黒猫のワルツ

すぐに次のも探しておかないと・・・!

 

皆様こんにちは

 

母専属のなんでもカスタマーセンターLUKAでございます

 

 

母の家にインターネット環境が整ってから

そりゃーもう何度も何度も電話で母を遠隔操作して

あらゆる問題を解決してきた

 

 

母曰く

 

「あんたって電話でそうやって指示して問題解決出来るなんて

 そのスキルって凄い事なのでは・・・?」

 

 

私としては

 

 

70歳過ぎの母を相手に

何時間も心折れずに解決するまで電話で必死に付き合う

私の忍耐力と根性と優しさを褒めて頂きたい・・・!!!!!

 

スキルとかそういう事じゃねぇんだ!

 

スキルなんてあっても

忍耐力と根性と優しさが無ければこれは成立しない事なんだ!

そしてスキルなんてもんは誰でも努力すれば手に入れられるし

私のなんてまだまだ序の口だ!

だから私の心を褒めて!!!?

 

 

って事を何度必死に訴えても

その辺はお褒め頂けなかった辺り

まだまだ私の優しさは足りないのでしょう

 

やっぱ

「ちょっと黙ってて!!!」

みたいな事言ったの根に持ってるのかな・・・

 

 

 

そんな70歳過ぎてインターネット世界へ足を踏み出した母は

どうやらそりゃーもうアホほど毎日ゲームをやっているらしい

 

と言っても

母が所持しているパソコンは

最新型とは言えごくごく一般的なノートPCなので

私が教えてあげられたのは

『Yahoo!ゲーム』だかなんだかっていう

低スペックのパソコンでも出来る

こう・・・なんか・・・

あんまりやりたいって気持ちがそそられないゲームが

ずらーっと勢ぞろいしたゲームサイト的なもの

 

 

母は毎日そこで

バブルシューターなるゲームをやっているらしい

 

 

確か私も

ナンプレを毎日やっていた時期があった

 

やり出すと止まらないんだよね!!!

 

 

 

先日

母からこんな電話がかかって来た

 

 

母「ゲームやり続けてたら」

 

私「うん」

 

母「急にパソコンの画面が真っ暗になって」

 

私「・・・・・・・・え?」

 

母「パソコン触ったら熱くなってて

  何にも操作出来なくなった」

 

私「・・・・・・・・・・・!?!?!?」

 

 

え!?

 

待って!!?

 

やってたのバブルシューターだよね!?

あんなしょぼいゲームでそんな事になる!?

一体何時間やり続けてたの!!!?

 

 

私「何時間やってたの!?」

 

母「・・・3時間か・・・4時間か・・・」

 

 

ぶっ通しでか!?

すげぇな!?

 

 

私「それで?」

 

母「自分なりにスマホで調べて

  パソコンの電源強制的に切って

  パソコン冷えるまで待って電源入れ直した!」

 

私「偉い!!!!!!!!!

 

 

物凄い進化である

 

つい先日までは

ちょっと操作が分からないとすぐに私に連絡をよこして

専属カスタマーセンター状態になっていたのに

ついに自分で調べて解決するまでに至った!

 

 

母「偉い!?」

 

私「偉いよ!!!

  〇〇ちゃん(母の下の名前のあだ名)偉いねぇ!

  立派だよ!

  よく頑張ったね!」

 

母「褒めてくれる!?」

 

私「褒めるよ!

  よーーーくやった!偉い!」

 

 

私と母の間では

時折こういった

どっちが親だか分からないやり取りが行われる

 

 

ちなみにそういう際に私がよく使う

母の下の名前のあだ名は

母の母の母(私にとっては曾祖母)が

母を褒める時に使っていた呼び方で

 

「〇〇ちゃん偉いねぇ!」

とよく褒めて貰っていたらしい

 

それをもう10年以上前に知った私は

母を褒めてあげる時に

同じように真似して褒めているのだ

 

 

でだ・・・

 

頑張った母には何かプレゼントをあげたいじゃないですか

 

 

私は褒める時はアホほど褒めるし

叱る時は叱る!

 

アホほど褒める時は何かご褒美もあげる!

 

 

それで私が選択したのは

 

 

低スペックPCでも遊べる無料ゲームだった

 

 

あまりこういう物に詳しくない私としては

そりゃーもう大変な作業だった

 

 

3日間かかった

 

仕事を終えて帰宅してブログを書いた後

ネット上をさまよって必死に母に合いそうなゲームを探す

 

 

・低スペックでも出来る

・母が好みそうな絵柄(割とリアルなものを好む)

・70歳でも出来そうな操作性のアクション系RPG

・ちゃんとそれなりにストーリーがあるもの

・他人と関わらないオフラインゲーム

・自動で進むタイプじゃないもの

・ガチャでどうのってやつじゃないもの

 

 

これらを兼ね備えたゲームって

めちゃくちゃ少ない・・・!!!

