毎日衝撃的な電話が

皆様こんにちは

ＬＵＫＡでございます

仕事柄

人様のお宅のトラブル（人間関係とかではなく）を知る機会が

非常に多い私

「ドアノブが取れちゃった」

「トイレの水が止まらない！」

「引っ張ったら散水栓が抜けた・・・」

「水道の混合栓がもげちゃった！」

「突然台所の床に穴が開いた」

「天井から水が・・・！水が垂れてきてるんです！！！」

「ボイラーからガスのにおいがするんだけど・・・」

「アスファルトがボロボロでロードヒーティング飛び出してきた！」

「車庫が暴風で飛んで行っちゃって・・・」

「洗濯機が回らなくなっちゃった！」

「突然テレビが映らなくなって見たかったドラマが見られない・・・」

私自身

一人暮らしをしてもう１０年以上なんだけれど

その間こういったトラブルは皆無

強いていうなら

一度冷蔵庫から変な音がしていた事があったんだけれど

自分で何となくいじっていたら直ってた

ほんとそれくらい

トラブルが発生してどこかへ電話をする

なんて事はいまだかつて一度も無い

なのに今の会社へ入社してからというもの

毎日毎日

最低でも１０件以上はそういったトラブルの電話が入る

入社当初

「世の中にはこんなにも困っている人たちが居たのか！」

と驚いたものだった

でね

毎日そういった電話を受けていると

「え・・・？」

と思わず困惑するようなトラブル報告が入る事もあるんですよ

本日はその中のいくつかをご紹介！

『専門の業者ってなんだろう』

婆「もしもしー？

　　お宅ねぇどういう事やってくれる所なのー？」

私「どういう・・・そうですね

　　ご相談頂ければ

　　当社で対応出来る事は対応いたしますし

　　対応出来ないものであれば

　　専門の業者を紹介いたしますので

　　お困りごとでしたらご相談頂ければ・・・」

婆「あぁそうなの～？

　　じゃあねぇちょっと困っててねぇ・・・」

私「はい」

婆「お隣が漁師さんでねぇ」

私「・・・・・・・・・・はい？」

婆「お魚をたくさん分けて貰えるのよ」

私「・・・・・・・・・・はぁ」

婆「だけど私ね

　　この家に一人で住んでるもんだから

　　たくさんもらっても困るのよ」

私「・・・・・・・・・なるほど？」

え？

あれか？

お年寄り特有の

『本題には入らず雑談が始まる』みたいなパターンか？

婆「それに私

　　お魚上手に処理できないのよねぇ」

私「はい・・・」

婆「誰かお魚ね

　　上手にさばける方でね

　　食べてくれる人居ないかしらねぇ？

　　連絡したらすぐに取りに来てくれる人がいいんだけど・・・」

トラブルじゃない・・・・・・・・・！！！

いや

このお婆ちゃんにとってはトラブルかもしれないけれど

これは・・・・・・！

私「えっ・・・

　　あぁーっ・・・つまり・・・

　　今回お電話を頂いたのは・・・その・・・

　　お魚の引き取り先・・・が・・・そのー

　　・・・誰か居ないか

　　というお話で？」

婆「そうなのよぉー

　　この時期になるとほんっとたくさんでねぇ！

　　今も魚臭くて魚臭くて」

うちで対応出来ないものは

専門の業者を紹介する

という事にはなっている

なっているがしかし！！！

こういう内容での専門の業者ってなに！！！？

頭を抱えながら

何度も何度も訴えかけてくるお婆ちゃんの話を聞き続け

結局

「一度お隣の方に

　量が多いと伝えてみてはいかがでしょう？」

と返答をしてみた

婆「言っていいものかしらねぇ・・・！」

私「しかし当社としましても・・・

　　さすがにこういったご相談には

　　対応いたしかねますので・・・！」

婆「例えばこれねぇ？

　　お宅で買い取って

　　お宅がそれを売るみたいな事は

　　なさっていらっしゃらないのー？」

アホかぁ！！！！！

うちは工事・建築系の会社だ！

確かになんかもう色々やりすぎてて

一体何をやっている会社なのか分からねぇと私も思う！

しかし魚売っちまったらいよいよどういう会社なのか

分からなくなるだろうが・・・！

そもそもなんだけど

貰い物の魚を他の人に売って

更にそれを誰かに売るってダメじゃね・・・？

婆「じゃああなたのアドバイス通り

　　ちょっと言ってみようかしらね・・・」

私「ぜひ・・・」

引き下がってくれてよかった・・・

危うく私の会社に

魚屋部門が増える所だった・・・

・・・いや

