黒猫のワルツ

どうやったら首生えるかな・・・

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

昨日は

日本各地を猛暑が襲っていた様子ですが・・・

皆様はいかがお過ごしでしたか・・・?

 

北海道も暑かった

 

北海道も暑かったんだけれど

ニュースで本州の気温を見ると

北海道なんか比較にならんですよね

 

40度を超えた地域もあるとか

 

熱じゃん・・・!

 

インフルエンザの時に出る高熱レベルじゃん・・・!

 

 

とにもかくにも

皆様どうぞご自愛なさってくださいね

こまめな水分補給を欠かさずに・・・!

 

 

まぁ私が住んでいる地域も昨日(この記事を書いている真っ最中)は

33度まで上がりました

 

 

ほんとね

 

 

吐くかと思った・・・!!!

 

 

北海道が避暑地って誰が言ったんでしょうね!?

どこが!?

全然避暑ってない!!!

 

40度に比べれば確かに避暑ってるけど

でもそういう事じゃない・・・!

 

 

もちろん会社の中の室温はとんでもない事に・・・

 

 

34度!!!

 

 

いやーびっくりしたんですけど

人間って暑すぎると

鳥肌が立つんですね

 

元々暑いと鼻が詰まる生き物なので

両方の鼻が完全にいかれて鼻腔がぴったり閉じ

鼻呼吸が出来ない状態に陥ったんですが

 

まさか

暑すぎて鳥肌が立つとは思わなかった

 

なんだろうあのザワザワする感じ

 

 

それでも

前回室温が31度を超えた日に

かなり薄手のブラウスを購入しており

それを着用していたので大分楽だった

 

楽だったとは言え34度

 

 

全然食欲なんか起きやしない

 

休憩時間に自宅へ帰ろうと

会社から外に出ると

風がある分いくらかは社内よりも良かったんだけれど

太陽の日差しが強すぎて

歩いているだけで腕をやけどしそうな程にヒリヒリとしてくる

 

 

そして車

 

炎天下の中

直射日光に晒され続けていた私の車の中は

しっかり温められたグリルの中みたいだった

 

運転席に座った瞬間

あまりの座席の暑さに飛びあがったほど

 

ハンドルも熱くて熱くて

とてもまともになんて握っていられない

 

それでも必死に家に帰り

食欲はわかないものの

食べなければ乗り越えられない・・・!

 

仕方なく冷麺を作って食べた

 

幸い家の中は

家自体が山に建っているお陰か幾分涼しかった

 

 

そして再び出社・・・

 

これがまぁーーー辛いのなんのって!

 

炎天下の中

駐車場から会社までの道のりを必死に歩く

坂道を上っている最中は

呼吸が出来なくて死にそうになった

 

あづい・・・

あづい・・・・・・

このままでは私・・・死んでしまいます・・・・・・

 

 

命からがら会社へ到着

 

だけどやっぱり室温は34度

 

 

卓上の扇風機を使っているけれど

扇風機から送られてくる風自体が暑くて腹立たしい

 

 

だけどグッと我慢する

 

 

私以外の人も同じ条件の中で耐えているのだ・・・!

 

自分だけが耐えられないなんて事

あるはずがない・・・!

 

絶対に私は生きて家へ帰ってみせるぞ・・・!!!

 

 

そして迎えた14時

 

 

会長夫人が

私の元へやってきた

 

 

夫人「ルカさん

   このタオルどう?」

 

 

そう言って

私に大きなスポーツタオルサイズの

可愛い金魚のイラストが描かれたタオルを見せてきた

 

 

私「わぁ夏らしくて可愛いですね!」

 

夫人「そう?