 

そりゃーそうだよね

パソコンで出来るゲームって言ったら

どれもオンラインなんだもの

 

でも母がチャットを打って

他人と一緒にゲームをするとは思えないし

完全オフラインの一人でコツコツやるやつが望ましかった

 

 

試しに一度自分でプレイしてみないと

どの程度パソコンに負荷がかかるか分からないし

母が好みそうかどうかも分からない

 

だけどいかんせん私自身がゲームが得意じゃないので

そもそもそこで躓く

 

 

んあぁぁぁ!!!

母は出来そうだけど私は無理ぃ!!!

 

 

でもってさ

私はかなりアナログなゲームを好むんですよ

 

そもそもARKには夢中になったけれど

基本的にはゲームってパズル系とかしかやらない

 

たまにちょっとやったとしても

海外の方が作った全部英文のゲームだったりしちゃう

 

 

私が知っているやつは母には通用しない

 

 

完全に一から探す事になったので

それもまた時間がかかる原因になった気がする

 

 

ある程度必死にブラウザゲームで探していたんだけれど

これだともうほぼオンラインゲームしかないし

今時流行りなのかなぁ?

 

こう・・・

自動で全部進んでいくだけで

自分の足で歩いて冒険出来るような物ってないんですよね

 

全然楽しくない

 

ただポチポチ押してるだけで勝手に進むとか

そんなのやる意味ある???

 

 

という訳で

3日目にしてようやく

素人が作ったフリーゲーム(ダウンロードして遊べるやつ)に

辿り着く事が出来た

 

3日目はひたすらあらゆるフリーゲームをダウンロードしては

各30分くらいずつ進めて内容のチェック作業を行い

その中からようやく1つのゲームにめぼしをつけた

 

 

やっと・・・

 

やっと見つけたぞ・・・・・・・・!

 

 

 

翌日

 

仕事帰りに実家へ行った私は

パソコンを開いてちょっとびっくりした

 

 

めっちゃブラウザのブックマーク増えてるやん・・・!

 

 

本当に母頑張って色々自分で見つけて

ブックマークしていってるんだろうな・・・

 

偉かったね・・・

 

さぁご褒美だ!

 

 

という訳で

母のパソコンに私が見つけたゲームを入れ

母を椅子に座らせて隣から操作説明をする

 

 

私「矢印キーで移動

  右手は矢印キーの所に置いておいて

  マウスは使わなくていいからね」

 

母「こう」

 

私「左手はここ

  Zで攻撃と決定

  Xでジャンプとキャンセル

  Cで技

  スペースキーでメニュー画面」

 

母「覚えられない!」

 

私「はいこの紙に書いておいたからね

  分からなくなったらこれ見てね

  じゃあやってみよう!!!」

 

 

ゲームのオープニング画面を進める母

 

 

実はこのゲーム

 

最短だと3時間くらいでクリア出来て

やり込めば50時間くらい遊べるらしく

 

 

めちゃくちゃ面白くて

私クリアまでやっちゃった

 

早く寝たかったのに

深夜2時まで必死にこのゲームやってた

 

 

そんでまぁストーリーも泣けるんですわ!

 

 

なんか途中よく分からん部分もあったけど

とりあえず何となく事情は分かってた

 

だけどオープニングを見ていたら

よく分からん部分が全部分かって

 

泣きそうになった

 

 

私「あっ・・・ちょっとダメだこれ・・・

  そういう事だったのか・・・!

  あのねこれねぇ!?

  凄いストーリーも良いの!

  ちゃんと読んでやってね!?

  これが無料なんてもったいないくらいストーリーも良いから!」

 

母「分かった!!!」

 

 

そこから

母はめちゃくちゃ集中して操作していた

 

しっかり敵を倒して

アイテムを使って回復もして進めている

 

 

私「はいここで出ましたダッシュジャンプ!

  矢印キーを素早く2回押しながらジャンプしないと

  ここは飛び越えられません!

  やって見せますよ!?」

 

母「うん」

 

私「・・・・・・・・ふん!!!」

 

 

見事にミス

 

 

私「ちょっと待って

  ・・・・・・・・・・・ふん!!!」

 

 

またもミス

 

 

5回目くらいでようやく成功した

 

 

私「・・・とまぁこんな具合に非常に難しいんですよほんと

  だからちょっと練習しましょうね」

 

母「こんなの分からないわ!

  出来るかなぁ!?」

 

父「70歳過ぎた婆さんにそんなの出来ないだろ!」

 

私「いや・・・多分出来ると思う・・・

  母のバイオハザードは凄かったもん・・・

  若い頃の私だって出来なかった事を平然とやっていたんだから

  この程度の操作出来ない訳がない・・・」

 

 

10分後

 

一服を終えて再び母の所へ戻って来た私が目にしたのは

 

 

華麗にダッシュジャンプをしながら敵を攻撃する母の姿だった

 

 

私「・・・・・・・・・・」

 

 

あの・・・

 

 

ダッシュジャンプスムーズに出来るようになったの

プレイ開始から1時間半以上経ってからだったんですよ・・・!

 

 

10分で越えていくのやめてくれません・・・!!!!!?