黒猫のワルツ

やぁぁーーーまっ!

 

皆様こんにちは

 

三度の飯より

四度の飯とたばこと山菜採りが大好きなLUKAです!

 

 

やーーーーまっ!

 

やぁぁーーーーーまっ!!!

 

 

金曜日の夜

翌日山へ行く為の準備をしていた私に

母から電話がかかってきた

 

 

母「あんたうち来てたんだね

  頼んでたやつ持って来てくれてありがとう

  明日仕事?」

 

私「いや明日休み

  山行く」

 

母「昨日一昨日車入ってるの見かけたけど

  まだ早いでしょ~暑過ぎだわ~」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

 

やはり・・・

ライバルたちは勘が鋭い・・・!!!

 

 

そうなんですよ

 

私この時期になると

若干肌寒かろうが何だろうが

必ず窓を開けて寝るようにしていて

 

朝起きた時の肌寒さで山へ行くタイミングを見計らっている

 

 

そして水曜日の朝が

恐ろしくベストな肌寒さだったのだ

 

 

こ・・・これは間違いなく落葉キノコが生え始めるに違いねぇ・・・!

 

 

ただ

 

平日は毎日当然お仕事なんで

行きたくても行けなくて辛かった

 

山が恋しくて恋しくて

帰宅時は山だけを見つめて車を走らせるほどだった

 

 

私「いや

  昨日一昨日の気温が良かったから

  明日は絶対に行く」

 

母「何時に行くの?」

 

 

何時・・・か・・・

 

まぁ何時でも良いんだけどなぁ

せっかくの休みだから

目が覚めたタイミングで行きたいなって思ってる

 

 

私「9時かなぁー

  あんたも行く?」

 

母「いやぁ・・・あたしはいいや」

 

 

母は

山は好きだけれど

『収穫が無いとつまらない』というタイプである

 

恐らくまだ落葉キノコが採れるとは思っていないのだろう

 

 

私「じゃーたくさんあったら電話するよ

  そしたら来ればいいじゃない」

 

母「あぁそうだね

  そうしようかな」

 

 

一応目覚まし時計を

8時と9時にセットして就寝

 

 

翌日の8時15分

 

 

携帯電話が着信を告げた

 

 

私「んぁ・・・はい・・・」

 

母「あんた今起きたの!?

  9時に行くって言ってなかった!?」

 

私「んんー?いやぁ・・・」

 

 

どうせ自分一人なら何時でも良いんだよ

 

「早く入った分だけ採れる!」みたいな思考で

アホみてぇに朝早く行く人たちも居るけれど

他の人たちが探せない場所を探すスタイルの私のやり方だと

早く行こうが遅く行こうが収穫量に差は無いし

 

そもそも私は強烈な乱視だから

朝露に朝日が当たる時間帯は

光の乱反射で視界が真っ白になってほぼ何も見えない

 

昼くらいが最も見えやすいのだ

 

 

母「早く用意しなさいよ!

  何時に来れるの!?」

 

私「・・・・・・・・・・・・・」

 

 

・・・・・・え?

 

あれ・・・?

 

私今日母と一緒に行く事になってたっけ???

あれ??????(まだ寝起きで頭が働かない)

 

 

私「えっ・・・なん・・・・・・え???」

 

母「9時半くらいになる?」

 

私「ちょ・・・え?

  あんた昨日・・・行かないって言ってなかった?」

 

母「いや行く事にした!

  昨日の夜に覚悟決めた!!!」

 

 

あんたが覚悟を決めた事を私が知らなかったら意味無いんじゃないかなぁ!?

 

私がもっと早い時間に目が覚めてたら

普通にあんたの事なんて迎えに行かずに山行ってたけど!!?

 

 

私「まぁー・・・いいや・・・

  15分で用意出来るからすぐ行くよ・・・」

 

母「えっ・・・そんなに早いの?」

 

 

そう

 

早いの

 

山に行く時はどうせどろっどろになるから

シャワーを浴びて小ぎれいにするだけ無駄だし

顔を洗って歯磨きをして

髪をぎゅっときつく束ねて

山用の服を着るだけで良いんだもの

 

 

こうして

8時半頃に実家へ行き

母を助手席に乗せて出発!!!

 

 

母「いやぁー暑いわぁー

  絶対まだ早い」

 

 

いや

 

私は信じている

 

今シーズンの落葉キノコは今日がスタートだ・・・!

 

 

山へ到着し

道中の木の実の成長具合を確かめる

 

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この木の実が白いうちはまだ早い

だけどこうやって七色に変わったら

それがベストなタイミング!

 

間違いない

今日は最高の日だ・・・!

 

 

最初は

私が最も収穫量が多く

最も質が良い虫の少ないポイントから

 

 

草をかき分けて入ると

 

早速落葉キノコを発見!

 

 

私「おい!!!

  良いか!!!

  最初っから本気で探せよ!!!?

  死ぬ気で探せ!

  じゃないと怒るからな!?」

 

母「あったの!?」

 

私「あった!

