黒猫のワルツ

階段七不思議

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

突然ですが

皆さんは階段を上っている最中に

知り合いが後ろから階段を上ってきたら

 

どうしますか・・・?

 

 

私は

 

 

走り出します

 

 

 

多分恐らく

大半の人が「?」って思ったでしょうね・・・!

 

「後ろから人が上がってきても

 何もしない」

これが普通の人なんだと思う

 

 

だけど私は階段で

後ろから人が上ってくると

焦って駆け上がる癖がある

 

もう・・・なんだろう・・・

そういう仕様の生き物って考えて欲しいかな!?

 

私の使用説明書があったなら

『階段を上がっている時に後ろからついて行こうとすると

 走り出す機能がついております』

こういう風に書かれていると思う

 

 

どうしてこういう風にするのか

その時の心境を説明するのは非常に難しい

 

強いて言うなら

 

①距離を一定以上保ちたい

②後ろから来た人は急いでいて

 私が居る事で邪魔になっているかもしれない

 

こういう事を考えているのかもしれない

 

 

ただ

階段で誰かが先に前を歩いていて

私が後ろから歩いて行っても

走り出すような人は滅多に見た事が無い事から

これが結構な異常行動だという事は自覚している

 

そもそも階段でいきなり走り出すとか

こうやって文章にするだけでも明らかな奇行だからね・・・!

 

危ないからやめろって話である

 

 

ただ

皆さんきっとこういう行動を取った事が無いから

これも知らないでしょう

 

 

驚くなかれ

 

 

人という生き物は

 

 

『階段で目の前の人が突然走り出したら

 走って追いかけたくなる』

 

 

階段を上っている最中に後ろから知っている誰かが上がってきて

慌てて走って駆け上がるという行動を

何度も何度も取って来た私だから知り得る事である

 

 

半数とまではいかずとも

3割ほどの人は

 

何故か走って追いかけて来るんですよ・・・!!!

 

 

以前の会社でも何度も何度もこういう事があったんだけど

突然私が走り出すと

後ろから聞こえていた階段を上る足音も早くなり

走っている事が分かる

 

 

まぁ相手が若くないとそもそも階段を駆け上がるなんて無理だし

そこまで親しくも無い相手だったら

向こうもそんな奇行には走らないんでしょうけれど

 

前の会社で走って追いかけてこられた時は

ちょいちょい理由を聞いていた

 

 

私「どうして距離取ろうとしてるのに

  一緒になって走って上ってくるの!?」

 

相手「ルカさんが走り出したからつい・・・!」

 

 

そう

 

階段で目の前を歩いて上って人が走り出すと

『つい』人は走って追いかけるらしいのだ

 

不思議

 

 

一方こちらとしては

 

①距離を一定以上保ちたい

②後ろから来た人は急いでいて

 私が居る事で邪魔になっているかもしれない

 

という事情で走っている訳だから

追いかけて来られると堪ったもんじゃないんだ

 

距離保とうとしてるのにむしろ全力で追いかけてくるじゃん!

こっちは距離さえ取れればいいから

そっこまで本気じゃなかったのに

追いかけられると本気で駆けあがるしか無くなるんですけど!!!

 

 

ちなみに

以前の会社では

Aちゃんも私と同様

 

後ろから人が上がってくる足音が聞こえると

階段を駆け上がる習性を持っていた

 

身長・体重・足のサイズ・血液型

これらがほぼ完全に一致していた私とAちゃんの

更なる共通点だった

 

 

何度か逆パターンに遭遇した事があったんですよ

 

Aちゃんが階段を上がっている所へ

下から私も階段を上り始める

 

すると

 

すぐにAちゃんが走り出した

 

 

それを見た瞬間に思った

 

これ

何でか分かんねぇけど追いかけたくなるわ・・・!

 

考えるよりも早く足が動いて

気付けばAちゃんを追いかけていた

 

 

Aちゃん「あっははははは!」

 

私「なんで追いかけちゃうんだろうこれ!」

 

Aちゃん「分かんない!

