稚貝だけに違います

皆様こんにちは

ＬＵＫＡでございます

先日

仕事が休みの日の出来事

その日は午前中から

兄夫婦の家で『松の木を抜く』という重労働を行い

私は夕方にはすっかりへとへとになっていた

松の木

抜いたんですよ・・・

兄夫婦の家には

大層立派なお庭がある

家の前の庭には池があり

色とりどりのツツジが咲き誇っているし

家の裏は山へと繋がっており

良い土が入った畑まで完備！

家自体も大きくて

居間には床暖が入っている立派な家である

だけど

駐車スペースが若干不足していた

北海道の人って結構『自分の車』を所有している人が多いんですよね

恐らく移動が不便だから

車を持たずには生きられないんだと思う

ＪＲもバスも通っているけれど

そもそも駅やバス停までの距離が遠かったり

山坂が多いですからね

そして町から町への距離がかなりある

多くの人は

高校生のうちに自動車教習所に通って免許を取得し

高校を卒業すると同時に車を所有するようになる

親が卒業記念に車をプレゼント！

なんて話もかなりよく耳にする

ルカ家の人々も例に漏れず

一人一台車を所有している状態だ

そんな私たちが兄夫婦の家に集合するとなると

車を停める場所は広いに越した事がない

兄１台

母１台

私１台

父が母の車に同乗すれば３台だけど

父もまた別動となると実に４台である！

今は全員で集まる時には

私が実家へ両親を迎えに行って

私の車１台で兄夫婦の家に行っている

計２台でもういっぱいいっぱい

そもそも兄自身

普段使いの動きやすい（荷物を運びやすい）車を所望しており

それを停める所を確保したかったというのもあるのでしょう

なので

庭の一部を消し去って

車を停める場所を広く確保しようとした訳です

でも庭だから！！！

でっけー石とかゴロゴロあるし

草木もわっさわっさ生えてるんですよ！

普通だったら専門の業者さんに頼むでしょう！！！？

だけど

それを自力でやっちゃうのがルカ家である

引っ越しだって引っ越し業者を使わずにやっちゃうからね

私なんかも実家を出る時

ほとんど一人で毎日コツコツ荷物運んで引っ越しした

お金をケチっている訳じゃなく

『自分で出来そうな事は自分でやりましょう』

というスタンスなんじゃなかろうか

朝の９時に兄夫婦の家へ全員集合！

皆で協力して石やら土を運び

土を掘って掘って掘って掘って

広く生えている根を切っていき

・・・こう・・・！！！

倒れたーーー！！！

長かったーそして暑かったーーー！

この日の私が住んでいる地域の気温は２４度

そんな中でツルハシを振るうのは

とにもかくにも暑かった・・・！

そしてこの後は

この松を運ぶという作業付き

いやーしんどかった・・・！

しんどかったけど

滅茶苦茶良い運動になった

全身筋肉痛！

普段いかに使っていない筋肉があったか

っちゅー話ですよ・・・

たまにこうやってしっかり重労働をして

筋肉を維持せねばなるまい・・・

この後庭で焼き肉をやったんだけれど

暑さで食欲減退

でもほんと

よく身体を動かして

よく食べるのは大事

そして

よく寝るのも大事！！！

この日２時間しか眠らずに重労働に参加していた私は

焼き肉を終えて両親を実家に車で送り届けた際

実家のソファで眠りこけてしまった

眠かった

とても起きていられる状態じゃなかった

寝ている最中

誰か来客が来ていた気がするけれど

それでも全く目が覚める事無く

２時間ぐっすり眠った私は

突然カッ！と目を開いて飛び起きた

寝過ぎた！！！

ちょっと３０分～１時間くらい仮眠を取ろう

みたいな気持ちだったのに・・・！

母「起きるの？」

私「寝過ぎた・・・」

母「隣の人来てアサリの稚貝くれたよ」

私「・・・・・・・・・」

アサリ・・・・・・・

アサリの稚貝・・・？

何だろう

寝起きだから理解出来ないのかな・・・

アサリの稚貝って何だろう

アサリにも稚貝なんてあるんだろうか

小さなシジミみたいなサイズって事・・・？

私「・・・・・・・・・へー」

母「娘さんにあげてって持ってきた」

私「・・・・・・・・・・・

　　なんで私に？」