会長が農園やってっから

既に野菜販売部門あるし

いっそこの際・・・・・・・！！！？

『今までどうしてた』

爺「あのねぇ！」

私「はい」

爺「いつでもいいんだけどさ！

　　ちょっと来て欲しいんだわ！」

常々思うけれど

うちの会社に電話をかけてくる人は

まず名乗らない

電話をかけてきたのがどこの誰なのかも分からない

こっちの動揺を完全に無視していきなり喋りだす

私「えっと・・・何かお困りごとですか？」

爺「そう！とりあえず来て！」

お客様がお年寄りばかりだからか

いきなりこれだけ言って

いきなり電話を切られるパターンも多い

だからこの手のセリフを言われると

滅茶苦茶焦る

私「あっあの、どういったご用件で・・・！？

　　お名前とご住所も・・・！！！」

爺「あぁ！

　　山田（仮名）！」

どこの山田なにだよ！！！

世の中に何人山田が居ると思ってんだバカ野郎！

爺「住所はねぇ

　　えーっとどこだっけ」

え？

お前の家じゃねぇの？

爺「住所ねぇ

　　あのー・・・調べらんない！？」

うちは１１０番じゃねぇんだぞ

どこの世界に『山田』だけで個人特定出来る奴が居るんだよ

怖いわ

しかもお前

電話番号非通知になってんのな！！！

最近の電話ってそういう機能あんの！？

電話番号も何も分からん『ただの山田』だからなお前！

爺「あぁ丁度良かった！

　　はがき来てたからうちの住所分かったわ！

　　えーっと・・・？」

だからお前の家なんだよな？

町名すらも自力で言えないってどういう・・・

爺「住所は～～～～～～～～～でねぇ

　　あっ違うわ！

　　これ送ってきた所の住所だわ！

　　ちょっと待ってよ・・・

　　あぁこれか！

　　～～～～～～～～～～だったわ！」

えっ・・・

マジでよく読み上げてる途中で

「これ自分の住所じゃねぇ！」

って気付かなかったな！？

爺「風呂場の蛇口から水出っ放しなんだわ！」

私「えっ」

爺「２か月くらい前からでさぁ！

　　今日水道局の人来て

　　修理してもらった方が良いって言うからさぁ！」

私「えっ！２か月前からですか！？

　　じゃあ水道代高くなったりしてましたよね！？」

爺「そう！凄い高くなってたんだわ！

　　だからまぁ今月中とかで良いから来て！

　　よろしく！

　　ガチャン！ツー・・・ツー・・・ツー・・・」

私「・・・・・・・・・・・・・・」

２か月も風呂場の蛇口から水出っ放しって

お前今までよく放っておけたなぁ！！！？

『果たしてどちらがおかしいのか・・・』

女性「トイレの座る所が割れてね

　　　それ直してもらいたいんだけど・・・」

私「便座部分が割れたという事ですね

　　恐らく便座部分を交換という形になるかと思います

　　メーカーなどを確認してから取り寄せになるので

　　一度確認に訪問させて頂いて

　　それから少しお時間を頂きますがよろしいですか？」

女性「それは良いんだけど

　　　うちアパートなのよね

　　　だから請求は管理人さんにしてもらいたいんだけど」

私「・・・・・・・・・？」

あれ？

じゃあ本来だったら

管理人さんからうちの会社に電話が来るはずでは・・・？

私「管理会社さんはそのことを

　　了承されているという事でよろしいですか？」

女性「それがねぇ！！！？

　　　ちょっと管理人さんおかしい人で

　　　前にも色々揉めたから喋りたくないのよ！」

えっ

女性「だから請求書出来たら

　　　そっちに送ってくれればいいから！」

いやいや！！！？

それうちが払って貰えない可能性のが高いじゃん！

管理人さんからしたら

突然架空請求が来た！

ってなるやつじゃん！！！？

私「あっえーっとその

　　基本的にはお支払いをして頂く方と

　　ご相談をして頂いた上でご依頼頂かないと・・・」

女性「えぇ！？私が！！？」

そりゃそうだろ！！！？

女性「そっちで話してくれない！？」

なんという無茶ブリ！！！

この後２０分ほど

管理人さんと揉めた過去の話を聞かされ

管理人さんの人柄について聞かされ

管理人さんの家族構成を聞かされ

管理人さんの子育て事情を聞かされ

それでもどうにか

「そこは自分で相談してくれ」

ときっぱり伝えて電話を終えた私

・・・・・・・聞いてた限りだと

管理人さんのプライベートの話まで私に２０分も話してた

あんたの方がよっぽどやべぇと思うんですけどーーー！！！？