     誰か来てると思ったから急いだら

     ルカさんだった・・・!」

 

 

そして

追いかけ

追いかけられると必ずその人たちは

笑いが堪えられなくなる

 

 

後の6つは知らんけど

これは絶対階段七不思議

 

 

 

そして場所は変わり

現在働いている職場でも

階段七不思議は発生した

 

 

私の会社は建物自体が非常に古く

階段はいつ足を踏み外してもおかしくないほどに

間隔が狭くて急な階段

(多分いつか転げ落ちる)

 

更に言えば建物の周りは急な坂道である

 

その時私は

坂道を少し下った先にある倉庫へ行っており

坂道を登って会社へ戻って来た所だった

 

 

息切れがするんだよ・・・!

 

心臓破りの坂

そしてとどめの階段である

 

いつもだったら手すりに掴まりながら

ゆっくりと階段を上がる所だった

 

 

・・・が!

 

 

後ろから男性たちの話し声が聞こえ

2人の男性が階段を上ってくる足音が聞こえた

 

 

足音は早い!

 

階段をドン!ドン!と歩いて上ってくる

 

 

この速度だと距離を維持出来ない・・・!!!

 

 

なんて事を考える暇も無く

いつものように足が動いていた

 

走る!

 

階段を歩いて上っている最中に

後ろから人が来たら走る!!!

 

 

私「・・・・・・・・・!!!

  (たんたんたんたんたんたん!)」

 

 

すると

一瞬置いて

 

後ろの足音も走り出した

 

 

男性1「(ドッドッドッドッドッドッ!)」

 

私「!!!!!?」

 

 

 

なんだってぇぇぇ!!!?

 

 

この急な階段で

更なるスピードアップを迫られるなんて・・・!

 

 

男性2「えっ!?なに!?

    (ドドドドドドド!)」

 

 

ちょっと待って!?

 

なんで2人とも走り出したの!!!?

 

 

待って待って!!!

 

私は坂道を上がってきて

ただでさえ息が上がってんだ・・・!

 

太ももが思うように上がらねぇよ!!!

 

 

男性1「あははははははは!

    (どっどっどっどっ!)」

 

私「ひぃぃぃーーーー!!!

  (たんたんたんたんたんたん!)」

 

男性2「なに!?なにこれ!?

    (どどどどどどど!)」

 

 

3人で大声を出しながら階段を駆け上がる

 

階段を駆け上がった先にあるドアに必死でしがみつき

後ろが詰まらないように慌てて開けて逃げ込もうとするけれど

焦り過ぎて

まだ自分が入り込める隙間が開き切っていないドアに

挟まるように入り込み

 

 

そこで力尽きた

 

 

私「ぜはぁっ!ぜはぁっ!

  どっどうぞ!お通りください・・・!」

 

男性1「あははははははは!」

 

男性2「これって何してんの!?」

 

私「おっ・・・追いかけて来るから・・・!」

 

男性1「逃げるから!」

 

男性2「こういうゲーム流行ってんの!?」

 

 

ドアに挟まっている私の

すぐ近くにあるもう一つの出入り口から

2人が入って行く

 

はぁっ・・・はぁっ・・・

な・・・何とか邪魔にならずに済んだ・・・!

 

 

ふらふらしながら挟まっているドアから脱出し

ちょこっと倉庫へ行く時用のサンダルから

上履きサンダルに履き替えた私は

 

 

そこで第二の試練に遭遇した

 

 

私が靴を履き替えているその位置には

先程2人が入っていたドアから

こちら側に入ってくるドアがある

 

 

そこドアはこちら側に向かって開くタイプで

 

 

このままだと私に激突する・・・!!!

 

 

男性1「開けるぞー!」

 

私「ひぃっ!!!」

 

男性2「ほんとさっきから何してるの!?」

 

 

ちなみに

 

 

この男性1

 

今回非常に面白い事になったけれど

 

 

まともに会話をしたのはまだ二度目である

 

 

 

全然親しくなくても

のりの良い人だと階段で追いかけて来るものなのか・・・!!!?