やる気なんか要らんから仕事覚えさせようよ
皆様こんにちは
ＬＵＫＡでございます
読者の皆様は
働いている方もそりゃー多いと思いますが
皆様の職場は『人材育成』得意ですか？それとも不得手？？
私が思うに
日本人ってあまり人材育成が得意じゃないと思うんですよね
元々職人気質の人が多かった日本という国で
「見て学べ！」「技は盗め！」「私生活削ってなんぼじゃおらぁ！」
みたいな人が多かったじゃないですか
サラリーマンもそうですよね
身を粉にして会社に尽くすのが社会人だ！！！
みたいな風潮があまりにも浸透し過ぎていた
今さ
そういう人たちが良い年齢になって
そういう人たちが『人材育成』を求められている
だけど
あまりにも時代が変化し過ぎたと思いませんか・・・？
「見て学べ！」「技は盗め！」「私生活削ってなんぼじゃおらぁ！」
なんて時代錯誤も良い所で
こんなやり方をしていたら
新人はホイホイ辞めていく事でしょう
だけど
歳を取れば取るほど
頭が固くなるのが人間ってなもんである
「俺の時はこうだった！」
「私はこうやって育てられた！」
こういう思考を持ってしまっている人が多い
それがある限り
今の若い世代の人たちを上手に育成出来ないかもしれない
なのにどうやったってそういう思考が邪魔する
今のこの時代に『人材育成』で成功している会社ってのは
もうほんと
会社全体でよほど真面目に取り組んだ結果だと思うんですよね
「このままじゃダメだ！徹底的に改革するぞ！」
という事を上に立っている人たち全員が意識しないと
きっと成功しないものだと思う
「俺たちの時代がどうだったかなんか関係ねぇ！
時代が変わったならそれに合わせるしかねぇんだ！」
これが重要
それかもう
社内の人間の年齢層が若い
きっと若い
会社自体も若い
だから成功するパターン
という訳で
私が今働いている職場は
いまだかつて見た事が無い程
『人材育成』が不得手です
まぁ職人と言えば職人の職場なんで
そういう傾向があってもおかしかないんだけれど・・・
それにしたって酷い
口で説明をするような事はほぼ無い
新人が一人で困っていても助けない
放っておいてスタスタ先へ行っちゃう
質問されなきゃ教えないなんていうのは古いんだよ！
手取り足取り教えなきゃならないし
なんならマニュアルをビシッと用意しておかねぇと
自分から何でも聞いてくるなんて思ったら大間違いだ！
「困った事があったならそう言えば良いだろ
なんでこっちがわざわざ声かけてやらにゃならねぇんだ」
そうじゃない・・・！！！
１００人中１００人が
困った事があったら自分からそれを言ってくる
なんて思ったら大間違いだ！
「分からねぇ事が分からねぇ」って事だってあるんだ！
出来が悪いとか良いとかそういう問題でもねぇ！
付きっ切りで教える必要があるんだよ！
放っておいてスタスタ行くんじゃねぇ・・・！
やる気があるからやる気が無いから「自分から声をかける」とか
そういう理屈はもう通じねぇんだ！
新人から歩み寄ってこねぇなら
こっちから歩み寄るしかねぇんだって・・・！
そして致命的なのは
『人材育成』にそれほど注力すべきではない
と考えている部分だろうか
職人気質の人たちが言うのはこう
「昔と違って面倒な手続きが多すぎる！
忙しくてそんな事やってらんねぇ！」
世の中ってさ
無駄な事ってそう簡単に増えないと思うんですよね
「昔は口約束でお互い信頼し合って仕事してた
けど今は何でもかんでも契約書契約書って・・・」
みたいな事をよく耳にするけれど
口約束でトラブルが発生する事が多かったから
契約書という文化が生まれたのでは・・・？
増えたルールを『邪魔』！
と言う人があまりにも多い
気持ちは分かる
誰だって「前までやらなくてよかった事」をやる羽目になったら
面倒だなぁ！
って感じるのは当然である
でもさ
その分あらゆる面で
『便利なツール』って増えているじゃないですか
作業の効率化を図って
あらゆるものが開発されていっている
それらをいかに上手に使いこなしていくかが重要だし
そもそも会社って
『自分が楽をする為に人を育てる』ものなのでは・・・？
そりゃー育成は大変だ！
１０人育ててもその中の３人くらいしかまともに育たないかもしれない
だけど
永遠に１人で「あぁ忙しい！手が回らねぇ！」って言ってるよりかは
１０人育てて残った３人に仕事を振る事が出来るようになるのなら
１０人育てた方が圧倒的に楽じゃね？
その為なら３年や５年
育成に注力しても充分お釣りがくると思っている
先日の事
