黒猫のワルツ

全ての子から愛されたい

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

私の住んでいる地域には

非常に野良猫が多い

 

野良猫関連の記事を書くと

稀にちょっと奇妙な方が現れて

妙なコメントを付けられる事があるので

書くのいやーな気分だったりもするんだけれど書いちゃう!

 

 

何度も何度も伝えている通り

私の家は山だ

 

とにかく山

 

 

民家と呼べるようなものはちらほらと点在しているが

そのほとんどが

農家をやっている人たちの家だったり

空き家になって数十年という歳月が経過した

ボロボロの木造家屋だったりする

 

 

たぬきやキツネ

エゾテンやエゾリスなんかもよく見かけるほどに

とにかく山

 

 

そんな場所なので

もちろん野良猫だってかなり多く存在する

 

中には

野良猫なのか判別がつきにくい猫も・・・

 

 

というのも

農家が猫を飼う理由は

「ネズミの駆除」の為なんですよね

 

古くから猫は

ネズミの駆除の為に海外から日本に持ち込まれた

と言われているし

農家がネズミの駆除の為に猫を飼っていた時代があったのも確か

 

なので

今の「猫は家の中でペットとして飼いましょう!」という考え方よりも

圧倒的に本来の目的に従った飼い方をしていると言えるでしょう

 

 

これを見ても私は「猫可哀相!」とは思わない

 

だって猫

 

めっちゃ美味しそうにネズミ食うからね

 

 

ネズミにはウイルスがどうたらこうたら

って言われそうな気がするけれど

 

ぶっちゃけ私は

「どんな動物にも自由に生きる権利がある」

と思っている人間なので

「共存共栄」ではなくて

「支配」という形での共存を選んだ今の時代の方が

圧倒的に恐怖を感じる人間の思考だと思える

 

「可哀相」の定義を教えて頂きたい所だよね・・・

 

宇宙人に人間が支配されて

「ニンゲンソトへデルトコウツウジコデシヌカラ」

「ソトコロナアブナイカラダサナイ」

と言って

小さな小屋の中に閉じ込められて一生涯そこで暮らす事になった時

その人は人類に対して「可哀相」って思わないんだろうか

 

「わぁー安全だねぇー良かったねぇー

 きっと人間みーんな幸せだよー

 生まれた時からこの生活しか知らなければ幸せに決まってるさー」

とは私は言えないけどなぁ

 

 

もちろん

道路で車に撥ねられ

ぐったりと倒れている猫を見て

「可哀相」と思わない訳ではないけれど

 

どんな生き物にだって生まれたからには死があるものだし

外で生きる生き物にとっては

今の人間なんかよりもよっぽど生きる為に必死なのだ

 

それがあるからこそ

外で逞しく生きる生き物は美しいんじゃないかと思う

 

 

恐らく

今の日本人の皆が皆こういう考え方を持っているかどうかっちゅーと

そうではないんでしょう

 

大多数が「猫は家の中で飼うべきペット」

という認識を持っているんでしょうね

 

外で自由に駆け回る猫の美しさや

力強さを見た事が無いのだろうか

 

 

とある野良猫の写真家さんも

今のこの風潮を嫌っている節があるけれど

やっぱり叩かれる事が多いらしい

 

 

私が住んでいる地域は

元々野良猫が多い地域であり

野良猫を見かけたからと言って保健所に通報する人も居ない

 

野良猫に外で餌を与えていたからと言って

非難するような人も見かけない

 

 

野良猫たちは年に二度繁殖期を迎えて

丁度今のこの季節

 

親の元を離れた猫たちがそこかしこに姿を現すようになる

 

 

私の家の近所では今シーズン

7匹くらいの新顔の猫を見かけるようになったかなぁ

 

私の家の周囲をなわばりにしている猫2匹

 

ちょこちょこ私の家の周囲に現れて

夕方になると山の方に帰っていく猫1匹

 

ちょっと離れた場所のゴミステーションをなわばりにしている猫2匹

 

日中コンビニ付近で日向ぼっこをしている猫1匹

 

川の辺りからその少し上までの範囲をなわばりにしている猫1匹

 

 

その中の

ちょっと離れた場所のゴミステーションをなわばりにしている猫2匹が

恐ろしく警戒心が薄い

 

 

基本野良猫って

めちゃくちゃ警戒心が強いんですよ

 

車の走る音が聞こえただけで隠れる猫も居れば

人間の声が聞こえただけで隠れる猫も居る 

 

なんだけどこの2匹の猫たちは

車が目の前に停まっても逃げる事すらしない

 

 

多分だけれど

このゴミステーションの近くにある民家の人に

何か与えられているんじゃないかと思う

 

 

何度も言うけれど

私はそういう人に対して何も思わないよ!?

