黒猫のワルツ

いたずら好きの婆さん

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

皆さん知っての通り

 

私の母はちょっと・・・いや

大分変わっている

 

 

私と母は恐らく

相当仲が良い方なんじゃないかと思う

 

それでもやっぱり時には喧嘩もするし

鬱陶しく感じてしまう事だってある

 

年齢だけで見れば

私よりも先に死んでしまう母なのだから

鬱陶しくなんて思いたくはないんだけれど

 

 

寝起きの母だけは愛せねぇ・・・!!!

 

 

これまで幾度となくブログに母を登場させてきたので

皆様も私の母については詳しい事でしょう

 

 

あの

 

私がこんな事を言うのもおかしな話なんですが

 

私の母って

面白い人じゃないですか?

 

 

今まで生きてきて

母ほどトリッキーな人に出会った事が無い

 

 

若い頃は厳格な人だったんですよ・・・?

ちょっと信じられないだろうけれど

今よりもずっと無口で

今よりは少し不機嫌な印象だった

 

2人の子供を育て

父のあれこれと仕事と

謎のお婆ちゃんの介護を同時進行だったんだもの

そりゃー不機嫌にもなるってなもんである

 

しかも

2人の子供たちはどっちもかなりキツめ

 

兄は暴れん坊で怪我ばかりだし

私はやんちゃをして怪我ばかり!

 

よくもまぁこんな厄介な2人の子供たちを育てたもんだ

 

 

私が母の立場だったら

間違いなく無言で窓からぶん投げる

 

 

勉強を教える事に熱心で

いつも家計簿と睨めっこ

怪我をしても体調が悪くても仕事を休まず

 

父が居る家庭なのに

母はいつだって『父』と『母』両方の役目を担っていた

 

 

そんな厳格だった母が壊れ始めたのは

私が高校生になった頃の事

 

 

こんなに陽気な人だったなんてそれまでは知らなかった

 

 

ダンスの番組を見れば一緒に踊り出すし

 

私がいたずらを仕掛けると

次は母も仕掛け人に加わって父にいたずらを仕掛けるし

 

何時間もゲームに夢中になって

ゲームのコントローラーを握りしめたまま

ソファで口を開けて寝ていたり

 

大雨の日に私がはしゃいで外に出ると

一緒になって大はしゃぎで出て来たり

 

いまだに公園へ行くと遊具で遊びだす

 

 

こんな大人(老人)見た事無い!!!

 

 

 

私も私で

高校生くらいまでは

自分なりに真面目に生きていたんですよ

 

出来る限り母の手を煩わせないようにと

思っては・・・いた・・・が・・・

うん・・・思い通りにはいっていなかったかもしれない・・・!

 

だけど

私も私で

高校生くらいの頃から徐々にバカな事を言ったり

バカな事をしたりするようになり

 

ようやく自分の本質が『バカ』という事に気付いた

 

 

たださ

 

家族の中でこんなにバカなのは自分くらいだと思っていた

 

っちゅーか!

社会に出てから気付いたけれど

そもそもこのくらいバカな人って滅多に居ないんですよね・・・!

 

「若い子のやんちゃ」みたいなのとはまたジャンルが違っていて

飲みに行ってやらかすバカとか

友達と集まっていてやらかすバカとか

そういうのじゃなくって

 

なんて表現したらいいか分からないけれど

あまり普通の人がやらないような事をやって

一人ででもいいから楽しみたい

そういうバカ

 

 

後は

どうっでもいいようなホラを吹くしね!

 

以前の会社のSさんなんかは

恰好のターゲットになっていたものだった

 

 

でも

そんな事やって笑っている人って見た事無い

 

 

自分の母くらいしか見た事無い!!!

 

 

私が幼い頃の母は厳格で

私が母を真似てバカになったとは考えにくい

 

あの当時の母を見てそのまま真似ていたら

私は大層勉強熱心で寡黙な人になっていたはずだもの

 

 

やっぱり・・・

遺伝なんですかね・・・

 

遺伝子の中にこう・・・『バカ』の遺伝子が入っていて

それを見事に受け継いだとしか考えられない

 

 

そんなバカな母子の私たち

 

 

先日

私が会社での出来事を母に話した

 

 

私「今の仕事が恐ろしく楽なのよ・・・

  追われるような事がまずない

  だからめちゃくちゃ眠くなるんだよね」

 

母「仕事中に眠くなった事なんて無いわ」

 

私「私だって今まで無かったよ!?

  どんなに寝不足で眠くたって

  眠くなってる暇が無かったもの!

  だけど今は

  ちょっと気を抜くと意識が飛びそうになる

  要するに暇なんだよ

  ほんっと暇」

 

母「あーあんた駄目だよ!?

  仕事中に寝たりなんてしたら!」

 

私「だけどそのフワフワーっとしてる所に

  社長がドアをバァァァーーーン!って閉めるのよ

  機嫌が悪い時にやるんだけど

  意識飛びかかってる時とかだと心筋梗塞起こしそうになる」

 

母「なんなのそれ

  なんでドアバーンってやんの」

 

私「だから機嫌悪いからでしょ?

  「俺は機嫌悪いぞー!誰か俺のご機嫌を取れー!」

  ってアピールじゃないの?

  ドア壊れるほどの勢いでやるのよ

  びっくりして目が覚めちゃう」

 

母「目は覚めた方がいいべさ」

 

私「こっちはせっかく良い気持ちで寝かかってるのに!」

 

母「今度機嫌悪くなってきたら

  ドアの隙間にゴムボールみたいなの挟んでおきな」

 

 

・・・・・・・え?

 

 

母「バーーーン!ってやった瞬間

  ドア跳ね返って当たるでしょ

  痛い思いしたらやらなくなるんじゃない!?」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

 

思わず

 

勢いよくドアを閉めた瞬間に

ドアが跳ね返って来て身体にぶつかる社長を想像した

 

 

それは滑稽・・・!!!!!

 

 

今すぐにでも弾力のあるゴムの塊を購入してきたい・・・!!!

 

 

母「なんかバレないように

  静かに閉めれば普通に閉められるけど

  勢いよく閉めた時だけ跳ね返る仕組みに出来たらいいんだけどね

  あんたならなんか考えて上手い事出来るんじゃない?

  ホームセンターとか行って道具買って

  社長居ない時にやっておきな」

 

私「あ・・・あんた・・・」

 

 

 

今年70歳

 

 

どーーーーーしてこんなバカな事真顔で言うんだろう・・・!

 

 

 

そう考えた次の瞬間

 

気付いてしまった

 

 

えっ

 

これ

 

 

私も70歳になってもこういうバカな事言ってるような人間になる可能性大

って事・・・!!!?

 

 

それはちょっと嫌なんですけどーーー!!!