黒猫のワルツ

冷たい女

 

皆様こんにちは

 

 

女性に訪れる月に一度の呪われた日に

もはや歩行困難レベルの腹痛に襲われ

このままじゃ仕事に行けない・・・!

と思って鎮痛剤を飲んだものの

 

一向に効く気配が無く

 

床に倒れ込んだまま起き上がれずに苦しみながら私が出した決断は

 

『鎮痛剤をもう1錠飲む』

 

これで確実に呪いの腹痛は収まるだろう

 

だけどそれと引き換えに

100%私はお腹を壊す・・・!

 

くぅぅ究極の二択・・・!

 

 

だけど

 

背に腹はかえられぬ・・・!!!!!!

 

ピーピーの腹痛なら歩行はかろうじて出来るじゃねぇか!

 

 

ふんがっ!

 

 

と2錠目の鎮痛剤を飲み

 

結果

歩行は出来るようになって出勤出来たけれど

案の定お腹を壊して脂汗を垂らしながら仕事をしていたLUKAでございます

 

 

なんだよもーーー!

どっちも地獄じゃねぇかよーーー!!!

 

 

にしても

若い頃は月に一度の呪われた日もなんのそのだったのに

本当に歳を重ねる毎に酷くなっていくのは何なのだろうか

 

面倒だけどそのうち一度病院に行かなきゃならんのかなぁー!?

 

 

そして

呪われた日が近付く&呪われた日が訪れると

吹き出物が出来るの一体何?

 

全てにおいて不調なんですけど・・・!

 

 

 

さて

そんな

『結婚願望0=子供も要らん!=月に一度の女性限定イベントは呪われた日!』

という私ですが

 

 

先日

 

とても悲しい事故を目撃してしまった

 

 

仕事で車を運転する事が増え

走行する時間が長くなった事で

以前よりも圧倒的に事故現場に遭遇する確率が跳ね上がり

冬という要因も絡んで月に1~2度は事故を目撃するんだけれど

 

今回ほど悲しい事故は見た事がない

 

 

 

会社の車で集金をして回っていた私

 

 

その日の路面状況はツルッツル!

 

一度気温が上がって

そのあと急激に気温が下がったせいで

平地はスケートリンクのように見えるほどビッカビカになっていた

 

 

だけど

私が会社で使用している車のタイヤは

私が事故に遭う事が無いようにと

昨年末に新品のタイヤを履かせて貰った事もあり

そんな路面でもへっちゃら!

 

強いて言うならそういう道路よりも

馬力が必要とされるザクザク路面の方が苦手で

いよいよもって「こりゃどうやっても無理だわ」ってなると

適当な場所に車を置いて

 

自分の足で全力疾走する羽目になる

 

 

うぉおおおーーーー!!!

どんな坂道だって自分の足でなら走って上がっていけるもんねぇぇええ!

 

はぁっはぁっ!

〇〇会社のはぁっルカですはぁっはぁっ!

変質者でははぁっはぁっございませんはぁっはぁっゲホッゲホッ!

 

 

車が軽いのも原因だと思うんだよなぁー

 

後部座席に鉛でも乗せて走りたいもんだ

 

 

安心の新品タイヤで

その日もいつものようにのんきに運転をしており

カーブの多い細い道に差し掛かった時の事

 

少し先を見ると

道路脇に集められた雪の山が邪魔で

対向車が来たらどちらかがどうにか避けて

道を譲ってあげるのがよさそうな雰囲気

 

 

だけど誰もが皆先を急いでいるのか

互いに譲り合う事無く

対向車が来るとミラーがこすらんばかりのぎりっぎりの状態で

お互いにすれ違って行く

 

 

私は別にそこまで急いでいないし

避けてあげようかな

 

と思っていると

 

私の前の車も同じ事を考えたのか

道路脇に車を寄せ始めた

 

 

おや!

優しい心の持ち主さんだね!

 

私の後ろには後続車も居ないし

私もゆっくりで大丈夫だから一緒に避けてあげよう!

