黒猫のワルツ

冗談か本気か分からねぇ

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

昨日の記事の中で

ラミネートの機械を修理した私

 

その日の夜

 

仕事が終わってから真っ直ぐに実家へ行くと

 

 

訳の分からねぇ物が置かれていた

 

 

居間の隅には母の鏡台があり

そのすぐ横に

シンプルイズベスト!というような

スタンドランプが置かれている

(確か兄夫婦が母にプレゼントした物)

 

そのライトのカバーの上に

 

 

真っ黒で網目状になった・・・

 

大きな球体がゴロン!と置かれているのだ

 

 

母「見てこれ

  面白いでしょ」

 

私「なんっ・・・・・・ん?

  なんだこれ・・・?」

 

母「電気点けてみて!」

 

 

試しに電気をつけてみると

 

何とも言えない・・・不気味さがあった

 

 

網目状になっているので

巨大な黒い繭のようなその物体の隙間隙間から

僅かに光が漏れている

 

直径は・・・40cmはあるんじゃなかろうか・・・

 

 

これが一体何なのか分からない

 

 

私「これは一体なんなの・・・?」

 

母「リサイクルショップで買って来たんだよ

  本当は天井から吊るすやつなんだけど

  ソケットが壊れてて電気つかないから

  仕方なくカバーだけそこの上に乗せた」

 

 

え!!!?

 

そんな壊れたもん買ってどうすんの!!!?

 

 

って言うか

ソケットが壊れてたからって

カバーだけ外して全く別のライトに乗せるって

どういう発想なの・・・

 

ものっすげー合わないんだけど・・・!

 

 

私「・・・・・・・・・・んふふっ」

 

母「そうでしょう!?

  笑っちゃうでしょう!?

  何とも言えない気持ち悪さだよね!!!

  あたしもこれどうしようかなーって悩んで悩んで

  試しにそこ置いてみたらピッタリサイズ合ってさぁ!

  電気つけたらなんか酷くて笑っちゃった!」

 

 

そう思ったなら外せよ・・・!!!

 

あれは確か兄夫婦が母にプレゼントした物じゃなかったかなぁ?

 

 

私「何さ・・・

  壊れたやつどこにあんの・・・」

 

母「あっちにあったかな」

 

 

母から

吊り下げる為の電気のソケットを受け取った私は

ソケットに電球をはめ込んで

廊下に脚立を置いて天井の電気を外し

試しにそこに設置してみた

 

スイッチを入れても

確かに電球は全く反応しない

 

そこでコードの上の方から順番に

少しずつうねらせていく

 

 

ソケットに近い部分辺りをいじったその瞬間

一瞬だけ電球が光った

 

 

あ!

 

 

母「あ!今ついたっしょ!」

 

 

何度もその辺りをいじり

異常個所を探る

 

 

私「ここから先に異常だねぇ

  コード切って接続しなおそうか」

 

母「えー買って来ようかと思ってたんだけどー」

 

 

捨てるつもりだったなら私に修理させろ・・・!

 

 

工具箱からドライバーとペンチと

結束バンドを取った私は

台所の椅子に座って

ソケットから電球を外して

ネジを1つずつ外していく

 

今日はなんだかこんな事ばっかりやってんなぁ・・・

続く時は続くもんだ・・・

 

 

ネジを外して分解してみると

すぐに原因が分かった

 

 

コードの銅線部分が途中で切れて

銅板から外れてしまっていたのだ

 

そりゃー電気がつくはずがない!!!

 

 

恐らく

ランプの重みでソケット部分が引っ張られてしまって

銅線が切れてしまったのだろう

 

コードがあまりにも長すぎたので

ちょっと多めに切り

布で包まれている部分をハサミで切る

 

絶縁ビニルに切れ込みを入れて剥がし

銅線の束を2本むき出しにし

 

銅板にしっかりと当たる位置でネジを締め・・・

 

る前に!

 

 

同じ事が起きないように

しっかりコードとソケットが繋がった状態にせねば!

 

コードに先にソケットのパーツを突っ込み

しっかりそのパーツにコードが引っかかるように

結束バンドでコードを縛って補強をする

 

 

母「なんか見栄え悪い

  性格出てる」

 

私「ここはどうせ見えないから良いの!

