黒猫のワルツ

確かにあなたたちの言う通りでした

 

皆様こんにちは

 

若い頃からやたらと人に

「あんたは悪運が強い」

と言われてきたLUKAでございます

 

よく言われるけれど

それを言われる理由はよく分かっていない

 

一体何の事を言われているんだろうか・・・?

 

 

 

そんな私が先日

 

ルルちゃんのご飯を買いに

片道40分かかるお店へ行った時の事

 

 

可愛い可愛い私のペットのルルちゃんは

 

蛇である

 

 

故に

どこででも餌が買える訳ではない

 

近場に購入出来るお店があったらとっても楽なんだけれど

残念ながら近場にそういった特殊なお店は存在しておらず

2~3か月に一度は必ず

その片道40分の道を車で走る事になっている

 

 

そのお店へ向かう時の私は

どうしてだかいつだって『追い越し車線』と呼ばれる

右側のレーンを走りがち

 

やっぱり『片道40分』という距離がそうさせているんですかね・・・

 

どうしてものんびり走る気持ちにはなれず

ついつい皆と同じように70~80キロほどの速度を出してしまう

(このルートでは半数程の人が70~80キロで走行し

 もう半数が50~60キロで走行する)

 

 

その日は雪が降っており

視界はあまり良くなかった

 

 

だけどそれでもいつも通り追い越し車線を走り

30分程で目的のお店へ到着

 

 

ルルちゃんの餌を大量に購入して車に乗り込んだ私は

 

いつものようにこう思った

 

 

「帰りはゆっくり安全運転で帰ろう」

 

 

 

毎回なんですよ・・・!

 

毎回お店を出た時はこう思っているんだけれど

途中辺りから段々耐えられなくなって

左車線から追い越し車線に移動して

スピード出しちゃうの!

 

 

多分北海道の道路も悪いのよ・・・

 

道幅が広い上に直線が延々と続くんだもの・・・

 

道民の運転が荒いって言われるのは

絶対道路のせいもあると思うのよね・・・

 

 

ただ

 

この日の私は

 

本当に安全運転で帰路についていた

 

「早く帰りたい」という気持ちももちろんあるんだけれど

なんとなく

 

そう

 

本当にただ『なんとなく』

60キロ以上出す気にならなかったのだ

 

路面状況は店に向かっていた時よりもよっぽど良く

雪は降っているものの路面の雪は溶けている

 

更には

時間が遅い事もあって

道路を走っている車の台数も非常に少なかった

 

 

いつもの私だったなら

こんな絶好のスピード出しまくりチャンス

逃す事無くとっくに追い越し車線に切り替えていたはずなのに

一体どうして私はこんなにのんびり走っているのだろう

 

 

気付けば私の後ろには一台の車が

ぴったりとついて来ていた

 

 

追い越して行けばいいものを・・・

 

こんなのろのろ運転について来るなんて

よほどの物好きなのね・・・

 

 

真っ暗になった外の景色を眺めつつ

後方の車のライトを見たりしながらのーんびり走る私

 

 

すると

 

後ろの方から

「ちんたら走ってらんねぇよ!」

と言わんばかりの速度で

左車線と右車線を交互に移動しながら

追い越しをかけまくって突き進んでくる車が見えた

 

 

おやおや・・・

随分とお急ぎのご様子だ・・・

 

上手く抜けて行けるように

追い越し車線の車と並走しないように走ってあげないとね

 

 

後方に注意しながらも

変わらずのんびり走る私

 

 

そしてついに

 

後方から追い上げてきていた車が

 

 

私の横を

ギュンッ!と追い越した

 

 

その瞬間

 

 

 

私の後ろの車が突如加速して

右車線にグイッと移動して私の横を物凄い勢いで追い越し

 

私の右を追い越して行った車に勢いよく近付いた

 

 

えっ

 

 

そして私の後ろにぴったりついて来ていたはずの車のてっぺんには

 

いつのまにか赤く光る赤色灯が・・・!!!!!

 

 

 

うえぇぁあっ!!!!!!?

 

 

あんた・・・覆面パトカーだったの!!!!!!?

 

 

 

これまで

まだ明るい日中に

「こやつ覆面だな」

と気付く事はあったけれど

 

こんな真っ暗な雪が降って視界が悪い中で

覆面パトカーを覆面パトカーと認識した事なんて

ただの一度も無かった

 

 

 

覆面パトカーはあっという間に

追い越して行った車の後ろにびったりと張り付き

すぐさま私の前方で左に寄って停車

 

 

あらららぁ・・・んまぁ・・・なんという・・・!

 

 

 

っていうか

 

覆面パトカーがこんな風に誰かを捕まえる所を見たのって

生まれて初めてだ・・・!

 

 

こっわぁぁぁあ!!!

 

 

追い越して行った車を停車させた直後

目にも止まらぬ速さで覆面パトカーから降りてきた警官を

横目でチラッと見ながら通過した私

 

 

 

真っ直ぐ前を見ながら気付いてしまった

 

 

あの覆面パトカーって

 

私がいつも『追い越し車線』へ移動する辺りから

ずっと私の後ろに居た気がする・・・

 

 

もしも私がいつものように

途中で「もーのんびり走るのおーしまい!」となって

追い越し車線へ移動して加速していたなら

 

捕まっていたのは間違いなく私だっただろう

 

 

速度超過20キロって所だろうか・・・!

 

 

 

あっぶねぇぇええ・・・!!!

 

 

いやまぁそもそもスピード違反自体悪いんだけどさ!

 

 

見ていようがいなかろうが

違反すべきじゃないのは分かってるんだけどさ・・・!

 

そんな奴ら

誰もが皆捕まって当然っちゃ当然なんだけどさ・・・!!!

 

 

 

そしてここで

 

かつて友人から言われた

 

「あんた本当に悪運強いよね」

 

というセリフが脳裏をよぎった

 

 

 

うぉおおおおーーーー!!!

 

 

『なんとなく』というなんの根拠もない私の勘

 

ありがとおおおおおおおおお!!!