爺さん「ルカさんこれさぁ！
面倒臭くてやってらんねぇわ！」
私「・・・・・・・・
（また始まったか
しかもこれ私関係ねぇんだけどな
俺も面倒臭くてやってらんねぇよ）」
爺さん「なんだってこんな面倒くせぇもん
いちいち書かにゃならねぇかなぁ！」
私「お客様との間で
間違いなく処理が完了しました
という証明ですから」
爺さん「忙しくてそんなもんやってらんねぇわ！
持って帰って来るからそっちでやってや！
あとでお客さんに送ればいいだろ！」
私「事務員は現場を見ておりませんから
その場でお客様と「間違いない」という確認をして
その上でお互いにサインを」
爺さん「だからさぁーその時間が無駄だって言ってんだよ！」
じじぃ
良いかよく聞け
てめぇに何度新人をつけても
てめぇが連れて歩かねぇから
入社から５年経っても何も出来ずにただぼーっと座って
荷物運び以外に何も出来ねぇ坊主が出来たんだ
うちは運送屋じゃねぇんだぞ
爺さん「こんなの無駄だから！！！」
私「無駄じゃないですね
口頭で「やりました」「やって貰いました」
で成立する訳が無いじゃないですか
相手がボケたら何もかんも無くなった事になりますけど
これの控えがあればうちは「間違いなくやった」を証明出来るんです
面倒でも何でも
「自分や会社を守る為に必要な物だ」という認識を持ってください」
爺さん「昔はこんなの無くても良かったんだぞ！？
なのになんだってこんな・・・はぁ！
俺忙しいんだぞ！！！？」
忙しいのなんて皆一緒なんだよ！！！
『俺だけが忙しい』なんておこがましい！
『昔はこうだった』も
『昔はこうだったけど今はこうだもんね！』なら良い！
だけど
『昔はこうだったから今がおかしい！』はダメ！！！
今の時代しか知らねぇ人からしたら
昔がどうだったとかは知ったこっちゃねぇから！
昔話は
「こんな事があったんだよー」
「こうだったからこういう経験したよー」
ってネタ程度にしといて押し付けるな！
まぁでも
こういう人って世の中にいっぱい居るよね
そうやって何年も生きてきた事を考えると
直せって言っても無駄な事だろうし
人それぞれ正解が違うから仕方ない
爺さん「なんだってこんなに忙しいんだ！」
こうやって喋っている暇があったら
その時間で幾分か仕事が出来るという事と
人材育成に注力してりゃ今ごろあんたの仕事は
２～３人で分担して出来てたはず
って事実を真摯に受け止めた方が良い
そして再び
「何とかならねぇか！無駄だろ！」という所に話が戻った
そうか・・・戻るか・・・
でも良いんですよ・・・
寿司屋時代「１００回言っても分からねぇ奴には１０１回言え」
と口酸っぱく教えられた私ですから・・・
この不毛なやり取りを何度繰り返そうと
私は黙って同じ事を言い続けてあげましょう
「じゃあ爺さんの言う通りにしましょうか」
とは絶対言わねぇから
そこは覚悟しときな！！！
こうして
１時間もの間
ひたすら同じ会話を繰り返した
爺さんなんでも良いから
その１時間であそこに座ってる坊主に
仕事の一つでも教えてやって
それを坊主の仕事にしてやりなよ・・・
１時間経ってようやく解放された私は
温かいお茶を煎れる事にした
会長夫人も乾燥のせいか咳をする事が多いし
ついでに会長夫人にもお茶を煎れてあげますかねぇ～
ルンルンルーン♪
誰に絡まれようが気にならないし
腹も立たないのが私の良い所！
・・・が
社長がそっと近付いてきた
社長「大丈夫・・・？」
私「え？何がですか？」
社長「いや・・・絡まれてたからさ・・・」
あんなの全然気にならないけれど・・・？
前の会社で一日に何度も襲ってくるトラブルに比べたら
可愛いもんですよ！！！
頭抱える程難しい問題なんてここだとまるっきり無いからね！
社長「俺は忙しい忙しいって
あんなのばっかりでよぉ！！！
忙しいのはお前だけじゃねぇって腹立つだろ！」
私「・・・・・・・・・・」
どーでもいいよそんな事
『あの人はそういう人』ってだけじゃないか
そんな小さな事でいちいち腹立ててるような人たちだから
人材育成出来ねぇんじゃね？
社長「ほんっとどーもならねぇのばっかりでよ！
言うだけ無駄だから言わねぇけど！」
私「・・・・・・・・・・・・」
ここから
３０分社長の愚痴を聞かされ
社長もまた
「俺だって忙しいのにあいつ忙しい忙しいって言って！」
「若い連中は若い連中でやる気ねぇし！」
みたいな事を言っていた
煎れたお茶はぬるいお茶へと変化
あの・・・なんだろ・・・
皆どっこいどっこいじゃねぇかなぁ！！！？