  こうしないとコードとソケットがしっかり安定しなくて

  また銅線に負担かかって切れるの!」

 

母「もうちょっと綺麗にやったら」

 

私「もー!うるさいなぁ!あっち行ってて!

  これからちゃんと綺麗になるの!」

 

 

コードに巻かれた布部分を裏返し

そこを結束バンドで留めて

不要な部分はカット!

 

 

試しにコードを持ち上げてみると

ソケットにネジで繋げるパーツは

しっかりとコードと一体化している

 

これならソケットを繋げても

もう銅線に負担がかかる事は無いはず・・・!

 

 

母「あれ?ここにあったネジは?」

 

私「ここに置いてあったでしょ!?

  なんでいじるの!

  やめてよ!」

 

母「無くなったよ?」

 

私「あんたがその辺いじるからでしょー!?

  ちょっとどこやったの!?

  なんでそうやって何でもかんでもいじるの!」

 

 

電気製品を分解&修理する時は

元々締められていたネジの位置が分からなくならないように

締められていた通りの形でその場に置いて行ってるのに

どうしてベタベタベタベタ触って動かすかなぁ!?

 

んもーーー!!!

 

 

母の邪魔が何度も何度も入ったけれど

それでもようやくネジを全て締める事が出来た

 

ふぅ・・・

 

無駄に神経使ったぜ・・・

 

 

では!

 

いざ点灯!!!

 

 

ソケットに電球を再びはめ込み

脚立に上がって天井に接続

 

スイッチを入れると・・・

 

 

ペカァァァーーーー!

 

 

私「よっし!直った!完璧だ・・・!」

 

母「あぁー明るいねぇー」

 

私「じゃあさっきの・・・あの・・・変な丸いのを・・・

  ・・・・・・・・・・え?

  直しておいてなんだけど

  本当にあれつけるの?」

 

母「使う!」

 

 

あれ・・・

 

なんか蜘蛛の巣の塊みたいで好きじゃないんだけどなぁ・・・

 

 

あまりにも芸術的って言うかなんて言うか・・・

 

この家そういう雰囲気じゃないじゃん!?

 

おしゃれな雰囲気の家になら合うだろうけど

この家には合わないと思うんだよねぇ・・・!!!

 

 

それでも

母が使いたいと言うのだから仕方がない

 

好きにさせてあげましょう・・・

 

 

スタンドライトの上に置かれていた球体を取り

ソケットにはめ込み

コードを持ってぶら下げる

 

 

う・・・うん・・・・・・

ほんと・・・芸術的・・・

 

 

再び脚立に上がった私は

コードの長さを調整しながらしっかりとその・・・

芸術的なペンダントライト(?)を取り付け

スイッチを入れた

 

 

私「後は壁のスイッチでオンオフ出来るから」

 

母「おぉーーー・・・・・・

  あぁー・・・・・・・

  あはははははははは!!!

  なんか・・・おっかし!!!」

 

私「・・・なんていうかこう・・・

  中で蜘蛛でも飼ったらいいんじゃないかな・・・

  って言うかほんとにこの家に合ってないよこれ・・・!」

 

母「良いの!

  お爺さんが気に入って買ったんだから良いの!」

 

父「どうだ!直ったのか!」

 

私「んー・・・・・・・」

 

 

すっかり興味が失せてスタスタ台所へ戻って行く私

 

 

直ったライトを見て何やら楽しそうに会話をする両親

 

 

まぁ・・・喜んでるならいいけどさ・・・

 

 

でもほんと

 

なんつーか

この家のインテリアに全く合ってなくて

人が来てこれ見たらちょっと

妙な違和感感じると思うんだけどなぁ・・・

 

 

工具を片付けた私に

 

父が嬉しそうに大きな声でこう言った

 

 

父「さすが〇〇(今働いている会社)だなぁ!?

  修理はお手の物か!

  その調子で色んな技術身に着けてくれよ!!?」

 

私「・・・・・・・・・・・・・」

 

 

お・・・お前・・・・・・

 

 

私が今の会社で何やってると思ってんの!!?

 

 

事務ですから!!!

 

 

これは私が子供の頃から

色々いじって身に着けた知識と技術であって

今の会社で身に着けた技術じゃありませんからぁぁぁぁ!!!

 

 

 

私36歳

 

父70歳

 

 

父はこれまでの36年

 

一体私の何を見てきたのでしょうね・・・!?