黒猫のワルツ

私が工作で作ったオルゴールは鳴らなかった

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

このはてなブログ

実は『今週のお題』というものが存在している

 

 

そして今週のお題

 

『怖い話、ありますか?』

 

 

怖い話

ありますねぇ!

 

幽霊は一切信じておらず

「居るなら出てきて姿見せろやごるぁ!」

って気持ちでいっぱいの私なんですが

 

それなりに「これは意味が分からない」という経験はしている

 

 

この体験は前にも簡単に記事にした事がある気もするけれど

夏にぴったりなので

今日はその時の事を書いてみようかな!

 

 

あれはまだ私が幼い頃で

父と母と私が同じ部屋で寝ていた時の事だった

 

まだ小学生だったんじゃないかなぁ

 

 

兄は知らん

 

私が小学生という事は

兄は高校生かなぁ?

 

でもあの時兄は多分

家に居なかったと思う

 

 

小学校低学年まではI町に住んでおり

3年生の2学期から違う町に引っ越しし

その引っ越した先の家での出来事だったので

私は恐らく・・・

小学校3年生の3学期くらいだったんじゃなかろうか

 

4年生か5年生になる頃には

自分の部屋で一人で寝るようになっていたはずだから

きっとそのくらい

 

 

父が左

母が右

中央に私の3人で一つの部屋に寝ていた

 

季節は春だったかなぁ

 

 

いつもだったら夜中に目が覚める事が無い私が

ふと深夜に目が覚めた

 

 

そして気付くと

本来の私の部屋から

 

かすかにオルゴールの音が響いてきていた

 

 

目を開けて天上を見つめたまま

どうしてオルゴールが鳴っているのか考える

 

 

両隣からは両親の呼吸する音が聞こえているので

両親ではない

 

だとしたら兄だろうか

 

 

どうして兄が私の部屋でオルゴールを鳴らしているのだろう

 

 

分からない・・・

 

分からないな・・・

 

 

そんな事を考えながら

随分と長い事

そのオルゴールの音を聞いていたが

 

気付けば私は再び眠りに落ちていた

 

 

翌朝私は

目が覚めると自分の部屋へ行き

勉強机の棚の上に置かれているオルゴールを見た

 

オルゴールの中には

ガラスで出来た蝶々のブローチやら何やら

あれこれ色々と詰まっていて

蓋が開いたままになっている

 

蓋を無理矢理押しても

蓋が閉じる気配は無い

 

 

・・・おかしい・・・!!!

 

 

そのオルゴールというのは

兄が学校の工作の授業で作った

恐竜が彫られた木彫りのオルゴールで

 

ひっくり返すと裏側にねじ巻きがついており

それを裏返して

 

蓋を開けると音が出るのだ

 

蓋を閉じている状態では決して音が鳴らないし

開けっ放しの状態では

ねじを巻かない限り音は鳴らない

 

今現在は

以前からずーっと蓋が開きっぱなしの状態で

誰かがねじを巻かない限り突然深夜に音が鳴るはずがない状態だったのだ

 

 

その上

兄は夜に家に帰ってきた様子も無い

 

 

だとしたら

一体誰がどうやってオルゴールを鳴らしていたというのだ・・・?

 

 

私「・・・・・・・・・・・?」

 

 

試しに

ねじを反対向きにねじってみようとする

 

だけどねじは既に

完全に伸び切っている状態

 

 

分からない・・・

 

どうして深夜にオルゴールが・・・?

 

 

私「昨日オルゴール鳴ってたんだけど」

 

母「あら!?あんたも聞いた!?」

 

私「母さんも聞いた?」

 

母「いつもだったら起きないんだけど

  昨日なんか夜中に目ぇ覚めて

  そしたらオルゴール鳴ってたんだよねぇ」

 

 

!!!!!

 

 

私と同じだ!

 

 

母「あんたも父さん(当時は孫が居ないからジジとは呼ばれていない)も

  隣で寝てるから

  てっきりH(兄)が鳴らしてるんだと思ったんだけど

  H帰ってきた雰囲気無いし・・・」

 

 

そう!

 

そうなのよ!

 

 

母「それに・・・

  やたら長い事鳴ってたんだよね・・・」

 

 

そう!!!!!!!

 

このオルゴールは

一度ねじを巻いて鳴らしたとしても

せいぜい1分も鳴り続ければいい方なのだ

 

なのに昨日の夜中に鳴っていたのは

恐らく5分以上・・・

 

ずっと同じ曲がエンドレスで鳴り続けていたのだ・・・

 

 

2人で

手に持ったオルゴールをじっと見つめる

 

 

母「明日

  婆ちゃんの命日なんだよね・・・」

 

私「そうなの?」

 

母「このオルゴール

  Hが作ったやつだから

  呼んでるのかもしれない」

 

私「そうなの!?」

 

母「Hもあたし達もしばらくお参り行ってないから」

 

私「お参りなんてあるの・・・?」

 

 

ルカ家には

お墓参りという習慣が無い

 

だってお墓が無いから!!!

 

仏壇も無ければお墓も無い!

だからお参りなんてした事無い!

 

 

母「婆ちゃんはお寺に預けてるんだよ

  そこに行ってお坊さんにお経読んでもらうの」

 

私「へぇー」

 

 

そしてその夜

 

母は『兄が作ったオルゴールが深夜に鳴り続けていた』

という事を兄に伝え

 

翌日

 

両親はお寺へお参りに行った

 

 

そして何故か

普段は絶対に行かない兄が一緒に行ったのだ・・・!

 

やっぱあぁいう話聞かされると嫌なのかな!

ちょっと気になっちゃって行く気になったのかな!?

 

 

ただ

 

 

私は家で留守番してた

 

 

私呼ばれてねぇし!!!?

 

 

今になって思えば

この頃から私は幽霊やら何やらを信じていなかったのかもしれない

幽霊が出ようが何をしようが

私は行きたくない場所には行かないし

面倒な事はしたくない!

というタイプだったのでしょう・・・

 

よく知らん人のお参り行ってどうすんだよ!

死んだらそれで終わりじゃねぇか!

みたいな感じなんですかね・・・

 

 

皆様は

お盆のお墓参り

しっかりご先祖様を供養して差し上げてくださいね

 

こんな風になっちゃ多分ダメ・・・!!!