   じゃあルカさんに今良いものあげるわぁ

   ちょっと待ってなさいねぇ」

 

私「???」

 

 

そう言うと会長夫人は

私の席から離れていき

 

数分後に再び

細長く折りたたまれたタオルを持ってやってきた

 

 

夫人「ルカさん

   ほれ

   そっち向いて」

 

私「???」

 

 

言われるがままに夫人に背を向けると

 

 

ヒヤリと冷たい物が首に巻き付けられた

 

 

 

なんと夫人は

保冷剤を2つ入れて包んだタオルを

私の首に巻いてくれたのだ・・・!

 

 

私「!!!!!

  気持ちいいぃーーーー!!!」

 

夫人「いいしょー?

   暑くてつらいからねぇ

   このタオルルカさんに似合うかなぁと思ってねぇ

   昨日選んできたんだけど

   良いだろうか?」

 

私「えっ!わざわざ私の為に・・・!?」

 

夫人「今日暑くなるって天気予報で言ってたからねぇ

   タオルも保冷剤もあげるから

   暑い間これ使うといいよ~」

 

私「!!!!!!!!」

 

夫人「後ねぇいくつか保冷剤買ってきて

   冷凍庫入れてあるから

   溶けたらそれと交換してね」

 

私「あぁぁぁあ!!!

  ありがとうございます・・・!!!」

 

 

何という事でしょう・・・!!!

 

こんなにも人に優しくして貰えるなんて・・・!

 

会長夫人はいつだって

働いている社員をよく見ており

いつだって優しくしてくれる

 

 

でもさ

ルカ家では基本的に

『自分の事は自分でやれ』スタイルだったんですよね

 

子供の頃からそうだった

 

暑いなら自分で工夫をしろと

『無い無いは工夫が足りない』ですわ

 

 

だから

こんな風に手放しに甘やかして貰える事なんて

ほんと滅多になかった

 

病気で弱っている時くらいじゃなかろうか

 

 

そんな風に育ってきたからだろうか

年配の人からこうやって優しくされると

涙が出そうなほど感動してしまう

 

おかあちゃぁぁぁーーーーん!!!(会長夫人)

 

ありがとぉおおお!!!

 

大好きだぁぁぁああ!!!

 

おらこの会社が不渡り出そうが何しようが

かあちゃんが居る限りここで頑張って働くよぉおお!

 

 

あぁ

こんな素敵な優しい人に私もなりたい

 

いつも誰かに優しくしてあげたい

 

 

そんな気持ちで満たされつつ

首筋に感じる冷たさに感動していた

 

その真横

 

 

夫人「20歳ちゃん

   このタオル」

 

20歳「あっやっ要らないですー」

 

夫人「えっ・・・要らないかい?」

 

20歳「ちょっと恥ずかしいんで」

 

 

えぇぇぇ!!?

34度も室温がある中で

まだなりふり構ってる余裕あんの!!?

すげぇな!

 

つーか恥ずかしいとか無いだろ!

どんだけ自分周りから見られてる意識あんだよ!

 

来客が来たらサッと外せば問題ねぇから!

 

 

夫人「・・・・・・あ、そうかい・・・そっか・・・

   辛くなったら言うんだよ・・・」

 

私「・・・・・・・・・・・・・!!!?」

 

 

会長夫人が

20歳の女の子が好きなピンク色のタオルを持って

よたよたと自分の席へ戻っていく

 

 

うぉおおおおおおおおおおおお!!!

 

 

私から見たら

涙がちょちょぎれそうになるくらいの

愛のある親切も

 

他の人から見たら

ただのありがた迷惑ってやつですかぁぁ!!!?

 

だとしてもこれは切ねぇ・・・!!!

 

 

何故だ・・・

何故こんな悲劇が起こらねばならぬのだ・・・!

あんな足腰の悪い婆さんが

私たちの為に選んできてくれたタオルなのにぃぃ・・・!!!

 

 

おかあちゃぁぁぁん!

 

 

あたい明日までに何とかして首二本に増やして

キングギドラみたいになってくっから

 

そしたらもう片方の首にそれ巻いておくれよぉおお!!!