黒猫のワルツ

当時はまだPHSだから撮影出来ない

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

高跳びも出来なけりゃ

縁石すらも飛び越えられない

って事を記事にした所

こんなコメントをいただきました

 

 

『ハードルは出来ましたか?』

 

 

言われてみると似てる・・・!!!

 

 

似てるんだけど

 

 

ハードルは恐ろしく得意でした・・・

 

 

あれはさ

正面から突っ込んでいくパターンじゃないですか

 

片足で前に向かって全力で飛び上がり

もう片方の足でハードルを飛び越え

地面を蹴った方がハードルに当たらないように

ただただ太ももを酷使しながら飛びながら走り続けるやつ

 

 

好きだったんだよなぁハードルは・・・!

 

 

なんだけど

走り高跳びのあの・・・横向きに飛ぶとか

背面飛びだかって名前でしたっけ?

そういう事を要求されると途端に無理になる

 

なんだろ

 

自分の目で見えている範囲の物なら飛び越えられるけれど

視界の端ギリギリとかになってくるとダメなんだろうか

 

 

でね

せっかくハードルの話題が出たんで

ハードルの話題をそのまま続けるんだけど

 

かなり速い人でした

 

高校時代のテストでは

男子も含めてクラスで2位だったのかな

 

全く練習なんかもやった事も無かったんだけれど

そりゃーもう楽しくて楽しくて!

 

横並びに3人くらいが並んで

一斉にハードルに向かって走り出し

次々ハードルを飛び越えて行く

 

 

私の足の速さは

えーっとリレーだと補欠に入る程度

 

単距離走は並程度

 

長距離走だと陸上部の人にも負けず劣らず

 

 

つまり

本来ならハードルで私が負ける確率って相当高いんですよ

 

あれはそんなに長距離でやり続けるもんじゃない

 

むしろ助走の時点では大概負けている

 

 

だけど

ハードルを飛び越えているうちに

どんどん他の人を追い越して行ける

 

あれがもう堪らなく好きだった

 

 

多分なんだけど

前に向かって飛ぶジャンプ力が

当時は結構あったんじゃないかな

 

他の人たちがハードルとハードルの間で

3歩とか4歩くらい使う所を

2歩くらいでぶっ飛ばして行ってた気がする

 

ビョーンビョーンビョーンビョーン!って感じ

 

 

 

やっぱり勝てると人間楽しいもんですよね!

負けるのは嫌い!

 

元々負けず嫌いな性分なので

そりゃー練習も何もしていなかった自分が悪いんだけれど

それでもやっぱり悔しくなっちゃう

 

 

 

ただね

 

私がハードルを飛び終えた後

後ろを振り返ると

 

 

何故か皆めちゃくちゃ笑ってるんですよ・・・

 

 

こっちは内心

「やったー追い越したー!

 勝ったもんねぇーーー!!!」

みたいな

とてつもなくテンション上がってる状態なのに

 

皆めちゃくちゃ笑ってる

 

 

何なら先生も

ストップウォッチとタイムを書き込むボードみたいなのを手に持ったまま

うつむいて笑ってる

 

 

私「え?

  なんかダメでした?」

 

先生「いや・・・っ・・・

   いや・・・良いぞ

   凄く良いタイムだった・・・!(笑ってる)」

 

 

テストの時は1人3回くらいタイムを計測したんだったかな

 

 

そのたびに

先生も他のクラスメイトも笑う

 

クラスメイトに「何で笑ってるの?」と聞いても

皆それを聞けば聞くほどに笑ってしまって

誰も答えちゃくれない

 

 

その日の帰り

 

当時交際していたA君と一緒に帰った私は

A君から衝撃的な話を聞かされた

 

 

A君「今日体育のテストだった?」

 

私「そう!テストだった!」

 

A君「楽しかった?」

 

私「ハードル楽しかったー

  あれ中学の時から好きなんだよね~」

 

A君「俺も見たかった」

 

私「私結構速かったんだ!」

 

A君「らしいね!」

 

私「球技とかはドッヂボール以外嫌いだけど

  あれは好きなんだ」

 

A君「めっちゃウケたって聞いた・・・!」

 

 

えっ

 

 

A君「ルカちゃんの走り方

   普段からペンギンみたいなのに

   それがビョンビョン飛ぶから

   全員笑ってたって聞いた・・・!」

 

私「はぁあああ!!?」

 

 

ガラス工房時代

一年に一度開催されたマラソン大会

 

社長お気に入りの『足が速そう』『体育会系』な数名が選出され

(私は完全に文系だ)

およそ10kmを全力疾走させられる

 

 

社長は

「お前の走り方はあまりにもおかしい

 あれで長距離走り続けられる事も

 速さが異常なのも絶対に何かが狂っている」と言い

 

2回目のマラソン時に

私の走る姿をわざわざ車で追跡し

ビデオカメラで撮影し続けた

 

 

そしてそれを

大爆笑しながら見せられた私は

 

私という人間の走り方があまりにもダサい事に気が付いた

 

 

本当にペンギンじゃん・・・!!!

 

 

これは笑うわ・・・!!!!!

 

 

両手を振る度に

何故か身体の外側に向かってピョコピョコ!と出ているし

何だか足の動きも内股っぽい感じになっている

 

なんで!?

 

何で足が後ろいった時にピョン!て外側にはねるの!?

 

 

私のイメージの中では

私はものすごくビシッと

まるでランナーのように走っている感じだった

 

両手をこう・・・シュッシュッ!と

ピッタリ内脇につけて

足も腿を高く上げて走ってる・・・つもり・・・だったのに・・・

 

なのにこの差よ・・・!!!

 

 

こりゃーーー酷い!!!

 

 

そう

 

私が

自分の走り方が『マジでペンギン(ダサい)』

という事に気が付いたのは

20代半ば頃だったのだ

 

 

高校時代の私は

そんな事知る由も無かった

 

 

A君「皆から笑われなかった!?」

 

私「そう!なんか皆笑ってたけど

  どういう事!!?」

 

A君「走り方もハードルの飛び方も変なんでしょ?」

 

私「はぁ!!!?変じゃないよ!!!!!」

 

A君「じゃあちょっとここで走ってみて」

 

私「あぁいいよ!?」

 

 

その場で

 

数メートル全力疾走をする私

 

その後ろから

A君がげらっげら笑う声が聞こえてくる

 

 

 

この後

 

自分の走り方がペンギン走りになっている事なんて

気付いてもおらず

シャキシャキ走っていると思い込んでいた私は

笑われている事に無性に腹が立って

 

 

A君と1週間以上口をきかなかった

 

 

 

ご・・・ごめん・・・!!!

 

 

知らなかったんだもーーーーーん!!!!!