黒猫のワルツ

結局バカをやったのは私だけ

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

皆様ご存知の通り

 

 

私は人の名前を覚えられないし

誕生日や記念日も覚えられない

電話番号はもとより

他人が乗っている車のナンバーも車も覚えられない

 

基本的に

『自分とおよそ関係が無い事は一切覚えない!』

という生き物である

 

 

自分の生年月日だってね

色々な場所で書く必要や答える必要があるから覚えているようなもんであって

そういうのが一切なかったら確実に忘れる

 

困らないもの!!!

 

覚えていなくて困った事なんて無いもの!!!

 

 

彼氏と交際1年記念とか何それ!?

そんなの交際相手が覚えていて「1年記念だね」とか言い出したら

怖くて怖くて堪らんわ!

 

それ覚えて祝う事になんか意味あんの!?

 

 

車のナンバーや車を覚えている人も

まぁ・・・非常に多いですよね・・・

 

「ルカさん昨日〇〇に居たでしょう」みたいなのもさー

ほんっとあれ何なんでしょうね!?

 

監視されてる気分になる!

 

なんで!?

何のメリットがあって他人の車やらナンバーやらを

自分の記憶領域に突っ込んでおくの!?

 

お前はどんだけ脳の容量に余裕があるんだよ!

 

残念ながら私の記憶領域は非常に容量が少ないんだ・・・!

そんな情報を記憶して生きていく余裕なんてない!

 

 

 

でだ

 

私の会社の人たちは

 

 

みーーーーーーーーーーーーーーんな

 

びっくりするほどに

人の車とナンバーを覚えている

 

 

なんだっつーんだろうね・・・

 

どこか道路を走っていても

どうやら対向車線を走る車の中から手を振られているらしく

 

「ルカさん昨日〇〇走ってたでしょー!

 俺見つけて手ぇ振ったのに気付いてくんねーんだもん!」

 

みたいな事を度々言われる

 

 

気付く訳ねぇだろが・・・!

 

 

道路を走っている車なんて

「動く障害物」としか認識してねぇっつーの!

 

誰が乗ってるとか

見た事がある車だとか

そういうのは一切見てねぇんだわ・・・!

 

って言うか

駐車場に停まってる車だって見てない

 

自分の隣の車ですら

「右が黒で左が白」としか認識していねぇ

 

 

色オンリー

 

 

 

そんな私が先日

仕事の休憩時間に自宅へ帰ろうと

車を走らせていた時の事

 

工事現場で作業をしている男性が

大きく両手を振っているのが視界に入り

そちらを見ると

 

 

そこには

 

白い歯を見せて私に笑顔を送っている

会社の男性が立っていた

 

 

というかよくよく見たら

そこの工事現場に居る男性のほとんど全員が

私の会社の人たちではないか・・・!!!

 

しかも全員私に気付いているらしく

こちらを見ている

 

 

慌てて車の中で頭を下げて通過し

道路脇に停車している車を見ると

 

その全てに私の会社の名前が入っている

 

 

あっ・・・わぁ・・・

 

全然気付かなかった・・・

 

 

えぇーどの辺から皆居たの・・・?

 

 

って言うかさ・・・!

 

これだけ交通量があって通過する台数も多い場所なのに

そこに私の車が紛れて走ってきて

よく「ルカさんだ!」ってなるな!!!?

 

凄くね!?

 

動体視力もそうだし

記憶力と観察力が恐ろしいったらありゃしない・・・!

 

 

なんで工事やってる最中に

走ってる車見てるの・・・???

 

 

って言うかそうか・・・

今日から数日間ここの工事の予定が入ってるんだっけ・・・

 

こりゃしばらくはここを通る時に気を張っていないと・・・

 

 

休憩が終わって会社へ戻る際

工事現場の少し手前から滅茶苦茶警戒していた私は

私の車が視界に入ると同時にこちらに気付いて

手を上げた作業員さんにもすかさずペコリ!

 

すると

次々に作業員さんが手を振ってきた

 

 

どんだけぇぇぇぇ!!!!?

 

 

ねぇどうなってんの!!!?

 

 

「ルカさんが来たぞーーー!」

みたいな事を叫んでる様子も

無線でやり取りしている様子も無かったぞ!!?

 

お前ら全員どういう視野の広さしてんだよ・・・!

 

 

翌日も同様に

皆が大きく手を振ってくれる中

頭を下げながら車で通過する私

 

 

何なんだ私は・・・

凱旋でもしてんのかってよ・・・

 

 

 

そして3日目

 

それまで他の現場に入っていたクマさんも

私の通勤ルート途中にある現場に参戦!

 

 

その日の休憩終わり

 

いつものように会社へ向かって走っていた私

 

 

さぁ・・・そろそろ例の場所だ!

 

頭を下げる準備はいいか!!!?

 

 

遠くに作業員さんたちの姿が見え始め

ハンドルを両手で持ち

少し身体を前に出して頭を下げる準備を始めたその瞬間

 

 

 

クマさんが

 

 

大きく両手を広げて

両足を開いて腰を落とし

 

自分のお腹の辺りで両手を構え

 

 

私に向かって突き出してきた

 

 

 

こっ

 

 

これは・・・・・・・・・・・・

 

 

 

かめはめ波!!!!!!!!!

 

 

 

咄嗟に私は

車の中で右手をハンドルから離し

上半身をクマさんが立っている方とは反対の方へのけ反らせ

 

「やられたぁぁぁぁ~~~」のポーズを取った

 

 

 

その次の瞬間私の視界に入ったのは

 

私の会社とは関係ない

交通整備の人員派遣会社に勤める

交通整備のおじさんたちが

 

私を見て大爆笑する姿だった

 

 

 

ちょ・・・・・・・・・っ

 

 

バカ野郎やめろよかめはめ波とかぁぁぁ!!!

 

 

 

ついノリで「やられたぁ!」ってやっちまったじゃねぇかぁぁあ・・・!