の平均肩幅調べたいんですよね」

社長「えっ・・・うん」

結果

女性の平均的な肩幅は

４０センチ！！！

６センチもでかかった！

しかも４６センチとか

男性の平均肩幅じゃん！！！

私「・・・という訳で・・・

　　私はメンズのMで良いですね・・・」

まぁそうだよね・・・

私が普段着てるメンズ服も

上はＭサイズだもんね・・・

分かってたけど・・・

分かってたけどーーーー！！！

社長「じゃあ・・・この制服・・・

　　　持ってきてもらうね・・・？」

私「・・・ありがとうございます・・・」

社長「まぁでも・・・ルカさんがこれにするなら

　　　他の人もこれにしようか」

私「え！？」

社長「皆揃ってないとまた文句言われそうでしょ？

　　　ルカさんがレディースじゃないと合わないとかだったら

　　　それ言って他の選ばせる事も出来たけど・・・」

それは素晴らしい！！！

なんか切ないけど結果オーライなのでは！？

その翌日

作業服を販売している会社の営業マンが

私の制服を持ってやってきた

営業「え！？女性が着るんですか！？

　　　あっこちらの方が！？」

社長「うん」

私「・・・・・・・・・・」

営業「いやぁそれだとこれはちょっと

　　　大きいかもしれませんね！」

そうだったらよかったんだけどね・・・

営業「一応ワンサイズ下のも持ってきてるので

　　　そっちを着てみた方が良いのでは？」

うるせぇな！

Ｍサイズをよこせ！！！

私「いえ

　　Ｍを先に着てみますね」

営業「いやぁ・・・多分ぶかぶかになりますよー」

作業着を手に持ち

ロッカールームへ移動し

着替えて鏡の前に立つと

自分でも驚くほどぴったりだった

んまぁぁぁーーー私の為にあつらえたかのようなぴったりさ！

まさかこれがメンズ作業着とは！！！

そのまま

社長たちの元へ戻った私

社長「お！？

　　　あっやっぱりぴったりだね・・・」

営業「あっ・・・おぉ・・・

　　　よ、よく・・・似合ってますね・・・！」

私「・・・・・・・・・・」

営業マン・・・

気を遣わせてすまねぇが

肩がごっつい女も居るって勉強になっただろ！？

次からは黙ってＭサイズを渡しやがれーーーー！！！