黒猫のワルツ

ごめんねクルミさん・・・

 

皆様こんにちは

 

平日は仕事

休日は毎日山でキノコ採り

という生活のおかげで

恐ろしく疲労困憊のLUKAでございます

 

 

あのー

お腹いっぱいの時でもデザートは別腹!

みたいなのがあるじゃないですか

 

美味しそうな物を見ると胃袋がぎゅんぎゅん動いて

隙間を空けてくれるからまた入るようになるやつ

 

あれみたいなもんで

基本的には私にとって山って別腹で

行くと元気になる!

みたいなもんなんですけど

 

春と秋では大違い

 

春の山菜採りもハードなのはハードなんだけれど

姿勢が割と楽な姿勢で挑めるので

そこまで疲れないんですよね

 

 

だけど

 

秋のキノコ採りはマジで疲れる

 

 

お陰で私は現在

 

首と左肩と尾てい骨の辺りが非常に痛い

 

 

どうして右肩は無事なのに左肩が痛いかっちゅーと

これは多分

 

『採ったキノコが入った袋を持っているのが左手だから』

だと思う

 

両手共に草をかき分ける動作をするんだけれど

ある程度量が溜まったキノコは非常に重い

 

それを手に持ったまま草をかき分けるもんだから

多分左の肩だけやられるんでしょうね・・・

 

いやー疲れた

 

 

ただ

北海道で落葉キノコを採っている人たちって

皆こんな感じらしいんですよね

 

高齢の方は散歩がてらちょっと探す

って程度らしいんだけれど

私くらいの年代や40~50代の人たちは

休日になる度にそりゃーもう色々な場所を探し歩くらしい

 

でもって

一旦家に帰ったものの

やっぱりまだ採れる気がしてまた行く!

なんて事もあるらしい

 

分かるー!

『これだけあればもう充分』

ってわかっていても

そこにキノコがある限り行かずには居られないのが

キノコ採りをする人の性ってやつなんでしょう・・・!

 

 

ただ

もうそろそろ私が住んでいる地域の

落葉キノコシーズンも終わりなんですよね

 

雪が降り始めるまで出るには出るんだけれど

数は圧倒的に少なくなってくるので

私が本気を出して山に入るのは

来週いっぱいくらいで終わりかなぁーという気がしている

 

楽しい季節はあっという間だなぁ!

 

これが終わってしまったら

北海道は本格的に冬になるので

私は家に引きこもって趣味に没頭し

 

また春が来て山菜採りが出来るようになるのを

心待ちにする事になるんでしょう

 

寂しい

 

 

そんな山遊びが大好きな私

 

土曜日に母と山へ行っていた時の事

 

 

母「今年クルミ少ないんだわ・・・」

 

 

クルミの木の下を見ても

落ちているクルミが少なく

 

足で踏んで割ってみても

実がぎっしりと詰まっているものがほとんど無い

 

 

毎年落葉キノコを採るついでにクルミを拾って帰り

綺麗に洗って乾燥させ

それを割って食べるんだけれど

今年はどうやら不作らしい

 

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

母「前にHが一緒に来た時

  木ゆすってクルミ落としてくれたんだよね」

 

 

クルミの木を見上げるも

上の方がよく見えない

 

 

私「実ついてんだろうか」

 

母「ちょっと見えないね」

 

 

そっとクルミの木に触れてみる

 

 

これを・・・ゆすった・・・だって・・・?

 

 

クルミの木は大層太くてしっかりしており

とてもゆすってどうにかなりそうには見えない

 

 

私「こんな木ゆするってどんな力だよ・・・!」

 

母「ゆっさゆっさゆすって落としてたよ」

 

 

ぐっと力をこめて木を押してみるも

とてもじゃないけれどびくともしない

 

私に出来るとしたら

木登りをして上の方の細くなった枝をゆする事くらいだろうか

 

 

ギリギリ手の届く木の枝に両手を伸ばしてぶら下がり

そこから下半身をぐっと持ち上げて

逆上がりをして木の枝によじ登った

 

 

わぁ・・・意外と高いぞ・・・!?