 

 

対向車も

私の前の車が避けてくれようとしているのを見てか

少し速度を上げて前方からこちらに向かってきた

 

 

 

・・・が

 

 

次の瞬間

 

 

悲劇が起きた

 

 

 

私の前の車が

対向車に道を譲ろうと

左側の雪山に乗り上げていったが

 

 

その雪山自体もつるっつるだったのでしょう・・・

そこに乗り上げてしまったもんだから

 

 

後輪がグリンッ!と右に滑って行って車体が横向きになり

 

 

見事に前方から来て

今まさにすれ違おうとしていた対向車のフロントに突っ込んだ

 

 

 

ゴッ!!!!!!!!

 

 

 

私「んのおおぉぉおおおーーーー!」

 

 

あまりの悲しい事故に

思わず車内で絶叫する私

 

 

ほんの・・・

 

 

ほんの親切心がこんな悲劇を呼び起こすなんて・・・!!!

 

 

前の車の人はただ

対向車が通りにくかろうと

自分が脇に避けてあげる選択をしただけなのに

なんだってこんな事になってしまったんだ!!?

 

 

 

まるで

時間が止まったかのように周囲が凍り付いた

 

 

私もハンドルを両手で握ったまま動かなかったし

前の車も動かない

 

対向車は・・・

前の車の後ろ半分に隠れて見えてないけれど

多分動いていない

 

っていうか動けんわな!

 

 

うわぁ気の毒過ぎるわぁ・・・

涙が出ちゃいそう・・・

 

そこで

ようやく私の前に居た車に動きがあり

助手席から人が降りてきた

 

 

 

そして次の瞬間私は

 

 

 

バックした

 

 

 

冷静に考えて

今しかチャンスがなかった

 

 

この細い道路でUターンなんか出来やしないし

後続車が来てしまったらもうバックなんて出来ない

 

前方は完全にふさがった状態で

一体どうやってお互いに抜け出すんだこれ

みたいな状況

 

私の前に居た車なんて

前も後ろも雪山で完全にフィットしちゃってっから!

 

 

脱出するなら今しかねぇわ!!!

 

 

脱出して横道入って逃げねぇと

しばらくここで捕まる事になるぞ・・・!!!

 

気の毒過ぎて涙出そうとか言ったけど

私はそれより何より我が身が可愛いわ!!!

 

手伝える事もなさそうだしさようなら!

 

 

 

その日の夕方

 

 

作業員1「ルカさん今日〇〇の事故のとこ居たっしょ」

 

私「えっ

  はい(なんで知ってんの?)」

 

作業員1「今あの一本上のところで工事やってて

     休憩であそこの上の道に車停めてて見えてた

     あっルカさんだって言ったら事故だもんな!」

 

作業員2「びっくりしたなぁあれ!」

 

私「あ!へぇ!?」

 

作業員2「あの非情な判断力すげぇなって話してたんだよ」

 

 

えっ

 

 

作業員1「車から降りて声かけるとかも一切しないで

     そっこーバックしたもんな!」

 

作業員2「優しくねぇけどい~~~い判断だったなぁ!

     あの後ルカさん居た所に車何台も来て

     動けなくなってた奴居たぞ!」

 

私「あっ・・・ははっ・・・」

 

 

いや・・・あの・・・だってその・・・

 

 

あの程度じゃ間違いなく

ケガというほどのケガにはなっていないだろうし

あってむち打ちでしょう!?

 

私が居たって別に役に立てるようなシーンじゃなかったと思うの!

 

助手席から人が降りてきて平気そうだったから

後はあの人たちに任せればいいな

って思っただけなの!!!

 

 

 

・・・っていうか

 

 

世間狭すぎだろ・・・!?

 

なんだって目撃者が居るんだよチィッ!!!!!

 

 

 

その後

作業員さんたちが帰ってくるたびに

 

「今日〇〇で事故あってさぁー

 ルカさんがさぁ!」

 

と話題にされているのが耳に入ってきた

 

 

ちょ・・・

 

 

ちょっとおぉおおおーー!!!!!

 

 

非情なのは間違ってない!

 

でも

なんか腑に落ちないんですけどーーーーー!!!