黒猫のワルツ

私には分からない・・・!

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

毎日定時で帰宅する事が出来る

超ホワイトな会社で働くようになった私は

 

今までまともに見る事が出来なかった

『夕方の人々の生活』を見る事が出来るようになった

 

 

まぁー本当に色んな人が居るもんですよ!

 

スーパーへ行こうが市場へ行こうが

とにもかくにもどこもかしこも賑わっているし

 

外を歩いている人の人数も非常に多い

 

 

そんな人たちを眺めながら

仕事を終えて自宅に向かって車を走らせる私

 

 

何度も何度も記事で述べてきた通り

私が住んでいる地域はド田舎である

 

ド田舎なんで

こう・・・綺麗に整理された町なんかじゃないんですよね

 

いまだ昭和の香り漂うボロボロの家が建ち並び

小さな小さな個人商店なんかも多い

 

 

そしてそういう場所は

『勝手に歩行者天国状態』になっている

 

 

びっくりするくらい道路を平然と人が歩くのね!!!

 

 

別に本当に

歩行者天国な訳じゃないんですよ!?

 

横断歩道も何も無いし

商店街って訳でもない

 

ただちょっと個人商店が間隔を空けて何軒かあるよ

って程度の話であって

後はもう本当に民家

 

車が通って当然の場所なんだけれど

 

誰も彼もが「車が来ているかどうか」なんてものを確認せずに

道路を渡り出す

 

 

若い世代の人たちの方がまだ

道路を確認して渡っているかなぁ・・・

 

年配層の方々はこぞって

「車が注意して走って止まればいいじゃないか」

みたいな雰囲気で我が物顔で道路を渡る

 

 

まぁね!?

 

どんな状況下であろうと

車を運転している以上は歩行者を撥ねたら駄目なんで

注意して走って人が歩いていたら止まるしかないんですけどね!?

 

 

そういう場所はもちろん

5~15キロくらいの速度までスピードを落として

のろのろ走るしかないんですよ

 

歩道を歩いている人が

いつ飛び出してくるか分かったもんじゃないので

嫌でもそうせざるを得ない

 

 

更に言えば

横の小路からも車が急に飛び出してくる

 

本来そっちは一時停止の方なんだけれど

こちらが速度を出せない状況であるという事が分かっているから

容赦なく飛び出してきて割り込んでくる

 

 

焦っても仕方ない・・・

 

のんびり行こうじゃないか・・・

 

 

 

1カ月ほど前のその日も

案の定年配の人たちがわらわらと道路を歩いているのを見て

ノロノロ運転をしていた私

 

 

ふと少し先の道で

人々の視線が一点に注がれている事に気付き

 

私もそちらを見てみた

 

 

するとそこには

 

 

家の壁に向かって立ちションをしているらしきおじさんが・・・!!!

 

 

おじさんは上下スウェット姿で

民家と見られる家の側面の壁に向かって

立ちションをしている・・・ように見える

 

 

そしてそれを

怪訝そうな表情で見る通行人たち

 

 

えぇぇぇぇ・・・!!!

 

こんなにも人通りが多くて確実に人に見られる場所で

何という事を・・・!

 

いやいやまさか・・・!

私の位置からはまだおじさんの後ろ姿しか見えていない

 

何となく後ろ姿が立ちションのポーズに見えるだけで

本当に立ちションかどうかなんてわからんぞ・・・!

 

 

でもそれにしては

道行く人たちがおじさんを見過ぎな気もする

 

 

ただ民家の壁に向かって立っているだけなら

こんなにも人から注目を浴びる事は無さそうなものだし

おじさんを見た人たちの表情はどれも

『不愉快』を表現している気がする・・・

 

 

するとおじさんが

軽く身体をゆすってズボンの前の方を直すような仕草を取り

歩道側に向かって歩き出した

 

 

その時には

私の車とおじさんまでの距離はおよそ5メートルほど

 

 

おじさんが立っていた民家の側面の壁には

 

 

見事に立ちションの形跡が・・・!!!

 

 

やっぱり立ちション!?

こんな場所で人に見られながら・・・!?

 

って言うか

すぐそこの先に市場があるじゃないか・・・!

どうしても我慢出来なくなったって事なら

そこでトイレ借りればいいんじゃ

 

と思った瞬間

 

おじさんはその家の玄関のドアを開けた

 

 

えっ・・・?

 

 

そして

玄関から家の中に入って行くおじさん

 

 

じ・・・

 

自分の家の壁に小便かけてたの・・・!!!?

 

なんで!?なんの為に!!?

自分の家にトイレくらい絶対あるよねぇ!?

 

 

そこでようやく私は

なんちゃって歩行者天国ゾーンを抜けた

 

 

トイレくらい自宅にあるはず・・・

 

いやもしかしたら

とてつもなく古い家だったから

トイレが無いという可能性もあるのか・・・?

 

 

そう

 

この時私は

重大な物を見落としていた

 

目を向けるべきは

その時その場で起きていた事だけじゃなかったのだ

 

 

その翌日

同じルートから帰宅しようとしていた私は

 

前日におじさんが立ちションをしていた家に近付いた時

 

またおじさんが立ちションをしているのではないか?

という気持ちもあって

その家の側面の壁を見てしまった

 

 

そこでようやく

 

この家の異常に気が付いた

 

 

なんとその家の壁の側面には

 

 

至る所に立ちションの形跡が残っているのだ・・・!

 

 

 

数十センチ置きに壁に染み付いた

三角形の濡れたような跡

 

 

あっ・・・えっ・・・?

 

もしかしてあのおじさん

毎回外に出てきて自分の家の壁に小便かけてるの・・・!?

 

 

一体何の為にそんな奇行を・・・!?

 

 

それから一か月ほどが経過

度々その通りを車で通過していたが

これまでそのおじさんが

再び外で立ちションをしている姿を見る事は出来ずにいた

 

出来ずにいたが

相変わらず壁に出来たシミが綺麗になる事は無かった

 

 

そして先日

 

兄夫婦の家で休日に焼き肉をやっていた時の事

 

 

兄「ちょっと妹

  あれ何のおしっこの跡か分かる?」

 

私「・・・・・・・・・・・?」

 

 

兄が指差した先を見ると

 

なんと

 

兄夫婦の家の側面の壁に

 

まさにあの家の側面の壁にあるのと瓜二つの

三角形の跡がくっきりと残っているじゃないか・・・!!!

 

 

私「!!!!!」

 

母「なんだろうね」

 

Yちゃん「なんか気付いたらあったんだよねぇ」

 

兄「水で流しても油含んでるからなのか

  消えないんだわ」

 

 

え・・・このサイズ・・・

 

この高さ・・・

 

 

私はこれに見覚えが・・・!

 

 

兄「なんの動物の小便だと思う?」

 

 

そ・・・

 

それは・・・

 

 

私「に、人間じゃないですかね・・・?」

 

兄「人間!!!?

  いやまぁ高さ的にはそうかもしれないけど・・・」

 

母「あんた酔っぱらってそこでしたんじゃないの~!?」

 

兄「なんで俺がそんな所でしなきゃなんねぇのよ!

  な訳ねぇだろ!」

 

 

な訳ねぇ・・・か・・・

 

 

すまねぇ兄よ・・・

 

 

私はあれを目撃してしまった経験があるから

「そうだよ!兄な訳ないよ!」

って言ってあげられねぇんだーーー!!!

 

 

兄ぃぃーーーー!!!

 

 

本当にしてないよねぇぇぇ!!!!?