 

 

木登りなんて一体何年ぶりだろう

 

小学校の時以来ではなかろうか・・・!

 

 

一気に楽しくなってきて

次に上る枝を見つけて手をかける

 

 

母「実があっても持ち上げたら軽くて

  中身入ってない感じするんだよねぇ」

 

 

こっちの枝に足をかけて

あっちの枝に手をかけて

とうっ!!!

 

 

母「なんだって今年はこんなに実が少ないんだか

  年によって違うんだろうかねぇ」

 

 

次はこっちだ・・・!

よいしょ・・・っと!!!

 

 

ふと下を見下ろすと

もう母の姿は小さく見えている

 

木の大体2/3くらいまで登っただろうか

 

それで・・・木の枝をゆする訳だけれど・・・

 

 

・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

木の上の方を見ても

どこにも実がついているようには見えない

 

 

私「実なんて無い」

 

母「え?

  ・・・・・・・・・・は!?

  あんたそんな所まで登ってんの!!!?」

 

私「木登りなんて何年ぶりだろうかね」

 

母「そういえばHが木ゆすった時も

  そこまでは登ってなかったけど

  途中まで登ってた気がするわ」

 

私「でもそもそも実がついてないのよ

  っていうか・・・

  ゆすれない・・・!!!」

 

 

両手でしっかり木の枝に掴まり

必死に体重をかけて揺らそうとするも

とてもじゃないけれど揺れる気がしない・・・!

 

 

私「ふんぬぅぅーーー!!!」

 

母「実がついてないならゆすっても意味ないでしょ!?」

 

 

それはそうなんだけど

どうやってゆすったのかが気になって・・・!

 

 

木の枝にもたれかかって休憩をしつつ

遠くまで見える景色を眺める

 

 

気持ちいいなぁー!

 

子供の時もこうやって高い木に登って

景色を眺めてたんだっけなぁー!

 

 

さて・・・

それはそうとそろそろ降りるか・・・

 

 

下を見ると

そこは地上から4~5メートルはあろうかという高さだった

 

 

た・・・高い・・・!!!

 

 

子供の頃だったらしゅるしゅるっと降りられたけれど

この年になるとちょっと容易には降りられない気がする・・・!

 

何より

高い所から落下した時のダメージが恐ろしい!

 

 

いや

でも登る事が出来たんだから降りられるはずなんだよな

 

 

ゆっくり足場を確保しながら降りていく

 

 

・・・が

 

すぐに面倒になった

 

 

もう飛び降りちゃって良いんじゃなかろうか

 

 

・・・いや

これまだ地面まで3メートル近くあるか・・・

下手な着地をしたら捻挫しかねないぞ・・・?

 

 

そこで私は

下の方に見えている木の枝に飛びついてぶら下がり

そこから飛び降りる事を考えた

 

ここから狙いを定めて・・・

 

 

えーい!!!

 

 

ぴょんっと木の枝から飛び

 

両手で下の方に見えていた枝にしっかり掴ま・・・

 

 

 

バキィッ!!!!!

 

 

私「!?」

 

母「なに!?」

 

 

両手で木の枝に掴まった瞬間

その木の枝が折れ

 

私は

 

両手で木の枝を見事に持ったまま

地面に無事着地した

 

 

私「・・・・・・・・・・」

 

 

や・・・

 

やっちまったぁぁぁああ・・・!!!

 

 

母「あんた・・・!」

 

私「ご・・・ごめんなさいごめんなさい!」

 

母「「自然を大事に」「傷つけないように」とか言ってて

  そういう事する!!?」

 

私「・・・・・・・・」

 

 

す・・・

 

すまねぇ・・・!!!

 

 

童心に帰り過ぎて

自分の現在の体重把握してなかった・・・!

 

 

 

ただ

君のワンクッションがあったお陰で

私は無事に地面に着地出来たよ・・・

 

 

そっと

折れた枝を持ち上げて

折れた所にくっつけようとしたが

 

背が届かない

 

 

母「もう無駄だから!!!」

 

 

何歳になってもやんちゃ過ぎて

ほんとすんません・・・・・・!!!!!