黒猫のワルツ

幽霊「あの・・・もしもーし・・・?」

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

昨日の記事の中で登場した

「切れない木」

 

この話を聞いた日の夜

私は母と電話をしており

そこでふと思い出したこの木の話をしてみた

 

 

私「っていう切れない木があるらしいよ

  だけどストリートビューで見たらがっつり枝打ちされてんの」

 

母「まぁ木は枝打ちしないと死ぬからね」

 

私「誰も死ななかったんだろうね」

 

母「要らない枝切ってあげないと木が死ぬから」

 

 

・・・・・どういう意味?

なんでさっきからそればかり何度も言うの?

人が死んでも良いから木を生かせって話?

 

・・・母は人間よりも草花や木が好きだ・・・

 

それを考えると普通にあり得そう・・・

 

 

私「車で行けそうな場所だし

  今度行ってみようと思うんだ」

 

母「いいね!

  一緒に行こうか!」

 

 

えっ!!!?

 

まさかここで乗ってくると思ってなかった・・・!

 

 

70歳のババァが私の心霊スポット巡りに便乗って

なんか・・・すげぇな!!!?

 

 

私「えっ・・・一緒に行く・・・の?

  う、うんじゃあ・・・一緒に行こうか・・・?

  あ、しかもその辺りね

  めっちゃ山菜採りしてる人居るらしい」

 

母「へぇ!!!

  そんな山奥なの!」

 

私「だから山菜も何があるのか見ておきたいよね・・・

  でもクラクション鳴らすのは夜じゃなきゃダメなんだよ」

 

母「それ近所の人怒って出て来るんじゃないの

  それがお化けに見えてるんじゃないの

  年寄りとかパジャマのままで出てきてんだべさ」

 

 

面白い考察をするねぇ!?

 

 

私「ありえそうだけど残念

  ストリートビューで見た限り

  その辺りには民家が全くございませんでした!

  ねぇ幽霊見たいよね!?

  見えるもんなら見てみたいよね!」

 

母「行くか!

  あんたが休みの日の方が良いね!」

 

 

母と2人で心霊スポット巡りとか

何だか意味が分からないけれど

 

まぁでも・・・

 

やっぱり親子だから性格が似ているんだろうな・・・

 

 

見えない物は信じられない!

 

だから見せてくれよ!!!

 

って気持ちが強いんでしょう・・・

 

 

私「あ、後ねぇ

  幽霊が出る海岸も聞いたんだよ

  〇〇海岸って所が凄いんだってさ」

 

母「あぁーあそこはねぇ昔から有名な

  自殺の・・・・・・自殺の・・・・・・・・

  なんて言ったらいいんだ?」

 

私「そう!それね!?

  『名所』って言うのも不謹慎でしょ?

  なんて言ったらいいと思う?」

 

母「自殺の・・・有名な・・・自殺の・・・

  分かんないねぇ!

  でもとにかくそこは昔っから自殺多かったんだわ!

  サスペンス劇場みたいな感じ!」

 

私「サスペンス劇場みたいな感じ」

 

 

あれね

 

最後に犯人を追い詰める形で辿り着く

波がザッパァァァァーーーン!ってなってるやつね

 

でもあれを見る度に私は不思議だった

 

 

なんでそんな場所に辿り着く???

 

普通殺人を犯した犯人が逃げるとしたら

自宅に逃げ込んで立て籠るか

とにかく遠く遠くへ逃げるか

誰かかくまってくれる人の家だろ・・・!!!

 

断崖絶壁の海岸に逃げ込むなんて事はまずありえない

 

 

自殺を図ってその場所に辿り着く

なんて事は

まともに考えてありえない

 

殺人を犯す人の心理としては

「自分が死ぬ」か「相手を殺す」の二択で

「相手を殺す」を選択した結果だと思うんですよ

 

殺したくなるほどの理由があってそうした訳で

そんなに気に入らないならいっそ自分が死ぬ

という選択肢もあったはず

 

だけどそっちを選ぶ事無く

相手を殺す事を選んだ時点で

その人が罪の意識を感じて自らも命を断つ

なんて事はほぼ無いと思うんですよね

 

介護疲れとかまぁそういう

本当にのっぴきならねぇ事情で

精神状態が不安定になって『そうなってしまった』場合は

一緒にって事もあるんだろうけれど

 

サスペンス劇場ってそういうストーリーじゃねぇもんなぁ・・・!?

 

 

だったらあんな断崖絶壁の場所に辿り着く理由が

全く理解出来ない

 

殺すべくして殺してんのに

なんでそっこーで罪の意識感じちゃってんの?

罪の意識を感じるのは逮捕されてしばらくしてからだろ

 

 

サスペンス劇場にやたら登場するあの断崖絶壁は

一体誰が「こういうシーンを入れよう!」と考えてそうしたんだろうか

 

その人は絶対

殺人を犯す人の心理をこれっぽっちも理解出来ていないと思うんだが・・・!

 

 

私「サスペンス劇場のあのシーンは

  ちょっとよく分からんよね・・・

  なんで毎回あんな所に辿り着くんだか・・・」

 

母「泳いで海外逃亡じゃない?」

 

 

あっ・・・そっち!!!!!?

 

そういう視点があったかぁぁああ!!!

 

盲点だった!!!

 

 

凄いなぁ!

あんな断崖絶壁から飛び込んで海外逃亡狙うかぁ!!!?

 

もはやサスペンス劇場じゃなくてミッションインポッシブル!

 

 

母「行った事あるけどね

  本当に良い塩梅なんだわぁ!

  こう・・・ポーンと落ちれるようになってるんだわ」

 

私「良い塩梅って」

 

母「ただあそこは本当にこわいよ・・・」

 

私「そうなの」

 

母「車で途中まで入って行って

  そこからの距離が長い!!!」

 

私「長い!?」

 

母「すっごい歩く!

  まだ歩くの!?ってくらい歩く!!!」

 

私「死ぬのにも体力使うんですね」

 

母「どこまで歩けば海岸なんだってくらい歩く!」

 

 

あっ

 

 

私「なるほどーーー!!!

  それはこわい(北海道弁で『疲れる』)わぁぁ!」

 

母「そうでしょう!?こわいんだわ!

  ものっすごいこわい!」

 

私「バカじゃねぇの」

 

母「でもあそこは良い所だよ

  景色がものすごく良いからね

  花とかも咲いてるし素敵な場所だよ

  行ってみよう」

 

私「あ、そうなの?

  じゃあ山菜のスポットと花のスポットで

  あんたも私も楽しめそうだね」

 

母「時間がたっぷりある時にしよう」

 

 

電話を切った後に

 

 

ふと気付いた

 

 

 

あれ・・・?

 

心霊スポット巡りをするって話から

 

何故か

 

 

山菜採り&景色を眺めに行くツアーになっちゃってるんだけどー!!!?

 

 

 

って言うか

こういう感じの私たちだから

 

下手したら普段から

 

 

隣とか目の前に幽霊立ってるのに

山菜やら花に夢中で全然見えてねぇ!

 

とかってなってるんじゃねぇのかなぁ・・・!!?