母「あんたの車あったから

　　あんた来てるって分かったんじゃない？」

あれ？

私を「息子さん」って呼んだり「娘さん」って呼んだりするのに

『この車は娘さんの物だ』って事は分かるようになったんだ？

わーい！嬉しいなぁー！

じゃあ私も山菜採ってきたら持って行くね！！！

私「へぇー！」

母「だから持って行きな」

私「アサリ・・・アサリの・・・稚貝？」

母「アサリのまだ小さいやつさ」

元々それほど大きい物じゃないアサリが

更に小さい状態って・・・どういう・・・？

全く想像がつかない

つかないけれど・・・食べれるサイズって事だもんね？？？

私「じゃあ・・・パエリア作ろうかな」

母「パエリア・・・？」

私「エビとレモン買って・・・

　　パエリアにしようかな・・・（まだ寝起きでぼーっとしてる）」

母「アサリってパエリアに合うの・・・？」

え？

何言ってるの？

あんたに何度か食わせたパエリアも

毎回アサリで作ってるじゃない

アサリの出汁が出て美味しいじゃない？？？

私「合うよ？」

母「味噌汁とかの方が良いんじゃない？」

あー！！！

それは無理ーーー！！！

そもそも私

本来貝類が苦手な人間ですから！

ホタテ・ホッキ・赤貝とか全く食べられないし

ぐちゃぐちゃした感じが無理だから

ツブとかも生では食べられない

ツブは焼いたツブしか食べられないし

アサリも焼いて若干カラカラになった感じが好きだし

まともに食べられる貝類はシジミとアワビだけ

シジミはあの小ささ故に味噌汁でも気にならない（むしろ美味しい！）し

アワビはぐちゃぐちゃしていないから好き

でもアサリの味噌汁なんて無理！

ぐちゃぐちゃすんじゃん！！！

私「絶対やだ！

　　アサリの味噌汁なんて食べられないもん！

　　アサリぐちゃぐちゃするじゃん！

　　あの食感が無理！」

母「へー？あーそうなんだ

　　食べれないんだ？」

ほんっとこの人は

何年経っても私の好き嫌いを全く把握しない人だな・・・

子供の頃から一貫して食べられない物でも

容赦なく勧めて来るから嫌だわ・・・

しかも私の場合

食わず嫌いではない

大人になってからも何度も何度も挑戦し

その度に「あぁーやっぱ無理！」ってなってる嫌いなのだ

だからちゃんと

「これはこういう理由で無理なんです！」

という事を毎度説明しているのに

それでも覚えてくれない

やめろよ！

数の子とかグイグイ勧めて来るんじゃないよ！

あんなのゴムみたいでオエッてなって飲み込めねぇし！！！

３６年も親子してるんだからいい加減覚えてよ！

ちなみに母が世界で一番苦手なのは

「生の白魚」

一度食べさせてみた所

どうやら噛めないし飲めなかったらしく

涙目の状態で

半開きの口から１匹ずつ生の白魚を産んでた

好物はゼリービーンズ

私は貴女の苦手な物も好きな物も

ちゃんと覚えてるよ！

まぁ

生の白魚は口から産んでる光景があまりにも笑撃的過ぎて

忘れたくても忘れられないだけっていうのもあるけど・・・

私「どうして私の嫌いな物覚えてくれないの

　　貝類は基本苦手だって言ってるじゃない」

母「いやーあたしそういうの覚えないわ

　　とりあえず帰りに忘れないで持って帰って

　　しっかしパエリア作るのにエビとレモン買うって

　　せっかく貰った食材で物作るのに余計にお金かかるんだね」

そりゃー仕方ないよ

・・・まぁ確かに

パエリアに使う食材の中では

アサリが一番安い気はするけども・・・

しばらくテレビを眺めて目を覚ました私は

ようやく重い腰を上げて家へ帰る事にした

さぁーアサリ貰って帰って

明日にでもエビとレモンとその他の材料買って

大好物のパエリア作ろーっと！

ルンルン気分で台所へ行った私は

頭を傾げた

おや？

アサリはどこに？

冷蔵庫を開けて中を見ても

アサリらしき物体はどこにも存在しない

え？

どこ？？？

どこにアサリ？

私「・・・・・・・・・・？？？」

母「あんた何してんの」

私「アサリどこ？」

母「あぁアサリそこ！あるしょ！」

私「・・・・・・・・・・・・」

おかん

あのな

これはな・・・

私が大っ嫌いなホタテの稚貝や！！！！！！