  今日は本気で探せば絶対にあるから!

  絶対に見落とすなよ!分かったか!?」

 

母「・・・分かった!!!」

 

 

私がいつも入る山はなかなか広大だ

 

合計5か所のポイントが存在していて

一人で全力で探すとしたら

1か所につき1時間ほどの時間を消費する

 

しかし

一緒に来ている母が本気で探してくれるのなら

私は母に半分を任せて移動距離が長い外周を探せばいいだけになる

 

 

・・・ただ

母はいつだって最初

酷く手抜きの探し方をするのだ

 

結局翌日に

前日母が入っていた場所を探し直す羽目になる

 

 

今回は頑張ってくれよ・・・!!!

 

むっ・・・あそこに・・・

 

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草を手でかき分けると・・・

 

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綺麗ーーー!

 

まだ出始めの最高に質が良い状態ですね・・・!

 

 

昨日一昨日と

毎日3~5台ほどの車が入っていたらしいけれど

やっぱり探し方が甘いらしい

 

私からすると有り難いんだけれど

せっかくこんな所まで来ているのに

一体何を探しているというのだろう

 

 

この日は

3人のキノコ採りの人たちと遭遇

 

皆こう・・・視線が高いんですよね

 

シャキッと背筋を伸ばして立って歩いているし

手に持った袋やカゴには

落葉キノコはわずか数個しか入っていない

 

 

違う違う!

落葉キノコ採りはもう

 

 

修行だから

 

 

ずっと膝を曲げた姿勢で

足と腕を使って全力で草をかき分けながら

立たずに進む必要があるから・・・!

 

さながら戦場で草むらから敵を探す兵士のように

思いっきり姿勢を低くしないと探せないって・・・!

 

 

ってな訳で

 

遭遇した瞬間

人間と認識して貰えないような低い姿勢で

本気で探しまくる私

 

 

次々に綺麗なキノコが見つかる

 

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いやー美しいですねぇ!

 

虫食いも全くないし

本当に最高の日に山に入ったんじゃないでしょうか!?

 

何度か車に戻ってキノコを置いて

水分補給をしてまた別のポイントに入る

 

 

そして最終的な戦果はこんな具合

 

 

まずは母!

 

どん!!!

 

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今回は最初っから大分本気で頑張ってくれた感じ

 

よくやった!!!

でかしたぞ母!!!

 

そして私の戦果は・・・

 

 

どどん!!!

 

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ざっと母の倍くらいですかね・・・

 

ポイントによっては

母が全然収穫出来なかった場所もあったんだけれど

どんな場所でも変わらぬ収穫をあげるのが私・・・!

 

 

どちらも水と塩を入れて虫出し~!

 

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と言っても

今回採った物はほとんど虫食いも無い状態だったので

5分ほどですぐに下ごしらえに入りました

 

いやー楽しかったなぁ!

夢のような時間だった!

 

 

そして

 

実はひっそり恒例行事になっている体重測定

 

 

母「300グラム減った!」

 

 

そう

 

山へ入る前に一度体重を計測し

帰宅してからどのくらい体重が減ったかを算出するのである

 

この季節の山はまだ暑いし

そんな中でずっと中腰状態で重い草を持ち上げながら歩き続けるから

ボクサーの減量かってくらい汗をかく

 

春の山菜採りだと500グラム~1キロくらいしか落ちないんだけれど・・・

 

 

私「1.3キロ」

 

母「はぁああああ!?

  嘘でしょあんた!」

 

私「いや

  見て

  すんげー汗かいてて服もなんもかんも

  絞れるくらいびっしょびしょなんだよ私

  もうべっちょべちょ!

  さて着替えてこよ・・・」

 

母「うわ・・・ほんとだ・・・あんた凄いわ・・・

  気持ち悪っ・・・

  ・・・あんた着替えた後に計ったら

  もっと落ちてんじゃないの・・・? 」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

 

着替えてから

再び体重計に乗った私

 

 

私「1.5キロ」

 

母「あ・・・あんた・・・

  どんだけハードな動きしてんの・・・

  そうだよね・・・!

  あんた後ろから見てたら物凄い姿勢で

  物凄いスピードで移動してるもんね・・・

  そのくらいになるか・・・!」

 

私「足腰と肩は良いんだけど

  やっぱ首が疲れてくるんだよなぁー

  鋼の肉体が欲しいわー

  今日は肉食わねぇとダメだこれ」

 

母「・・・あたしたった300グラムしか減ってない・・・

  もう一回山入って来ようかな!!!?」

 

 

え・・・・・

 

 

私「明日も行くのに?」

 

母「・・・・・・・・・え?

  明日も・・・・・・・行く気・・・・・・?」

 

 

当たり前だろ!!!!?

 

 

そこに落葉キノコがある限り

私は会社をずる休みしてでも山に通いてぇくらいなんだ!!!

 

 

という訳で

 

 

明日も落葉キノコ採りだひゃっほおおぉぅーーー!