悪いとも良いとも言えない

 

 

 

保健所は「こうしましょう!」と言っているけれど

法律上では問題ないんですよね

 

「うちの敷地に糞尿をして迷惑だ!」

という理由で訴えを起こす人が居ない限りは法に触れない

 

「野良猫に餌を与えるから増える」 

みたいな事を言っている人たちも居るけれど

カラスやアライグマに餌を与えている人間が居るから増えているんですか?

という話にもなるし

統計学的に「野良猫に餌を与えなければ野良猫が増えなくなる」みたいな

そういった可能性ってのはあまりないらしい

 

餌を人間から貰えなきゃ

野良猫もカラス同様

勝手にゴミを漁って生きる生き物なんですよ

 

 

まぁでも個人的には

野良猫に餌をやるな!

とかって自分の家の事でもないのに騒いでいる暇があるなら

外来種で昨今大問題になっている

アライグマの捕獲とかに協力していただいたほうが

今後の日本の生態系に大きく関わってくる問題だから

ありがてぇなって気はしている

 

 

ともあれ

動物愛護管理法にのっとると

迷惑に感じている人が居るかどうかはさておき

違法ではない事になるので問題なし!

(イエネコとノネコは全くの別物なんだよ!)

 

 

ってな訳で

 

車を降りて

野良猫ちゃんたちを観察

 

 

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私「やぁやぁこんにちは

  可愛い猫ちゃんたち

  日向ぼっこ中すみませんね

  実は先日から見かけていて気になってたんですよ

  私は敵ではないんですよー

  ちょっと数枚写真を撮らせていただけますかー?」

 

猫「・・・・・・・・・・・・」

 

 

猫たちは逃げる気配が無い

 

昔は野良猫ときたら私を見るなり

どんなに離れていても逃げ出すものだったのに

実家に4匹の猫たちが現れてからというもの

何故か妙に猫たちと距離を縮められるようになった気がする

 

 

私「もうちょっと近づいていいですか?」

 

 

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私「逃げなくていいんですか・・・?

  もう大分近いんですけど・・・!」

 

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んまぁーなんと凛々しいお顔でしょう・・・!

こっちの茶色の子はオスっぽい

 

モカの幼い頃にそっくりだなぁ・・・!

 

 

っていうか近い近い!

 

良いのか!?

許してくれるのか!?

ありがとうございますありがとうございます!!!

 

 

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こっちはやせっぽっちで小さい

メスかなぁ

 

あまりにも近い距離まで近づけたので

手を差し出してご挨拶

 

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私「どうもこんにちはー!

  私こういう者ですーにおい嗅いでください

  あいにく何も食べ物をあげられないんですが

  ちょっとだけお話相手になっていただけませんかね」

 

 

こげ茶の猫の前に

まるで守るようにして立つ茶色の猫ちゃん

 

まるで幼い頃の

弟妹を守ろうとするモカのよう

 

野良猫は美しいなぁー!

引き締まったこの肉体よ!

家猫では見られない警戒する目も何もかもが

とにかく美しい!

 

 

どうやら

警戒はしているものの

私を敵ではないと認識してくれたのでしょう

 

 

このままの姿勢で

しばらく会話をする事に成功

 

 

私「この辺りがなわばりなんですかー?

  毎日ここで日向ぼっこしてますよね

  このゴミステーションでよく爪とぎしてますけど

  とぎ心地はいかがですか~?」

 

猫「・・・・・・・・・・・」

 

 

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あぁこの目とこの姿勢・・・!

 

まだ全然警戒心がとけてない!!!

 

そう

それでいい・・・!

 

野山で餌を取って生きる君たちには

そういう警戒心が必要なんだ・・・!!!

 

 

この後

しばし猫たちと会話をしていたんだけれど

 

私の後方から年配のおじいちゃんが現れた瞬間

 

猫たちは全力疾走で草むらに逃げて行ってしまった

 

 

 

あっ

そういう感じ?

 

どうして私の時は逃げなかったのに

他の人の時は逃げるんだろう

 

 

まさか私

 

実家に現れた4匹の野良猫たちを手懐ける為

日夜努力しまくっていた結果

 

猫たちに許される行動を身に着けていたのか・・・!!!?

 

 

 

そう思い

 

私の家のすぐ目の前で

毎日日向ぼっこをしている野良猫たちにも

近づいてみた

 

 

私「あのー」

 

猫「!!!」

 

 

猫たちは

まだ距離が10メートルほどもあるのに

全力疾走で逃げて行った

 

 

えぇぇぇぇ!!!!?

 

 

全然許されてなかったぁぁぁあ!!!